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本 ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784569609485
作品紹介・あらすじ
母・幸田文のきものを受け継ぎ、和服に格別の想いを寄せる随筆家と、京都・染司よしおかの五代目当主が、伝統文化の歴史、美意識、楽しみ方を披露する。▼かつては日本人の身近な「普段着」であったきものだが、今や結婚式、成人の日などに着飾る「晴れの日の衣裳」でしかなくなってしまった。しかしそれでは、きもの本来の魅力は発見できないし、美しく着こなすこともできない、と両者は断言。▼本書は脚注も充実、歯切れよい二人のやりとりを楽しむと同時に、きもののちょっとした知識を身につけるにも最適。箪笥の奥に眠っているきものを着てみよう、という気になる一冊。▼主な内容[第1話・京都にて]京都の町ときもの/女性のお洒落ときもの/季節を取り入れる美意識/木綿と藍染、そして友禅染の登場/きものは消えてゆく衣裳か[第2話・東京にて]幸田家のきもの暮らし/母のきものへの思い出/母子ふたりの時間ときもの/平成の娘たちにきものの華を。
感想・レビュー・書評
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江戸と京の、着物文化に詳しいお二人の
とても興味深い対談。
着物、裂、染めの歴史、
そこにある人の心のゆき方まで。
日本の文化として着物を
身に纏う心について、深く考えさせられる良書。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
着物の織や染め(藍染も)のことなど詳しく書かれた本。
幸田家のきもの暮らしにも触れ、家族が「古川に水絶えず」の精神で乗り越えてきた様子が書かれている。古いが良書。 -
久しぶりに読み返してみたが、実に着物を纏う際の「心の在り方」に思いが及ぶ一冊。
吉岡さんの染めた布なんて、纏ってみたいものですね。多分一生の夢だけど・・・。
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