勝者の思考法 (PHP新書)

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  • PHP研究所
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感想 : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569615493

作品紹介・あらすじ

スポーツは公正にして公平な監視下での争い。勝ちと負けしかないその世界で、常に勝ち続ける者たちがいる。では勝者と敗者の境界線は、どこでどのように引かれるのか?「勝っているときこそ選手を代える」「教えないことこそ指導」こうした逆説的に聞こえる言葉にこそ、勝者の真理が潜んでいる。野茂、イチロー、トルシエ、森祇晶、三原脩など一流の選手・指導者と日本シリーズON対決などの名勝負の分析を通して、勝者の実像に迫っていく。スポーツの名将・名選手に学ぶ「勝つ!」思考。

感想・レビュー・書評

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  • 久々のスポーツものですが、予想以上に面白かったです。
    著者はNHKのスポーツニュース等でご活躍の二宮清純さん。

    野球やサッカーを中心に
    試合の勝者には勝者なりの思考法があると書かれています。
    実際の事例がたくさん出てきて、
    スポーツ好きにはたまらないこと間違いナシ!の一冊です。

    どころが、それだけじゃなく。
    組織のリーダーたるものの心構えが書かれてる気がして、
    むしろそっちの方が勉強になった気がします。。
    やっぱ、選手自身の個性を伸ばす指導法が良さげですな…と。
    口で言うのは簡単なんやけどね。。。(笑)

    まぁ、人それぞれ感じ方や学び方は違うかもしれないですが、
    何かしらの学びがあることは間違いないと思いますよ。

  • 2022年3月、ロシアがウクライナに侵攻したことを受け、各スポーツ界でロシア排除の動きがありました。賛否両論のなか、「スポーツで戦争は止められない。でも微力ながら何かできないか、と考えた結果の行動でしょう。」という二宮氏の説明に納得するところあり、著作を探して読んでみました。

    20年も前の著作なので紹介される人物は古いが、内容は色褪せない。むしろまだまだ先端の勝利学でしょう。
    私が好きな箇所は「ベテランの含み益」という言葉です。温かみのある例えですね。

    【引用メモ】
    日本人は「悲劇」や「歓喜」が大好きで、ややもすると「東芝日曜劇場」の色に紙面も画面も染めれてしまう。極端な話、この国には“一億総ザンゲ”と“一億総カンキ”の二つしかないのである。

  • 正直そこまで身になるようなことはなかった。

  • 様々なスポーツ選手の事例が掲載されており、興味深く読むことが出来た。次はもっと掘り下げたものを読みたい。

  • 三原脩(巨人・西鉄・大洋)、ジョー・トーレ(ヤンキース)、上田昭夫(慶應ラグビー)、ネルシーニョ(ヴェルディ川崎)、森祇晶(西武)、権藤博(横浜)、仰木彬(近鉄・オリックス)、フィリップ・トルシエ(サッカー日本代表)。本書で取り上げられている名監督たちである。

    二宮氏はこう述べる。「『名将』とは、どんな指導者のことを言うのだろうか?私なりの基準がある。答えを先に言えば、自らの理想や型を選手に押しつけず、選手に合ったチームづくりをする指導者のことである。」

    さらにもう少し名監督に共通している事柄を挙げる。
    ・選手を育てることはできないという理解、選手の力を引き出すという心得
    ・選手の力・コンディションを見抜く力と決断、すなわち適時適材適所。

    <目次>
    プロローグ 勝者とは何かースポーツにおける勝利、人生における勝利
    第1章 弱者が強者に勝つ方法
    第2章 名監督・名コーチの思考法
    第3章 敗者の思考法
    第4章 組織に見る勝敗の明暗
    第5章 勝者の思考法


    2013.04.12 非ビジネス書からビジネスを学ぶ3分プレゼン会で紹介を受ける。
    日本人には「敗者の美学」がありますが、そんな美学を二宮氏は否定します。スポーツではルールは一定ですが、ビジネスでは都度状況が変化します。抽象化することにより、ビジネスのエッセンスをスポーツから学べそうです。また、弱者と敗者の違いも得られました。弱者には理解と配慮を、敗者には挑戦のチャンスが必要です。
    2013.04.27 借りる
    2013.05.20 読書開始
    2013.05.22 読了

  • 日本文化が、敗者の美学を持て囃すような、どこか自虐的なところがあると思うのは、著者の指摘を待つまでもないだろう。本書では、二宮独特のカミソリのような文章が、このようないじけた文化を真っ向から否定し、勝者の勝者たるゆえんを徹底的に明らかにする。弱者は必ずしも敗者ならず。強者は必ずしも勝者ならず。徹底した勝ちへのこだわりが、勝敗の分岐点でどのように作用するのか。これに対する二宮の解を読むのはとても面白い。スポーツマンのみでなく、究極の選択を迫られるようなビジネスマンにもお勧めする。

  • 人生の勝者=ゲームの勝者ではない。
    ただ、ゲームの勝者になるには、絶えず策略を以って価値を取ろうとする姿勢が必要。
    敗者は弱者ではない。敗者には復活のチャンスが必要。
    ロジカルにいくつかの事例から纏めた方法論を1つ1つ事例で紐解くというよりも、事例を一個一個批評しただけのような、あまりまとまりを感じなかった。

  • スポーツは公正にして公平な監視下での争い。勝ちと負けしかないその世界で、常に勝ち続ける者たちがいる。では勝者と敗者の境界線は、どこでどのように引かれるのか?「勝っているときこそ選手を代える」「教えないことこそ指導」こうした逆説的に聞こえる言葉にこそ、勝者の真理が潜んでいる。野茂、イチロー、トルシエ、森衹晶、三原脩など一流の選手。指導者と日本シリーズON対決などの名勝負の分析を通して、勝者の実像に迫っていく。スポーツの名称・名選手に学ぶ「勝つ!」思考。

  •  スポーツを通して日本のあり方、人の考え方を著者流
    に説いた本。スポーツというより日本社会に対してもの
    が言いたいのだと思った。読んだ時点で発刊から10年
    以上経過しているが、本書が陳腐化していないことに、
    著者の嘆きに共感できるところもあった。ガラパゴス日
    本。

  • ちょっと後付けの感じがしなくもないけれど、まあ著者の文章は読ませるし、いいことは書いている。
    まだイチローがこれからメジャーに行きます、というタイミングの本だったのだが、「イチローは活躍する」と断言していて、それは立派。あと「盗塁数が増える」という予想も当ててたな。

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著者プロフィール

(にのみや せいじゅん)1960年愛媛県生まれ。スポーツ紙や流通紙の記者を経てフリーランスのスポーツジャーナリストとして独立。株式会社スポーツコミュニケーションズ(http://www.ninomiyasports.com/)代表取締役。『最強のプロ野球論』『プロ野球の一流たち』(ともに講談社現代新書)など著書多数。

「2014年 『プロ野球 名人たちの証言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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