大人たばこ養成講座 MINI 1

著者 : 寄藤文平 岡本欣也

• 美術出版社 (2011年10月22日発売)

感想・レビュー・書評

[メイプルマフィンさんの感想 · 2014年6月11日]

かつて、よく中吊り広告や雑誌の広告で目にした「大人たばこ養成講座」。夏祭りで、ゲレンデで、披露宴で、花見で、競馬場で、出張で、ドライブで…etc。様々なシチュエーションでのたばことの付き合い方を、真面目なんだかふざけてんだか、絶妙なバランスでレクチャーしてくれるこの広告が大好きであった。発表されて10年以上経っているから、タバコを取り巻く環境が当時に比べ若干変化した故、ちょっと古さを感じるところもあるけど…それはそれで十分面白い。当時の若者を体現した、オバカで下品でしょっちゅうハメを外すホウサクがユニークすぎる。
十分に満足な内容なんだけど、いかんせん字＆イラストが小さくて細かくて見辛いのが残念！縮小miniサイズゆえ、そこは仕方ないんだけどね…。
イマドキの男子は、ここまで下心ムンムンではないんだろうなぁ…。ガツガツいきなよ～とは言わないけど、ホウサクの空回り気味な鼻息の荒さを懐かしく思ってしまうのは時代なのか、自分が年を重ねたからなのか。何にせよ、名作ですわ。

[はるさんの感想 · 2015年1月22日]

購入

広告として連載されている「大人たばこ養成講座」をまとめたもの。
花見でのお作法、美術館でのお作法、など様々なシーンでの大人としてのマナーをイラストと短文で描いている例の広告。

シーンは様々だけれど同じリズムの紙面が続くので読んでいるとちょっと飽きてくる。
ちょいちょい下ネタもあり、センスの合う合わないが別れる本だと思う。

[有坂汀さんの感想 · 2011年11月30日]

作者の視点の面白さと、実際に使用できるような内容のつくりに思わずニヤリとしてしまいました。このセンスには正直脱帽ものです。

僕も何度かこの広告を雑誌で見ていて、「おっ」なんて思っていて、気になっていたときにたまたま本屋で単行本化されてたのを目にしたんで、手にとって読んでみたしだいです。これはたぶん、単行本にはまだ未収録だと思うんですけど、その中に『ブログの書き方』と言うものがあって、いいえて妙な教訓が味のある絵に添えられてあって、それが面白かったんですよね。

今回取り上げた本は、その第一弾になるんですけど、こうして改めてみると、面白いものがあって、作者の視点に何度もニヤリとさせられました。特に僕が好きな箇所は最後のほうに収録されてある『AVレンタルのお作法』の中にある
『セレクトにはじっくり時間をかけること。借りたいものが貸し出し中でもあまり落胆しないこと』
これは実際に僕自身の経験からもあることなので、思わず読んでいて吹き出してしまいました。

そして、『ラブホテルでのお作法』のなかにある
『若いうちは道具に頼らないこと。自らの肉体を最大の武器とすること』
という箇所には爆笑してしまいました。他にも多種多様なシチュエーションでよくこんなこと考え付くなぁ、といいたくなるほど
『あぁ、よくあるなぁ、これ』
ということが書かれてあって、久しぶりに楽しく本を読みました。こういう笑いを含んだ本が自分の生活に必要なんですね。そんなことを考えてしまいました。

[よしきさんの感想 · 2011年11月29日]

ずっとほしかったけど買えてなかったらちっさくなってたので

著者プロフィール

「2017年 『地震イツモカレンダー（万年日めくり）』 で使われていた紹介文から引用しています。」