悟りの分析: 仏教とユング心理学の接点 (PHP文庫 ア 7-1)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569563855

感想・レビュー・書評

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  • タイトルが示す悟りなどより、自分の考え等はどうでもよくその場のかかわりの方を重要視するという、著者が描く日本的風土とか日本人の意識の方が興味深かったです。日本では、悟った人でさえも日本独自の「空気」にやられてしまいおかしな人格になってしまう、というのも面白い。
    夜女性でも一人で歩けるという犯罪の少なさや人種差別が無い(ように見える)表面の下では、ものすごく息苦しさを覚え、生き辛い社会をどうすればいいのか?これからの日本人の大きな課題だと思います。

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著者プロフィール

秋山 さと子(あきやま・さとこ)
1923年東京生まれ、1992年没。ユング派の心理学者で、お茶の水女子大学や駒澤大学などに務める。著書に『ユングの心理学』(講談社現代新書)、『ユング心理学へのいざない―内なる世界への旅』(サイエンス社)、訳書に『ユングとタロット――元型の旅』(共訳、新思索社)など。

「2020年 『グノーシスの宗教 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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