差分

  • 美術出版社
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本棚登録 : 439
レビュー : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784568503654

作品紹介・あらすじ

常に「新しい表現」を世の中に提示し続けてきた慶応大学・佐藤雅彦研究室期待から生まれた次の表現。脳科学者茂木健一郎氏との対談「差分と気配」を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 点と線だけで膨らむイメージ

    ひとつひとつの絵には
    時間の経過がなく
    その瞬間でしかない

    差分をとることで
    ストーリーが
    脳の中に浮かび上がる

    時間、音、風、指先の感触
    舌触りまでもリアルに感じる

    実際にはありえないことを
    脳は勝手に想像し
    結果的な事実のみ
    点と線から導き出す

    不思議な感覚
    脳は勝手だし適当だ

    当然と思ってみている景色
    常識と思って考えていること

    無意識で自分の世界を
    脳はつくりだしている

    人はそれぞれ
    見えている世界が
    きっと違う

    普段は
    考えないことを
    意識することはとても楽しい

  • 唯一無二。考えもしなかった考え。

  • 発想の転換,そういうものを求めるすべての人にとって良書.

  • 数枚の絵を見ると間を補完する。
    それは理屈ではなく感覚に近い。ありえないこと、経験できないことも感じることができてしまう。というような話だった。
    ピタゴラスイッチ監修?の研究室の著。
    ほとんどのページが絵なのですぐ読み終わった。

    本のタイトルをみて、個人的にテーマとして持っている「抽象化能力を向上させるにはどうすれば良いのか」のヒントになると感じて購入。
    差分が抽出できればそこに残ったものは共通部分、抽象化されたものではないか、との考えから。
    この考えに気づいたという意味では収穫だったけど、本の内容はそこまで直接関係なかった。純粋に面白かった。

  • 福岡さんの西田哲学の本を読んだんだけど、それと、たぶん、非常に近いことの話として読みました。差異とか、そういう、ポストモダンな話でもあるものを、非常に職人的なアプローチで攻めてみた本として読みました。上品。銀座でフルーツパフェみたいな感じ。

  • 二点間をヒトは容易に繋ぎ、その差分に各要素にが持っていない意味を見つける。一方で、過程に疑問が生じようと曖昧さを保ったまま繋げてて。
    感想としては、人間って凄いというか、愛らしさを感じました。
    ぐちゃぐちゃ書いてますが、図形を中心とした読みやすい本なので、ぜひ手にとってみてください

  • 想像力と省略性の合間を鋭く突かれる一冊。
    いままで引っかかったことにある抜けられない迷路には先に気付いたので、こういうものを観る眼にも経験(視点の多さ)も影響するのかな、と思いました。
    あと、対談における脳科学観点からの指摘も興味深かったです。

  • ピタゴラスイッチでおなじみの
    佐藤雅彦氏とその研究室生との本。

    名前のない(自分が知らない)反応や、思考方法に
    名前をつけてあげる作業は、なかなかスリリングで、
    その命名によって、いままで漠然としていた事象が
    急に立ち上って感じられるのも、またこれ認知科学の
    分野なのだろうなぁと思った。
    非常に奥深く、深淵なジャンル。
    面白い。

  • 面白い発想!
    ...だけど、脳が都合よ良く補完してるだけのこと。

  • 先日「指を置く」展を見に行ったのですが、この構想は長年にわたっていたのですね。図版が多いので、楽しみながら読めます。

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プロフィール

1954年、静岡県生まれ。東京大学教育学部卒。慶應義塾大学教授を経て、現在、東京藝術大学大学院映像研究科教授。主な著書に『経済ってそういうことだったのか会議』(竹中平蔵氏との共著・日本経済新聞社)、『新しい分かり方』(中央公論新社)、『考えの整頓』(暮しの手帖社)、『差分』(美術出版社)、『毎月新聞』(中公文庫)ほか多数。また、ゲームソフト『I.Q』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)や、慶應義塾大学佐藤雅彦研究室の時代から手がけている、NHK教育テレビ『ピタゴラスイッチ』『‪0655/2355』『考えるカラス』など、分野を越えた独自の活動を続けている。2011年に芸術選奨受賞、2013年に紫綬褒章受章、2014年にカンヌ国際映画祭短編部門招待上映。‬‬‬

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