「相対性理論」を楽しむ本 よくわかるアインシュタインの不思議な世界 (PHP文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569572161

作品紹介・あらすじ

本書は、一般的には難しいと思われがちな「相対性理論」を、数式や専門用語をできるだけ使わず、誰でもスラスラ理解できるように解説。「遅れる時間」「双子のパラドックス」「無から生まれた宇宙」など、謎と不思議に満ちあふれたアインシュタイン・ワールドへ、あなたを招待します。楽しいイラストとポイントが一目でわかる図解も満載で、10時間で理解できるように構成された画期的な入門書。

感想・レビュー・書評

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  • 相対性理論の入門本。ニュートン力学で説明できない光の速度を相対性理論を通じて分かりやすく解説してくれ、かなり知識が拓けた感じがある。アインシュタインの生涯もなかなか波瀾万丈で面白かった。一般相対性理論の公式は複雑すぎて理解できないが、特殊相対性理論の公式はとても美しくて、数値を当てはめた時に抑揚感がある。読んで良かった本だ。

  • 目に見える理解できること=常識、
    ではないことの最もたる例
    文系である自分でも相対性理論を理解しやすく解説してくれている

    ■時間、長さ、質量は絶対的なものではない。
    -光速に近づくほど、時間は遅く、長さは縮み、
    質量は重くなっていく

    ■光の速度は一定、秒速約30万km
    -速度合成の法則が適用されない

    ■微量な質量には莫大なエネルギーを保有している
    -エネルギー=質量✖️光速✖️光速
     E=mc2
    -原子爆弾のメカニズムはウランの原子核に中性子を当てることで核分裂を起こし、質量が減りエネルギーを発生させている

    ■宇宙の始まりは物理科学的に説明可能
    -虚数の時間において生まれ、トンネル効果により非常に小さい大きさに成る
    -時間が実数に変わることにインフレーションを起こし、ビックバンとなる
    -超高温高密度の宇宙内で軽元素である水素ヘリウムなどが作られる
    -上記までで3分であり、そこから徐々に拡大・冷却され、現在の姿に

    ■補足(一般相対性理論に基づく所感)
    ・ドラゴンボールに出てくる「時と精神の部屋」
    あの部屋は光速で移動する空間であったのか?

    ・浦島太郎で出てくる亀は光速に近かったのではないか?

    ・ジョジョのDUOの技「ザ・ワールド」の世界は重力がとても強かったのではないか?

    ファンタジーに科学を持ち込むのはナンセンスだが、実は現実世界でも可能なのかもと思える事実はロマンだと思う

  • 学生時代にアインシュタインの相対性理論を説明する本を何度か読む機会はあったんですが、どれも数式や論理的説明が難解で理解が出来なかったんですが、本作はかなりわかりやすいと感じました。
    といっても本書も完全に理解したというレベルではないのですが、これほど難解な理論をここまで解りやすく書けるというのは感服させられます。

    仮に本書をすべて理解したとしてもアインシュタインの理論の片鱗に触れたことにしかならないと思いますが、入り口に関してはかなり理解出来ると思います。

    宇宙の不思議など、人間がまだ解明出来ていない神秘についての考えも補強できる良書でした。

  • 宇宙って興味深い!

    文系ですが、"天才科学者はこう考える"で科学に興味を持ち、そしてアインシュタインと相対性理論を知りたいと思い、レビューが良かった本書を購入しました。
    結論、2回読んだらわかります。数式をほとんど使っていないので、かろうじて出てくる数式も何とか理解できます。そして何よりもこの本の恩恵は、私の世界観を変えてくれたこと。後半の宇宙論は、ホーキンス博士の虚数論やブラックホールの謎などスケールがどんどん大きくなりワクワクします。宇宙というものを考えるきっかけになりました。

  • さくら剛氏の「感じる科学」で知った相対性理論に興味が湧き、本書を購入‼
    ど素人の私でも途中で投げ出すことなく、楽しみながら最後まで読みきることができました✨

  • 34:量子論に引き続き、物理強化期間。わかったような気にさせる構成、切り口がすごい。何とか創作に活かしたいものです。

  • うーん、一般相対性理論難しい・・・
    ただ、この本はできるだけ難しい部分をかみ砕いて説明してくれているので,相対論がどのようなものかは理解できると思う。
    講義での相対論が理解できるようになりたいけれども。笑

  • 2009年2月25日~25日。
     これは面白い。
     めちゃくちゃ面白い。
     本が、ということでなく「相対性理論」がである。
     特に「特殊相対性理論」にはワクワクする。
     以前は「どうせ難しいだろうしなぁ」と敬遠していたのだが、もっと早く勉強しておけばよかった。
     この本、あまり専門的なことは書かれていないが(専門的なことを書かれたらお手上げだろうな)そのことが逆に「相対性理論」をこれほどに面白いものにしているのだと思う。
     入門書としてはうってつけだと思う。
     時間があれば、もっと勉強してみたいと思わせてくれた。

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    ▼ 100文字感想 ▼ 
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    アインシュタインの本を読んで、一番強烈に驚いたは、
    「思いは紙に書く」、「思いは引き寄せる」などの成功法
    則がすべて物理学で説明できるということ。宇宙や自然
    の真理を知ることが人間の心理を知ることになるのです。


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    ▼ 5つの共感ポイント ▼ 
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    ■物理学とは数式という「言葉」で自然現象を説明する
     ものなのです

    ■「相対」とは「他との関係の中で成立するもの」。反対
     語の「絶対」は「他との関係や比較を必要としないもの」

    ■動くものは、止まっているものより時間の進み方が遅
     くなる、そして重くなる

    ■宇宙の真理は「怠け心」。できるだけ新しいことをしたく
     ない。今のままが良いという傾向がある

    ■人生とは時間です。私たちの存在は時そのものである

  • 相対の意味が良くわかっただけでも良しとするか。

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