- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569586007
作品紹介・あらすじ
穴のそとは雪の原。寒さと飢えにふるえる子ギツネをのこし、母ギツネは食べ物をさがしにそとへ出ました。その時「チーンドンドン」お稲荷さんの森から祭りの音が聞こえてきました。
感想・レビュー・書評
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夏に読んでしまったけど。寒い寒い冬の夜のおはなし。
寒い寒い冬の夜。
「さむいよう、おなかが すいたよう。なにか たべたいよう。」
子ギツネのために 凍てつく冬の夜、村に降りてゆく母さんキツネ。
なかなか獲物にありつけない。
また明くる日も日が暮れると村に降りてゆく母さんキツネ。その日は、野施行の夜だった…
母さんの、子どもへの愛、暖かいお話でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
穴のそとは雪の原。寒さと飢えにふるえる子ギツネをのこし、母ギツネは食べ物をさがしにそとへ出ました。その時「チーンドンドン」お稲荷さんの森から祭りの音が聞こえてきました。
キツネのオヤコがおなかいっぱい食べられて安心して眠る、ハッピーエンド。ふわふわ降ってくる雪も親子をあたたかく包んでくれるよう。 -
大寒の頃の絵本。
きつねのぼうやのために、食べられるものを探すお母さんの一生懸命さに胸打たれる。最後はお腹が満たされて、ホッと温かい気持ちになれる絵本です。 -
【読み語り8分】冬 雪 狐 野施行 大寒
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子供の頃大好きだった絵本です
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大寒
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冬になって、雪が積もり、山にはきつねの獲物がありません。
こぎつねは、ひもじくて、寒くて、泣きだします。
お母さんは人里に狩りに出かけますが、なかなかうまくいきません。
困り果てていると、人間の子どもたちが、鐘や太鼓をたたきながら登ってきます。
「野施行 」です。 -
しんしんと降る雪の音が聞こえてくるよう。おはなしで聞いたのだけれど、きれいで暖かな話。
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雪が降り積もる寒い雪の日。
お腹を空かせた子供のためにキツネのお母さんはエサを探すけれど池は凍っていて、木の実も落ちていなくて何もない。
里へ下りてニワトリを獲ってこようとするが番犬に阻止されてしまう。
巣へ戻るとお腹を空かせて凍えた子供が。
途方に暮れていると「こんこんさまに差し上げ候」と人間たちがお供えを運んでいる。
男が子供に食べ物のなくなった冬にキツネがニワトリなどを襲わないように、キツネの好物をお供えしているのだと説明している。
キツネはもうそんな時期だったか、とありがたくお供えものの小豆飯、油揚げ、川じゃこの乗ったお皿咥えて巣に帰り、子供と冬を過ごすのだった。
野生動物に家畜を襲われないようにする「のせぎょう」。
そんな風習があるとは知らなかった。
昔話にもありそうな話。