- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569577357
作品紹介・あらすじ
光源氏と女人たちの"恋の絵巻"-本書は、その華麗で雅な世界を「服装」という視点で味わう。空蝉の「小袿」に隠された秘密とは。「裳」をつけた明石の上の辛い胸中。女三の宮の運命を変えた「桜の細長」。紫の上が六条院の衣配りで明石の上に嫉妬したのはなぜか?…衣装の謎ときをしながら、王朝人の美意識とエロティシズムに迫る。
感想・レビュー・書評
-
これも長年積んでた。
題名の通り、源氏物語を服装という観点から紐解いた本。
平安もので重ねや色目は避けて通れない話題だが、装束に興味のない私はあまり考えずにいつも流していた。だがそんな私でもこの本の内容はとっつきやすく、また易しく解説してくれてなかなか楽しい。当時は身分社会だから、衣装にも細かく身分の違いが出てくる。
端近に立っている人物が女三宮だと柏木にすぐに分かったのも、彼女が桜の細長を身に着けていたから、というのはなるほどと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2002年6月19日購入。
2002年7月7日読了。 -
内容紹介:光源氏と女人たちの“恋の絵巻”―本書は、その華麗で雅な世界を「服装」という視点で味わう。空蝉の「小袿」に隠された秘密とは。「裳」をつけた明石の上の辛い胸中。女三の宮の運命を変えた「桜の細長」。紫の上が六条院の衣配りで明石の上に嫉妬したのはなぜか?…衣装の謎ときをしながら、王朝人の美意識とエロティシズムに迫る。(「BOOK」データベースより)
資料番号:010763233
請求記号:913.3/ ム
資料区分:文庫・新書 -
服装がわかると古典も、頭の中でイメージしやすくなります。
これでカラーページがもっとあったら最高なのですが。