大谷吉継―「関ケ原」に散った仁将 (PHP文庫 の 4-2)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569573953

感想・レビュー・書評

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  • 自分の中の大谷吉継像との隔たりがあってイマイチだった

  • 盟友・石田三成との信義を貫き、関ケ原の合戦で壮絶な最期を遂げた仁将・大谷吉継。秀吉に見出され、賤ケ岳の合戦で戦功をあげた青年期。越前敦賀城主となり、豊臣政権の奉行として活躍する壮年期。「関ケ原」以前の吉継を克明に描く本書は、秀吉の死後、諸大名が裏切りと日和見に終始するなか、正義と至誠に殉じた吉継の人となりを見事に描出する。「戦国最高の男」を活写した歴史巨編。

  • とても読みやすくて、大谷さんがかっこ良かったです。

  • まず最初に感じたのは、言葉が現代風で読みやすかったこと。これなら中高生の歴史書を読んだことがない人も抵抗なく読めそうな気がします。そして題名にまでなっている主人公がその他の登場人物と同じくらいの扱いに感じられた事がある意味新鮮でもありました。普通ならもっと細かな日常の出来事や、感動の場面が多くあってもよさそうなのに、不思議なくらい普通でした。この時代は信長、秀吉、家康とあまりにも歴史上有名すぎる人々が多く居たとはいえ、題名にまでした人物の扱いが普通すぎて、誰の本として書かれているのか分からないまま最終局面に突入して、最後の方でようやく主人公らしくなったかと思えば読了と少しホットした反面、もう少し扱いが大げさでも良かったのではと感じたしだいです。この時代の読みやすい本としては本当におすすめです。

  • 大谷吉継は死に様が格好いい武将で好きでしたが、生き様も素敵ってことがわかった本。

    でも死に様は、司馬遼太郎の「関ヶ原」が断トツ格好いい。

  • 初の歴史小説。面白くて、一気に読み終えました。なんとも気高い吉継に、惚れてしまいました!他の方が書かれた吉継本も読みたいと思います。

  • 初めて読んだ大谷吉継本です。
    知勇を兼ね備えて人望も厚いのに、どこか一歩引いたところから周りを支える、謙虚な姿勢に痺れました!

    秀吉や官兵衛から夫婦扱いされていましたが、三成のよき友人であり理解者だったことがすごく伝わってきました。
    妻に向かって三成の力になれないことを嘆くシーンがとってもよかったです。
    あと、関ヶ原前に東軍から寝返りを誘われたときの吉継の対応の仕方がかっこよくてスカッとした!
    堂々っぷりが男前です。
    読んでいくにつれどんどん熱くなる1冊でした。

  • 正統派に格好いい大谷吉継。登場人物すべてから好感情を向けられるというたぐいまれなモテ男である。
    千人斬りのエピソードと、茶会での例のくだりの描き方が秀逸。

  • 吉継の性格がとても上手く表現しており、発病後の心情などとても良かったです。

  • soutenkoroです。

    ☆5!!!!!

    純粋武将です、むちゃくちゃ好きです。

    佐吉&紀之介 竹馬の友、刎頸の交わり。

    不治の病に侵されながらも、友人を助ける
    大戦の関ヶ原。

    ”契りあらば 六の巷に まてしばし 遅れ先立つ ことはあれども”辞世の句です。
     

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著者プロフィール

作家

「2017年 『大谷吉継 信義を貫いた仁将』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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