- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569609492
作品紹介・あらすじ
インターネットをビジネスチャンスに繋げたニューリッチたち。「次なる一手」に鎬を削るマイクロソフト・AOLなど第一幕の勝ち組企業。国をあげて情報による世界制覇を目論むアメリカ、それに対抗するアジア・ヨーロッパ勢力。いまや国家も企業も個人も、ネット社会の勝者たるべく野望をむきだしにした。日本は、90年代の「第二の敗戦」を乗り越え、このパワーゲームを勝ち抜くことができるのか?独自の取材力と、緻密にして大胆な分析で、熱き戦いの表と裏のシナリオを読み解く。
感想・レビュー・書評
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インターネットの世界ではいかに情報を集めるかが重要になる。
アメリカ政府は民間企業を上回る規模で、あらゆる日本市場をコントロールするための情報戦争で優位な立場を確立するようになった。
ECHELONに代表される電波傍受活動は、日本の政府や企業がどこまでアメリカの意図や動きを察知しているのかを確認するうえでもきわめて有効な情報ソースとなっている。
ネット・ウォーを勝ち抜いたものが大統領になるのがアメリカ。
2000年1月、日本の中央省庁のHPがハッキングされた。最初に狙われたのは科学技術庁。
1999年、ベオグラードの中国大使館がNATO軍の空爆で破壊され、内部にいた中国人ジャーナリスト3人が死亡した事件をきっかけに発生した米中のネットウォーズ。怒った中国人がアメリカ政府の複数うのサイトにメール爆弾を送りつけた。北京のアメリカ大使館のサイトも改ざんされた。アメリカ内務省のサイトには中国の国旗も出てきた。
アメリカも無視できなくなり、中国本土の警察や治安部隊のコンピュータシステムに侵入して人権無視を訴えた。(ただし米国政府かどうかは不明)詳細をみるコメント0件をすべて表示