本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569543758
感想・レビュー・書評
-
波頭亮氏の本はいつも学びが大きい。人事制度の目的が「適材適所の実現」と「モチベーションの極大化」の二つであるというのは非常に本質を突いていると思う。また、ポスト終身雇用においてマネジメントシステムの基軸となる二つのコンセプトも今の日本の状況と照らしてみると興味深い。「スポット型マネジメント」というのは「労働の価値に対して対価を支払う」というジョブ型雇用のあり方に言い換えることもできるし、「多様化高コスト型マネジメント」もメンバーシップ型雇用からジョブ型雇用へ移行する際に企業・人事部門に求められる対応と同じ性質のものだと思う。この本も高橋俊介氏の「人材マネジメント革命」と同じ1994年に出版されている。結局、この頃からの問題を積み残してきたのが今の日本なのだろう。
詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示