伝わる・揺さぶる! 文章を書く (PHP新書)

  • PHP研究所
3.83
  • (259)
  • (271)
  • (353)
  • (21)
  • (7)
本棚登録 : 2606
レビュー : 283
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569617367

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 書くことに苦労をしたことがなくて、
    今まできてしまったけれど、
    書くことを仕事にしてからのほうが、
    はるかに書くのが苦しくて、
    もう一度、やり直そうと思って再読した。

    書けないのは、書けないのではなくて、
    考えがちっともまとまっていないだけなのだ。

    当たり前だけれど、少し、ほっとした。


    根本思想を見つめ直してみようと思う。

  • 切れあじのするどい文章で、とても分かりやすく読みやすい。
    内容も根性論ではなく、思考の道順を丁寧に教えてくれる、頼れる一冊。

  • 書くことは考えること。文章には、かならず目的がある。まず目的を考え、読み手は誰かを頭に浮かべ、相手にどのように受け取ってもらいたいかを考えながら書く。当然、相手、目的により書き方が異なってくる。根本的な考え方は、正直に書くということ。メール、手紙の返信を書くときは、最低2回以上読んで書くこと。多数の読み手に向かって書くSNSでは、愚痴は禁忌、相手を尊重して書く姿勢が重要。

  • 何かを他者に説明し、説得し、了承を得る行為は、企業に於いては社内文書においてなされる事が多いだろう。明快な結論を冒頭に記し、根拠となる事例を列挙して行く。最終的に己が下した結論が如何に正しいかを、再度述べて文書は締め括られる。問題とされる議題について、自分が現在、どの様な関わり方をして、どう変えて行く事が必要かを、考える事。個人的な理由や希望は、会社全体にとっての利益が最優先されるので、後回しにされるべきだろう。誰が考えても、書かれた結論が正しいと思わせるには、自分自身の視点レベルを、組織全体のレベルに、拡張して敷衍して行く必要がある。論戦する際に、感情に囚われがちになるが、出来るだけ、客観的な見方を保持した方が、相手にとっても理解し易いだろう。説得において、相手の弱点を把握している事も、重要だ。問題が、最終的に相手の弱点を解消する事に繋がるならば、相手はその問題と真剣に向き合わざるを得なくなる。説得する技術の基本は、組織全体が、どうすればより良く改善するのか、と考える事にあるだろう。

  • 書き方だけでなく思考のヒントも

  • 意見の対立は言葉の定義に違いがあるから。
    相手が読んでどう思うか。どういう行動をとって欲しいか。
    議事録は前後の流れ、会議の位置づけを書く。
    前提となる知識を共有しないとそのすごさはわからない。前年度の様子がわからないと今年の凄さがわからないように。
    読む気にさせるには、効果を書く、身近なこととリンクさせる、タイムリーな話題とリンクさせる、独特の世界観で面白そうと思わせる。

  • 文章を書くことも、他のことと同じで
    その目的と目標を定め、その実現のために
    自身と相手の立ち位置を把握した上で
    適切なステップを設け、書いていくものだと
    認識できて、よかったです。

    「意見」や「論拠」や「論点」というものは、
    把握していたが、

    「関係性」と「ゴールの設定」を
    文章にもしっかり意識する視点は
    いままでそこまで顕在化する形で毎回意識していたことではなかったのでここで、しっかり学べてよかったです。

  • もう少し早く出会ってれば就職浪人とかせずに済んだのかもと思いつつも、就職浪人してなかったら今の会社にも出会えてないから、今のタイミングで読んで良かった。
    単に文章だけのテクニックではなく、考える・伝えるなどのコミュニケーションにまで食い込んでいるのが良い。
    短いからサクッと読めるし、何度も読み返すであろう本。

  • 【人に伝わる文章が書ける!】
    人に伝わりやすい文章とは何かを、具体例を用いて論理的に説明してくれている。メール、お詫び等シチュエーション毎に文章の書き方が載っているので、とても実用的!

    面白いのは、言葉を生業にしている作者自身が「言葉は不自由な道具」だと言い切っている点。みなさんも感じていることだろうが、自分が思っていることを言葉に表したとき、きっとそれは自分の思いの6割にも満たしていないのではないだろうか。

    作者がその考え方の前提の下、本書を書いた理由が気持ちいいほど分かる。つまり、なかなか思いを伝えることが難しい言葉だからこそ、自分の気持ちを如何に相手に分かりやすく伝えるかが大事なのだ。

    ただの自己啓発本ではなく、言葉を相手が分かりやすいようになぜ伝えなければならないのかという問題提起の根幹にもしっかり触れて書かれている本書は、本当に素晴らしいと感じた。

    是非、一読を!

  • 紛れもなく良著である。
    新書の類でこれほど素晴らしい著作に出会ったのは久しぶりだ。普段ブクログで評価をつけない僕も思わず5つ星をつけてしまった。
    この本は、思いやりに富んでいる。
    読みながら「じゃあこの場合はどうなの?」「この問題は解消されてなくない?」と思っていると、ちゃんと次に「その場合」と「その問題」についての言及がなされていて、なんとも気持ちのいい構成である。過不足がない。
    こんなふうに文章を構成できるのだから、中身の豊かさなど、僕が説明するに及ばない。
    伝わる・揺さぶる文章の書き方を、まさに著者自身が著作において体現している、素晴らしい本だ。

全283件中 101 - 110件を表示

著者プロフィール

全国各地で、表現教室のワークショップ、大学講義、講演などを通じ、表現力・考える力・コミュニケーション力の育成に幅広く活躍中。『伝わる・揺さぶる!文章を書く』『おとなの小論文教室。』他著書多数。

「2018年 『理解という名の愛がほしい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

伝わる・揺さぶる! 文章を書く (PHP新書)のその他の作品

山田ズーニーの作品

ツイートする