男の作法 (PHP文庫 い 10-7)

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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569570419

感想・レビュー・書評

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  • 欧米滞在期間が長かったであろう著者によるマナー、エッセイ集。
    純粋な日本人であるワタクシとしては、なかなかピンと来ない内容が多いと感じたものの、服装に関する件、靴の手入れに関する件等、参考になる記述も多々あり。

  • マナー五割エッセイ五割です。

  • 板坂元が説く男の「作法の精神」。 学生時代に板坂元のベストセラー「考える技術・書く技術」を読んだことがあります。文章にも多くの拘りを持つ著者ですが、文房具や骨董のほかに、エチケットやマナーにも強い興味を抱き、ライフスタイルにも拘りがあったようです。この本では、マナーとはどんなものか、ビジネスマナー、話し方、服装、食事、海外でのエチケット、贈り物など、自分の体験談や蘊蓄などを含めて、正しい作法を紹介しています。
    マナーに対して寛容になった感じのする現状では、この本にある作法はやや堅苦しい感じがしますが、作法の基本として覚えておくことは必要かと思います。
    作法については実践できなくても、この本に書かれている作法の蘊蓄を読むだけでも結構勉強になります。

  • ニル・アドミラリ(ラテン語)=どんなときも自分の感情を表に出さない 19世紀英国

  • いいです、これ!

    はじめに筆者自身が書いている
    『マナーは、人に気づかれないように、
    さりげなく守るのがコツだ。「これでもか、
    これでもか」と他人に見せつけるのは
    成り上がり趣味であって、マナーとして
    下等なものだ。育ちの良さとかエレガント、
    ソフィスティケートといった形容は、
    洗練されたマナーについて言われる。
    つまり、マナーは押し売りするものではないのだ。
    だが、マナーはただ受身的に守るだけのものではない。
    マナーは自己表現の技術である。』
    の言葉通りです〜。

    ちゃんとしたクラスの、ちゃんとした人が
    形だけでなく心構えとしてどういう姿勢でいるのか
    いろいろなヒントが書いてあって、
    なるほどな〜、ふ〜ん、と
    充実した読書タイムをすごせました。
    精神論ばかりなわけではなく、とっても具体的な
    小さなこと、見逃していたことなども
    書いてあるので参考になります。

    上着のボタンの扱いとか
    名刺の持ち方(指の位置と向き)とか
    文房具についてとか
    海外で気をつけることとか。。。

    「ブランド物のバッグやドレスなどは
    街を歩くときのものではない」という
    筆者の主張に賛成。

    美学だなぁ、美学^^

  • 礼儀作法系の本にありがちな、「『作法』というより『著者の趣向』」に近い本。

    特に海外の例を引き合いに出して語られるのは正直勘弁です。

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著者プロフィール

1922生まれ。東京大学文学部卒業。近世文学専攻。成城大学、ケンブリッジ大学、ハーバード大学、創価女子短期大学副学長などを歴任。2004年逝去。

「1973年 『考える技術・書く技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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