伝わる・揺さぶる! 文章を書く (PHP新書)

  • PHP研究所
3.83
  • (258)
  • (270)
  • (353)
  • (20)
  • (7)
本棚登録 : 2592
レビュー : 282
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569617367

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「あなたの会話はなぜ通じないのか」の山田ズーニーさんによる文章作成技術本。
    音声言語が文字言語になったからといって、根本思想や論点を深く追求する原則は変わりません。
    相手の感情を慮るだけでなく、自分の感情・思想を真正面から捉え機能的に発現させる。
    無味乾燥になりがちな技術本でありながら心揺さぶられている自分が、この本に説得力を持たせています。
    今後壁にぶつかった時、帰ってくるべき原点を求めるとしたらこの本になるでしょう。

  • ほぼ日の連載で人気の山田ズーニーさん。
    働いていた時に上司によく言われたコトが色々腹落ちした本でした。
    (今頃かい、とf^_^;)

    仕事をしていると、
    何かを依頼する。謝罪する。伝える。連絡する。
    など、誰かに何かを伝えるコトが山盛。
    私が特に注意を受けたのが、感情的なメールを受け取った時や送った時。
    ムキーーーーーー!!!となった時にメールを送ると、ccに入ってる自分の上司に
    「で、相手に何をして欲しいの?コレコレ?」
    と聞かれた。そして大抵、違う。。。

    この本を読むと、何かの文章を書くには、〈それを受け取った読み手にどうなって欲しいのか〉が必要。
    感情的な時は特に、その、当たり前の基本がスーッポリ抜け落ちてるんですよね。
    相手に、ヨシヨシと慰めて欲しいのか、誰かに抗議して欲しいのか、何かを決裁して欲しいのか、とりあえず話し合う会議を招集して欲しいのか、とかの、何をして欲しいのかを明確に自分の中に持ち、それが確実に伝わらないといけないんですよね。

    それが、コレコレこんなコトがあって、もーとにかく私は困ってるっちゅーか、
    ムカついてるんだよーバカヤロー、というのはよく伝わるという文章なもんだから、
    その後の反応は私の思い通りになるはずもなく、余計にムカムカムカー!となる訳です。
    その相手の反応が、返信がくる前に上司に言われた
    「で、相手に何をして欲しいの?コレコレ?」の、コレコレにピッタリだったりする
    もんだから、
    うおーそうかー、私の文章が悪いのかー!くそー! と、よくなったのです。
    同様に、感情的な文章を受け取った時も、単に、ムッカーーーーー!!と
    怒りまくってる私の横で、相手が言いたいコトの論点に対しての返信を淡々とし、
    あっけなく鎮火するのも何度も見ました。

    何の為にこの文章を書くのか、を根っこにしっかり持っておかないといけないよ というコトを理解しました。文章を書くにあたっての考え方と、即実践で使えるコツが盛り沢山な本です。

  • 私は自分の想いを「伝えたい」気持ちが人一倍強い。
    にもかかわらず…私のコミュニケーションは時にとても乱暴です。
    感情に支配され、自分でも何が言いたいのか分からないまま、相手にその感情全てをぶつけて分かってもらおうとする。
    自分で考えることを放棄して、相手に結論を出してもらおうとする。

    つまり、相手に放棄されたら何も伝わらないのです。

    いつまでも自分のことを「分かって分かって」とワガママを言ってる場合ではないという危機感は歳を重ねるごとに増していきました。

    そんな私の前に『考える方法』をサポートしてくれる本が出現!

    それがこの<伝わる・揺さぶる!文章を書く:山田ズーニー著>

    まさに救世主☆

    この本は自分の考えを引き出し『文章という表現』まで導いてくれます。
    文章になる以前の自分の思考を整理し、理解する方法が書かれています。

    メールで…
    SNSで…
    会話の中で…

    「やってしまった・・・」

    となる前に。

    そんな反省に時間をかけるくらいなら
    発信する前に時間をかけたほうが、よっぽど効率的!

    そんな事を気づかせてくれた本でした。


    ・つい感情的にな発信をしてしまう
    ・おまえの話にはオチがないとよく言われる
    ・プレゼン力や説得力を鍛えたい

    といった自分自身の問題点を解決するのはもちろんですが

    ・他人に思いやりを持って接したい
    ・他人の気持ちの引き出し方を身に付けたい

    そういった技術も得られる内容ではないかと思います。

    私のように、ワガママで不器用な人にオススメしたい一冊です。

  • 文章を書く意味とそれが機能するための7つの要件を指南してくれる本。
    7つの要件とは

    意見ーあなたが一番言いたいことは何か?
    望む結果ーだれが、どうなることを目指すのか?
    論点ーあなたの問題意識はどこに向かっているのか?
    読み手ー読み手はどんな人か?
    自分の立場ー相手から見たとき、自分はどんな立場か?
    論拠ー相手が納得する論拠があるか?
    根本思想ーあなたの根本にある思想は何か?

    顧客に対するお詫びのメールや人事への不満など、具体的な事例に対するダメな文章、いい文章が載っている。自分の場合に置き換えやすいので、すぐに実践できそうだ。

    しかし、これは単なる文章スキルを磨くための本ではない。戦略的なコミュニケーションを続けてきた筆者は、感情や意志が反映されていないことに虚しさを感じるようになる。感情を殺せば結果が出るが、自分が満たされない。そこで、自分に正直でありながらも、積極的に人と関わるという戦略に気づく。

    文章を書くことは、たいへん力の要る作業だ。自分の内面にある悩みや訴えたいことを、言葉というデジタルなツールに換えなければならない。表現された言葉が、自分の悩みを完全には代弁してくれないことにストレスを感じる。さらに、様々な批評は受け手によってさまざまな解釈が生まれるからだ。

  • ズーニーさんの本は、思考の整理に抜群の効果を発揮します。
    エントリーシートを書く前に、ぜひこの本を読んでください。そして、自分が何を伝えるために書くのかを明確にしてから、文章を書き出してください。伝えたいことを明確にする秘訣は、この本に書かれています。

  • 一度お会いしましたが、とてもお茶目な素敵な方でした。
    過去、現在、未来を軸に考える手法は大いに役立っています。

  • 文章を書くには、『根本思想』大事。

  • 人間関係に反映している。繋がってる。

  • 816||Ya

  • 考え方とそのまとめ方、実践法に分かれて説明してあり、例も多いです。
    文章も簡潔で、内容もわかりやすいです。
    自分の考えに行き詰った時、気持ちを整理する時に、また読み返そうと思います。

全282件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

全国各地で、表現教室のワークショップ、大学講義、講演などを通じ、表現力・考える力・コミュニケーション力の育成に幅広く活躍中。『伝わる・揺さぶる!文章を書く』『おとなの小論文教室。』他著書多数。

「2018年 『理解という名の愛がほしい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

伝わる・揺さぶる! 文章を書く (PHP新書)のその他の作品

山田ズーニーの作品

ツイートする