狂いと信仰: 狂わなければ救われない (PHP新書 81)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569606743

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  • 狂わなければ救われない◆<狂い>に酔う人々◆神々も狂っていた◆<救い>の光が差してくるとき◆人間の尊厳の在りか

    著者:町田宗鳳、1950京都市生、宗教学者、ハーバード大学神学部→ペンシルヴァニア大学、国立シンガポール大学日本研究学科助教授

  • [ 内容 ]
    禅の修行者は、疑団、禅病、魔境など幾つかの精神的危機を経て、<悟り>という覚醒に到るという。
    また、エホバやアッラーなど一神教の神は、しばしば人智を超えた破壊性や冷酷さを露にし、人間を恐怖に陥れ、服従させる。
    人と神との出会いの確信にあるのは、無意識の闇から突き上げるマグマたる<狂い>であり、それを受容し律することなくして、<救い>が訪れることはないと、著者はいう。
    本書では古今東西の宗教体験にみる人と神との<狂い>の姿を、豊富なエピソードを交えてリアルに描き、人間の尊厳ある生き方を探る。

    [ 目次 ]
    第1章 狂わなければ救われない 
    第2章 <狂い>に酔う人々 
    第3章 神々も狂っていた 
    第4章 <救い>の光が差してくるとき 
    第5章 人間の尊厳の在りか。

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  • ¥105

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著者プロフィール

1950年京都市生まれ。14歳で出家し、大徳寺にて修行。34歳の時に大徳寺を離れ渡米、ハーバード大学神学部で神学修士号、ペンシルバニア大学東洋学部で博士号を取得。シンガポール国立大学大学助教授、プリンストン大学准教授、東京外国語大学教授、広島大学大学院総合科学研究科教授を経て、現在、広島大学名誉教授。日本・アメリカ・ヨーロッパ・台湾などで「ありがとう禅」を開催している。著書に『法然・愚に還る喜び─死を超えて生きる』『山の霊力─日本人はそこに何を見たか』ほか。

「2016年 『講座スピリチュアル学 第7巻 スピリチュアリティと宗教』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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