古代史の秘密を握る人たち 封印された「歴史の闇」に迫る (PHP文庫)

著者 :
  • PHP研究所
3.16
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本棚登録 : 150
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569575667

作品紹介・あらすじ

日本古代史は、今なお多くの謎に包まれている。手がかりとなる『古事記』『日本書紀』が日本最古の正史でありながら、神話や伝説を用い、まるで意図的に真実を隠そうと煙に巻くかのような語り口だからだ。▼ところが近年、相次ぐ考古学の発見によって、『記紀』の記述と一致する事実も指摘されるようになった。つまり神話や伝説といえども、そこにある程度の真実が秘められている可能性が出てきたのだ。▼本書は、気鋭の作家が古代史の重要人物に焦点を当て、神話や伝説の謎解きに挑んだ意欲作である。▼例えば大化改新の真相は、罪もない蘇我入鹿を暗殺し、権力を奪おうと天智天皇と中臣鎌足が仕組んだ陰謀だと著者は断じ、死後入鹿が鬼の姿となって現れ、朝廷を祟ったという伝説が、それを暗示しているのだという。▼他にも、卑弥呼の正体を解く鍵を握る人物、浦島太郎伝説に秘められた謎など、驚きの連続である。▼読者は改めて古代史の面白さに魅了されるに違いない。

感想・レビュー・書評

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  • 記紀、様々な伝承を元に、著者独自の推論を組み上げていく様がとても面白かった。ただ、根拠は示されていないので、歴史ミステリーを楽しむには良いが説得力はあまりないように思う。

  • 前回読んだ本より易しく書かれてあると思うがなかなか難しい。同じ内容が多々みられたが理解しづらかった。題名に惹かれて購入したが理解できるまで何回読めばいいのだろう。。

  • 2017年5月6日読了。2回目。

    ◾️あらすじ
    ・古墳時代から奈良時代までの人物たちの様々な人間模様
    ・日本史の教科書にはない見方
    ・2001年出版当時の説だが、不可思議な箇所は未だにない。

    ◾️コメント
    ・藤原氏が百済からの渡来系か?
    ・天皇家以前にヤマトに大王がいた
    ・藤原不比等という人物の暗躍

  • 大国主と大物主は違う

  • この人ものめり込みました。

  • 裏打ちされたファンタジー

  • こういうの大好き。

  • 終始一貫して蘇我氏の擁護的な印象でしたが私の勉強不足のせいか否か。
    藤原氏には攻撃的な気がする…
    読み返したが印象変わらない。こういう文庫だから細かい解説はあえて省いてるんでしょうか。
    こう云いきってる根拠がほとんど挙げられてないのでいちいち納得しにくいです。
    天智はそんな人気無かったのですか…

  • 表紙が石舞台古墳なんですよ。
    この本見るたびに古墳めぐりにゆきたくなります。

  • 古代史の謎へのアプローチとして人物にフォーカスした、古代史の謎の入門書。<BR>
    <BR>
    とりあげられている人物は全部で23人。<BR>
    300ページたらずの本でこの人數だから、一人一人を深く掘り下げるわけにはいかない。<BR>
    從つて、それぞれの謎を提示する、もしくは論證なくいきなり著者の解答を述べることになる。<BR>
    さういふ意味で、この本は古代史について或る程度の知識や自分なりの考へを持つてゐる人には物足りないだらう。<BR>
    豐受大神=邪馬臺國の臺與=神宮皇后といつたあたりは、もつと詳しく讀んでみたいところである。<BR>
    <BR>
    2003年4月8日讀了

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著者プロフィール

歴史作家

「2023年 『日本、中国、朝鮮 古代史の謎を解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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