新選組戦場日記: 永倉新八浪士文久報国記事を読む

著者 :
制作 : 木村 幸比古 
  • PHP研究所
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本棚登録 : 55
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569603339

作品紹介・あらすじ

世紀の発見!副長助勤・永倉の「幻の手記」をここに公開!池田屋騒動、芦沢鴨暗殺…新選組の行動が生々しく綴られる。

感想・レビュー・書評

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  • 平成10年に発見された、永倉新八の手記『浪士文久報国記事』を、ページを上下2段に分け、原文と現代語訳を収録しています。
    明治維新後、比較的早い時期の幹部隊士の手記として貴重。発見当初は永倉直筆と伝えられましたが、現在では写本と考えられています。
    編者の解説が挿入されていて分かりやすいですが、本編にない編者の自説にご注意。参考程度に。
    PHP新書『新選組日記』では『島田魁日記』とあわせて読むことが出来ますが、こちらも絶版?

    【収録資料】近藤勇書簡(書籍名を列記した物。小島政孝氏寄稿)

  • 原文と現代訳を並べて書いていてくれているようなので、読みやすそうです。
    一時所在不明になった永倉新八さんの日記。無事発見されて本当によかった。いつか絶対読みたいです

  • 12年前に発見された永倉新八さん御本人による追憶記「浪士文久報国記事」を解説した本。各段ごとに原文・訳・解説の構成になってます。思ってたより原文に間違いが多かったことと、解説も私にはちょっとわかりづらかったので、★四つにとどめました。期待してたような情報は得られなかったけど、新選組の幹部隊士にしか書けないような池田屋等の現場の詳細や、近藤さんたちとの決別の件などは、読んでてドキドキハラハラしました。間違いなく一級資料だと思います。

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著者プロフィール

1839年(天保10)、江戸生まれ。本姓長倉。元は松前藩士。武者修行中に近藤勇に出会い浪士組に参加、新選組結成後は二番組長を務めるなど新選組草創期からの中心人物。甲陽鎮撫隊や靖共隊に属して戦うが、米沢より江戸へ帰還。松前藩への帰藩が許され、藩医の杉村介庵の婿養子となり杉村治備(後に義衛)と名乗る。その後小樽へ移り、樺戸集治監の剣術師範となる。数少ない新選組幹部の生き残りとして、板橋に近藤勇、土方歳三の墓を建立した。1915年(大正4)、病没

「2020年 『地図と読む 新撰組顛末記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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