日米・開戦の悲劇: 誰が第二次大戦を招いたのか (PHP文庫 ハ 8-1)

  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569565163

作品紹介・あらすじ

日本とアメリカは、なぜ戦争しなければならなかったのか?あの太平洋戦争、そして第二次大戦とはいったい何だったのか?戦争を欲したルーズベルトが仕組んだ巧妙な「罠」、そしてパールハーバーの悲劇。次々と明らかにされる日米開戦の真実。本書は当時の状況をもっともよく知るアメリカの元下院議員が、無益な戦争を引き起こした権力者の野望と欺瞞を明らかにしていく。

感想・レビュー・書評

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  • ハミルトン・フィッシュ(共和党)は1920-45年にかけてアメリカ合衆国の下院議員を務めた人物で、戦時中の議会でフランクリン・ルーズベルト(民主党)を批判したことで広く知られる。
    https://sessendo.blogspot.com/2018/11/blog-post_2.html

  • 孤立主義を唱えルーズベルトを批判するハミルトンフィッシュによる一書。日米開戦に至った経緯をルーズベルトらによって画策された対日本への工作、イギリスやフランスが第二次世界対戦を引き起こす為に下準備をしていたことを見事に看破している。ルーズベルト率いる戦争内閣による対日本への画策事項も日本人以外のアメリカ人によって書かれたものは初めて見た。並びに如何にイギリスらもダンツィヒ問題を引き合いに出しナチスを戦争へ誘因し第二次世界対戦へ至らしめたかの経緯があまりにも貴重なものだ。
    歴史の真実を暴いた一書である。

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著者プロフィール

1888-1991年。ニューヨークのオランダ系WASP(通称ニッカーボッカー)の名門に生まれる。祖父はグラント大統領政権で国務長官をつとめ、父は下院議員に選出された政治家一家。ハーバード大学卒業後、1914年、ニューヨーク州議会議員となる。第1次大戦では黒人部隊を指揮して戦う。帰還後の20年、下院議員に選出(~45年)。共和党の重鎮として、また伝統的な非干渉主義の立場から第2次大戦への参戦に反対するも、対日最後通牒(ハル・ノート)の存在を隠して対日参戦を訴えたルーズベルトに同調する議会演説を行なう。後にこれを深く後悔、戦後は一貫してルーズベルトの、ニューディール政策に代表される議会を軽視した国内政治手法とスターリンに宥和的な外交を批判し、大統領の開戦責任を追及した。

「2017年 『文庫 ルーズベルトの開戦責任』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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