まず微笑 (PHP文庫 ミ 4-1)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569561813

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  • 単身赴任の中、自宅の断捨離の対象になった。
    全く内容は覚えていなし、いいかと思ったが、少しページをくると
    「苦しみについて1,2」という題が目に入った。
    痛みに苦しむ患者が看護婦さん手を握ってもらうことで薬でも抑えられなかった痛みがやわらぐ。もう一人が苦しみを分かち合ってくれると感じるからという話。
    我々はなにか苦しい時、苦しいのは自分一人ではないことを考える必要があるようである。いやそれと共に苦しみを通して他人と結びつくことがどんなに必要であろうか。

  • 三浦朱門、曽野綾子、遠藤周作というクリスチャン、仲の良い三人のエッ
    セイ集。三人それぞれに視点はおもしろく、鋭くかつ、やさしい。
    が、この三人を比べると、やはり遠藤周作の文章に魅力を感じる。そして読みやすい。遠藤周作の小説の題材になったのかと思わせるようなエッセーもあり、周作ファンは必読書と思われる。

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著者プロフィール

三浦 朱門(みうらしゅもん)
1936年東京生まれ。教職に就くとともに作家活動に入る。1985年4月から翌年8月まで
文化庁長官を務める。99年には産経正論大賞を受賞。同年、文化功労者となり、日本文藝家協会理事長、日本芸術院院長を歴任する。著者に「箱庭」(講談社文芸文庫)、「夫婦口論」(曽野綾子共著・扶桑社)、「不老の精神―魂は衰えない」(青萌堂)、「朱に交われば・・・私の青春交遊録」(マガジンハウス)、「日本の活路―気鋭対論」(渡辺利夫共著・海竜社)など多数。2017年2月没。

「2020年 『新装版 老年の品格』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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