- 本 ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569553894
感想・レビュー・書評
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この人は今の日本がキライなんやなとわかりました。
個人的にはここで取り上げられてる石田梅岩や大久保利通や渋沢栄一は尊敬すべき日本人と思ってるのですがどちらかといえばライバルの個人主義を褒める形で落としてるように思います。
まあ話的には面白かったので全く異論はないのですがσ^_^; -
後編。
現代の日本の官僚制度と業界との癒着関係、年功序列と終身雇用制度、といった体質や勤勉さといった性質がなぜ形成されてきたのかが流れとしてよくわかった。良い意味でも悪い意味でも現代の日本を創ってきた偉大な人物であると思う。今作られてきた体質や性質は、その当時は良くても、時代の変化によって現在ではその体質が良くない状態であることも理解できる。そういう意味では長期目線で考えること、それを歴史から学ぶことに意義があると感じる。
日本をよく知る上で良本だと思った。 -
前編に続き、日本を創った「6人」の功績を讃える書。前編よりも時代が新しい偉人達が選ばれており、今の日本に与えている影響をより身近に実感できる。江戸時代の思想家である石田梅岩、「維新の三傑」のひとり大久保利通、渋沢栄一・マッカーサー元帥・池田勇人そして松下幸之助と、一気に昭和の成長期へと盛り上げる展開はまるで映画のよう。時を経ても陳腐化しない内容ということで、前編と併せて2006年に「文庫落ち」バージョンを出してもう一稼ぎと、さすがに経済官僚らしく「ちゃっかり」していた堺屋サンだが、惜しくも2019年に83歳で亡くなった。官僚出身でありながら、官僚手動の政治を厳しく批判し続けて「楽しい日本を創ろう」というメッセージを遺した。
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日本人の独創性
日本は外来文化の熱心な受容者
師の国を上回る
聖徳太子の同時多宗教
源頼朝の権力の二重構造
日本においては過去が大きな存在
変革の時代
先人の生み残した何を守り、何を切り捨てるか -
"日本の形を作ってきた歴史上の人物。
堺屋さんが選ぶならこの人という人たち。
渋沢栄一さんのところで岩崎弥太郎さんが登場する。龍馬伝という大河ドラマを思い出した。池田勇人総理大臣が経済大国の礎を作った。松下幸之助さんも登場。" -
倹約、勤勉、官僚、日本的経営等、国の特徴には歴史がある。
特に石田梅岩の『勤勉に働くことは人生修行』との考えは多くの日本人に残っている。
日本人の良い面と悪い面を語れるようになりたいと感じた。 -
人物として興味のある人が名を連ねていたので、伝記物と思い購入。もちろん人物伝としても簡潔に紹介していますが、その人々が作り上げた組織、思想、システムが現代日本の様々な命題に直結しているのが面白い。タイトルの意味がよくわかりました。201308
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2012/10/6 No.7
著者プロフィール
堺屋太一の作品





