ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン

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  • 美術出版社
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本棚登録 : 1957
感想 : 176
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784568504057

作品紹介・あらすじ

「傘で描く樹」、「人間で描く犬」、「骨盤で描く人物」まで、美術の先生が教えてくれないペン1本で描ける、ラクガキ秘伝の書。

感想・レビュー・書評

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  • 中学の時に新しく図書館に入ってきた本のひとつ。

    まず、「正方形?!」という驚き。
    当時触れてきた本は全て長方形だったので、「本は正方形でもいいんだ」という発見をした。

    絵を描くことはもともと好きだったけれど、技術的なことを学んだことはなく、この本はそれに少し触れた初めての本だった。

    気の抜けた、それでいて安定感のある絵は、見ていて飽きない見応えがあった。

    社会人になってからブックオフで見つけ、購入。

    これを見ると、中学生の自分にとって救いだった図書館のあの空気を思い出す。

  • 絵の基本を練習したいと思って読んでみたが、ある程度絵を描き慣れた人向けのレベルだと思った。ポーズの書き方や木の書き方は、考え方は理解できたけれど、真似しようとすると難しい。
    でも、絵が描ける人の発想、考える道筋は興味深く、勉強になった。
    ラクガキって奥が深いんだなあ。

  • 幼いころは、裏が白紙の折り込みチラシを探しては絵を描き殴っていたものだが、大人になってからはラクガキすらしなくなったもんな~。
    よくバラエティの企画なんかで「記憶スケッチ」とかやってるけど(結構好きなんだけど)、いざお題を出されて自分はちゃんと描けるのか?っつーと自信ないわ~。
    本書は、まさにラクガキ世代&寄藤ファンの娘のために購入した本で、ちょっとしたラクガキ指南な内容なんだが、いかに自分がカチコチの凝り固まった頭で物事を見ていたかとびっくり。寄藤氏の著書はどんな内容でも新鮮な発見に満ちているわけだけど、別にラクガキが上達するつもりはない私でも、内容に引き込まれ、笑って読めるからすごいなと思うのだ。
    特に「カラダの描き方」のコツは分かり易くユニークであった。その昔、少女漫画風なイラストの顔ばっか描いてて体はさっぱり上手く描けず、結局飽きてしまったのだが…。基本動作の組み合わせでこうもバリエーション豊かになるのかと、勉強になりました。
    絵心がなくっても十分に楽しめるラクガキ教科書です!!

  • ほほぅ、と思ったこと.
    1.実際の形を別のものに置きかえてみる
    (例えば、木の枝はトーナメントを逆さに見た感じ、広葉樹は傘のかたまり、針葉樹は犬のしっぽの回転体・・・)
    2.昆虫+機械=エイリアン

    ただ写実的に書いただけでは面白くない.ありのまま描くだけじゃつまらない.ちょっとデフォルメして描くのがラクガキのよいところなんだなぁ.
    人物を描くのもモデルを頭の中で動かしながら描いているんだーと面白く読んだ.誰でもできそうに書いてあるところがこの本の良いところだな.ちょっと描いてみよっかな~

  • ラクガキで無限に広がる大きく小さな世界。
    ラクガキは短歌のように想像が広がると思った。
    自分も楽しくラクガキできるようになりたいと感じた。

  • おもしろかった。うまい絵を描くためというよりも、楽しく絵を描くための本というかんじ。彼独自の人体モデル(おっさん)、頭に浮かんだランドスケープをどう保管して絵にしていくか、がとても参考になった。あと、接点が大事、というのも、少ない線で描くときにいかに立体感を盛り込むかに繋がっていて、添えられたイラストを見るにつけ「なるほどー!」と首肯することしきり。とにかくこれまでのイラスト手引き書とはまったく趣を異にしているのだろうと思う。まったく絵を描いたことがない人よりも、ある程度描ける人のほうが楽しめるように思う。

  • この方のイラスト大好きです。絵が苦手な人も描いてみようかなと思わせる本です。

  • 別にイラスレーターになりたいとかじゃないんですけど、サラッとナイスなイラスト描けたらいいなーって思うことありません?

    今さら1から絵の勉強してるわけにいかないけど、木を描くとわたあめにしかならないし、犬を描くと絶対に人面犬になってしまう。

    そんな大人にピッタリの落書き指南書です。

  • 見るだけでも楽しい。こんなふうにラクガキできたら楽しいなぁ。モノに顔をつけるのとか人の感情を表現する絵は特に楽しかった。

  • 何回読んでも面白い!

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著者プロフィール



「2017年 『地震イツモカレンダー(万年日めくり)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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