黒田官兵衛 (PHP文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569569031

作品紹介・あらすじ

累計10万部突破のロングセラー!

 軍略の才と仁徳を併せもった戦国一の器量人。

 官兵衛が荒木村重のいる有岡城に入ったまま出てこない、と聞いた信長は、裏切られたと思い、 直ちに 「官兵衛の子、松寿丸を殺せ」と秀吉に命令した。

 しかし、官兵衛を信じる秀吉は竹中半兵衛と謀り、秘密裏に松寿丸をかくまうのだった――。

 秀吉の信任厚く、天下統一に向かって縦横無尽の活躍をした黒田官兵衛。

 敵将からもその人徳を称えられた名軍師の生涯を描く長編人物小説。

 信長は時代が生んだ天才である。そして天才に相応しく、古いこの国の慣習を根こそぎ改めていった。だが信長には、覇道はあっても王道はない。王道を歩もうとしない王は、いつかこの世から拒まれ、不慮の死を遂げる、と官兵衛は思った。

 すると、官兵衛の心中に不逞の野望が芽生えた。

 これから天下はどうなる、と思った時、官兵衛は秀吉の耳もとで囁いた。

 「との! 天の時が訪れてござる。天下をお取りなされ!」

 (本書より)

 文庫書き下ろし。

感想・レビュー・書評

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  • 希代の軍略家である、黒田官兵衛のことが知りたくて手にとりました。福岡・博多の黒田武士の原点は播磨にあったのですね。

  • 【Entertainment】 黒田官兵衛/浜野 卓也/20140115(3/178)
    ・非常に知略に富んでいるが、戦国の時代を終わらせ、日本を統一させたい、という明確な大ビジョンのもと、知略があり、行動があるので、ずるがしこさを感じない。
    ・そうした明確なビジョンが日々の考えや行動を支えているのだと痛感。翻って当方は?

  • 秀吉の世界最強のNo2と呼ばれた、黒田官兵衛。

    本能寺の変で信長が死に、今がチャンスだと秀吉に助言。明智光秀をかたき討ちを段取り、そのまま豊臣秀吉は天下統一ψ(`∇´)ψ

    秀吉は、あまりにも頭が良すぎる官兵衛をヤバいと思い、今の福岡に飛ばしてしまう^^;

    官兵衛は、貯えていた財産で浪人を集めて軍勢を作っていた。

    秀吉が死に、関ヶ原で合戦が始まると聞き、今がチャンスだと大逆転の計画を立てる。(*^^*)
    合戦で九州が手薄になったときに、九州を制覇して、そのまま関ヶ原で勝った相手に追い討ちをかけて、攻め上がろうという計画。(o^^o)

    この計画がバレないように、息子を徳川家康側に送った。
    関ヶ原で20万の軍がバトってる1週間くらいの間に、九州制覇➡︎中国.近畿を攻めてからの追い討ち‼︎の計画

    1600年 9月15日 午前8時
    関ヶ原の合戦 開始

    黒田官兵衛の計画は無事成功して、天下統一する事が出来るのかーーー‼︎ψ(`∇´)ψ

  • 456956903x 381p 1997・10・22 1版9刷

  • 好きです!!

  • 官兵衛が荒木村重のいる有岡城に入ったまま出てこない、と聞いた信長は、裏切られたと思い、直ちに「官兵衛の子、松寿丸を殺せ」と秀吉に命令した。しかし官兵衛を信じる秀吉は竹中半兵衛と謀り、秘密裡に松寿丸をかくまうのだった―。秀吉の信任厚く、天下統一に向かって縦横無尽の活躍をした黒田官兵衛。敵将からもその人徳を称えられた名軍師の生涯を描く。

    2010.10.8読了

  • キリシタンとしての一面を(他のクロカン本より)掘り下げて書いてあって、大変楽しめました。
    こういうのを読んでみたかったので、痒いところに手が届いた感じです。

  • 私の黒官の原点な一冊。可愛いんですよ。

  • 官兵衛の「この時、失言を犯した。」

  • 官兵衛が荒木村重のいる有岡城に入ったまま出てこない、と聞いた信長は、裏切られたと思い、直ちに「官兵衛の子、松寿丸を殺せ」と秀吉に命令した。しかし官兵衛を信じる秀吉は竹中半兵衛と謀り、秘密裡に松寿丸をかくまうのだった―。秀吉の信任厚く、天下統一に向かって縦横無尽の活躍をした黒田官兵衛。敵将からもその人徳を称えられた名軍師の生涯を描く。

    1996年6月7日購入

    1996年6月7日初読

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著者プロフィール

●児童文学作家、評論家。1926年静岡県生まれ。早稲田大学文学部卒業。おもな創作に『とねと鬼丸』(小学館文学賞)、『やまんばおゆき』(サンケイ児童出版文化賞)、『ぼくたちの家出』『さよなら友だち』ほか、評論に『新美南吉の世界』(新美南吉文学賞)、『戦後児童文学作品論』などがある。2002年、日本児童文芸家協会賞特別賞受賞。2003年死去。

「2018年 『伊達政宗 (新装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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