この世で一番の奇跡 (PHP文庫 お 42-2)

  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569579160

作品紹介・あらすじ

若い日の夢を踏みにじられ、安全な日々とのひきかえに自分の可能性を手放し、よりよい人生を求めようとしなくなった人々-他人だけでなく自分にさえ捨てられてしまった廃品同様の人間を、生きる屍のような状態から甦らせるのが、その老人の仕事だった。そして人生に疲れた主人公が、その老人と出会って起こった奇跡とは…。世界的ベストセラー作家が贈る包容力にみちた、大人のための物語。

感想・レビュー・書評

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  • 【自分にとって重要な本】
    何度も読んだハードカバーは売却し、コンパクトな文庫本を購入した。表紙や内容が全く同じなのがうれしい。この文庫本も何度も読んだ。
    ストーリーは、仕事に疲れたオグ・マンディーノが、老人サイモン・ポッターに出会い、人生の指南を受けて幸せな気持ちになっていくものである。その過程がとても心地よい。指南として様々な古典書が出てきて、自己啓発書好きとして楽しい。
    オグの自己啓発の手段として、最後の方に大切なメッセージを載せており、そこに向かって静かに話が盛り上がっていく。
    本書の場合、大切なメッセージ”神の覚え書き”を眠る前に100日間読むことが指示されている。私は残念ながら100日間を達成することが出来ていない。今後必ず実施したい。
    そして最後に奇跡が起きていることが感動させる。その奇跡から実話なのかどうか論議になるのだろうが、私は真実だと信じたい。
    なお本書に出てくるゼラニウムを知らなくて、これをきっかけにゼラニウムのアロマオイルが好きになった。(2021.9.18)
    ※原書The Greatest Miracle In The World(1975年)
     2003年3月以降購入、2003年3月17日第1版大刷
     2004.7.4友人にもプレゼント

  • 見失っていたものを思い出させてくれる作品。死がメインじゃない。いや死があるからこそ大切にする考え。
    普段思っていた思想と重なる部分が多くて、自分の中ではあやふやだったけれど、神の覚え書きをみて予想以上の感情でした。
    どんな人にも読んでもらいたい。笑っている人にも泣いている人にも怒っている人にも暇な人にも。

  • >程度の差はありますが、ほとんどの人は、なんらかの形で、自分の夢や希望、より良き人生をおくりたいという欲求を失ってしまっています。自分を愛そうとすることをやめてしまい、自分の偉大な可能性をあきらめてしまっているのです。彼らは選択の権利を葬り去り、日夜、絶望を涙にかきくれる平凡な生活に甘んじているのです。しかし、そうした状態にとどまっている必要はないのです。そんな悲しい状態から復活することができるのです。

     オグ・マンディーノさんの本は、心が洗われるような美しい話だったような気がしますが、私はなぜ、こんな暗い感想を書いたのでしょうか(・・?この本が既読。積読の山から発掘されたら、確認してみたいと思います。

     最近は、様々な本が漫画化されていますが、オグ・マンディーノさんの著書なども、漫画化することによって、読んで欲しい人たちに届くかもしれません。でも、採算が合わないかな^^;

  • いわゆるスピリチュアル寄りに分類されるのかもしれないが、ビジネス書の側面も大いに有する。最後の方の、「やってみよう」的なやつを、実践するかどうか。こういうのを、変なプライド無しに、言い訳無しにやってみるかどうかが、自己実現への分かれ道なのかなと思ったり。

  • 1970年代に書かれたオグ・マンディーノ著の日本語訳。
    当時は一世を風靡したようで今でも結構レビューが書かれているんだなぁ、
    物語でオグマンディーノ本人がサイモンという老人に出会い、様々な問答をしていくなかで「神の覚書」なるものを授けられることになる。
    神の覚書は
    ・自分(の恵み)に感謝する
    ・自分のかけがえのなさを主張する
    ・自分の枠を超えなさい
    ・選ぶ力を賢く用いなさい
    ・以上の4つをやり抜く
    という内容
    当時は画期的な教えだったんだろうと思います。
    また、こういった類いの日本語訳は、いつも「原文のニュアンスが伝わっているのかなぁ」といつもおもってしまう。

  • 1970年代に書かれ、世界22ヵ国で700万部売れたという自己啓発小説。

    著者であるオグ・マンディーノが、ある雪の日に、背の高い老人と出会う。
    その老人は、ラグピッカーを生業とする謎の老人で、老人のアパートの部屋で二人でシェリー酒を飲みながら、老人の魅力的な話に引き込まれていく。

    ラグピッカーという言葉はあまり聞き覚えがないが、本の中では、ぼろ切れのようになってしまい、生きた屍のようになってしまった人を、甦らせる職業?のようなものらしい。
    そして、生きた屍を甦らせることこそ、タイトルにもある『この世で一番の奇跡』ということになる。

    小説の中に登場人物として出てくるオグ・マンディーノも著者本人も『世界一のセールスマン』という経営者にむけた本でベストセラーを出版している。現実で起きたことを小説にしている不思議な調子で書いている。

    老人がオグに渡す『神の覚え書き』は、どれも単純なもので、それを100日続ければ、人は生まれ変わることがでかる。ただ、その行動が単純すぎるためか、多くの人はそんな単純なことで変われるはずがないと思い、受け入れてもらえない。

    環境に嘆くより、自分の目や耳、皮膚や内蔵など、自分に与えられた恵みに感謝すること。
    この世にいる唯一の存在である、自分がかけがえのないものと主張すること。
    全ての成功者がやってきたように、人の期待を上回る結果を出し、自分の枠を越えること。
    人は何をするにも選択することができる。その選択によって歩む人生は大きく変わることを忘れず、決して流されない、選ぶ力を賢く使うこと。

    この4つのことを続けるだけで、生きた屍は甦ることができる。そう、人間として与えられた能力や存在価値を知るだけ。

    人の存在の尊さを感じる一冊でした。

  • 自己啓発小説。購入したのはずいぶん前だけど、ようやく読めた。

    原著が書かれたのが1970年代半ばというからビックリ。
    いま読んでも全く古さを感じさせない。

    神が出てくるので宗教色は強いが、よかった。叱咤激励が結構どぎつい言葉なので、大日如来というよりは不動明王という感じ。

    最後に変な自己啓発プログラムの宣伝に誘導されたりはしないのでご安心を。

  • 感想
    知識をつけ経験を増やす。未知を恐れない気持ちはやがて未知を楽しみ求める心へ。試練はもはや試練ではなく成長の機会。奇跡は起こせる。

  • ★★
    今月11冊目
    これも喜多川さんおススメ。
    まてまてまて。これもイマイチだぞ。ベストセラー作家が老人と出会って色々な教えを受けるがとにかく訳された本てのは頭に入らない。
    自分を大切にして感謝しろって本

  • 作中に出てくる数々の著名人?をほとんど知らなかった。

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