福島正則: 秀吉天下取りの一番槍 (PHP文庫 た 27-2)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569573984

感想・レビュー・書評

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  • 賤ヶ岳の七本槍で名をはせて大名にまでなった福島正則について書いた本です。

    この本では、侍を夢見る桶大工の息子時代から、領地であった広島を追われて、信濃へと旅立つところまでが描かれています。

    天下を取るのは血筋ではなく、実力が必要と考えていたようで、秀吉の後は徳川家康が天下を握るのは当然で、豊臣家が生き残れればよいと考えていたようです。

    長きに渡り戦場で活躍していた加藤清正や福島正則には、やっぱりこの考え方に基づいた行動を取ったと考えるのが自然と思いました。

    ↓ ブログも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-77fd.html

  • 侍になることを夢見る桶屋の倅・市松は、織田家の奉公人・福島市兵衛の養子となり、秀吉に仕えることになった。やがて本能寺で信長が斃れ、秀吉の大躍進が始まる。手柄を目指す市松は、賤ヶ岳の合戦で真っ先に兜首を取り、「七本槍」の筆頭として名を挙げ、その後、50万石の大名へと出世していくのである。乱世を、武将として誇り高く勇猛に生きた男を描く力作長編。

  • 加藤清正のポジションが正則になっているような…。
    最近読んだPHPのははずれが多いな。

  • たぶんこれだったと思う笑
    可児さんや部下が面白い福島正則を主人公とした小説です。
    なんというか正則と愉快な仲間たち・・・といった感じです。
    PHPなので読みやすく明るく読める内容です。
    ちょっと谷大善がいた!嬉しい!

  • “賤ケ岳七本槍”の一人として秀吉に可愛がられ、関ケ原では東軍の先鋒をつとめて家康にも信頼された闘将の、誇り高き生き方を描く。
    「賤ケ岳七本槍」の筆頭として知られる福島正則の、少年時代から大大名に成長していく様を、若き日を中心に活写する長編歴史小説である。
     侍になることを夢見る桶大工の倅・市松は、ひょんなことから織田家の奉公人・福島市兵衛の養子となり、木下藤吉郎時代の秀吉に仕えることになる。やがて、本能寺の変で信長が斃れ、秀吉の大躍進が始まる。何とか手柄をたて、秀吉に認められたい市松は、賤ケ岳の合戦で見事、真っ先に兜首をあげ、一躍五千石の部将に取り立てられるのである。以後、己の腕一本で出世街道を歩み、関ケ原の合戦では東軍の先鋒を務めて五十石の大名に上りつめるのである。
     著者は、正則を世渡りの上手くない誇り高き男と評する。不器用ながら、愚直なまでに信義を貫き、決して権力におもねることのない正則の生きざまは、何かとモラル低下が取り沙汰される現代社会において、日本人としての本来の生き方を再考させてくれる一著である。

     2003年6月7日再読

  • ちゃんとラブロマンスがあった(笑)<br>
    ていうか一歩引いて物事を見てる感のある正則に不思議な違和感。

  • 桶屋の息子が侍になることを夢見て、秀吉子飼いの武将となった。年上の女・千歳との叶わぬ恋、思うようにいかぬ出世。彼は秀吉の世を、そして後に訪れる家康の世をどう生きたのか。

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