恋愛小説を愉しむ (PHP新書 43)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569600130

作品紹介・あらすじ

本書では主にヨーロッパの恋愛小説において、一目惚れから恋の成就、そして別れの時まで、様々な恋愛のかたちをたどっていく。「自分もかつてこんな恋をした」と青春の思い出に耽るための、あるいは、「こんな時、こんな風に振る舞えば…」と未来の幸福な恋の手引きとするための、味わい深い一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 多いのは、すれ違い型・身分不相応型純愛、嫉妬に駆られる女性、あるいは、冷めてしまった女性のパターンか? ところが、男の側が冷めてしまったケースはほとんど書かれていない。これは小説のテーマなりえないのか?

  • 恋愛小説の深淵をさぐる、読書案内にもなる一冊。読んでみたいが読むには敷居が高い小説を紐解き、恋愛のあり方を問う。ほう、そんな話なのか、と感心する。ダンテの神曲とか、チャタレイ夫人とか。現代にも通用するところもあるし、倫理観がこう違うのかと感心させられることもあり。なかなか興味深かった。

  • 若きウェルテルの悩み、ボヴァリー婦人、赤と黒、人魚姫、などなど。名作といわれる文学でも、やっぱり恋愛の悩み、苦しみは普遍のテーマであることが思い知らされる。

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著者プロフィール

1941年、東京に生れる。東京大学文学部ドイツ文学科卒業。著書に『ルイス・マンフォード』(鹿島出版会)、『大人のための偉人伝』『天才の勉強術』『人生を考えるヒント』『ゲーテに学ぶ幸福術』『人生に効く漱石の言葉』『死亡率百パーセントを生きる』(以上、新潮社)、『孤独の研究』『人生最後の時間』(PHP研究所)、『ぼくたちのマルクス』(筑摩書房)、『ゲーテ一日一言』(海竜社)など。訳書に、マンフォード『権力のペンタゴン』『解釈と予測』(共訳、河出書房新社)、『聖書の暗号』『ロゼッタストーン解読』(新潮社)など。

「2014年 『大人のための日本の名著50』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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