伝わる・揺さぶる! 文章を書く (PHP新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569617367

作品紹介・あらすじ

お願い、お詫び、議事録、志望理由など、私たちは日々、文章を書いている。どんな小さなメモにも、読み手がいて、目指す結果がある。どうしたら誤解されずに思いを伝え、読み手の気持ちを動かすことができるのだろう?本書では小論文指導のエキスパートが、「意見」「望む結果」「論点」「読み手」「自分の立場」「論拠」「根本思想」の七つの視点から、よい文章を書くための戦略をアドバイスする。自分の頭で考え、他者と関わることの痛みと歓びを問いかける、心を揺さぶる表現の技術。

感想・レビュー・書評

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  • 文章表現向上のため買った一冊。
    小生が買ったモノには、”編集者が選んだ名著”という水色のカバーが付されており、たくさん売れたであろうことが推察される。
    開けてみると、小論文指導者として活躍してきた著者が、書くということ伝えるということに真摯に向き合ってきた精神が語られていく。
    それとともに、書くための作法が順を追って提示されていく。
    考え方の技術、つまり問いの立て方から、書くためのアウトラインまで詳細に。一方で、女子高校生に指導したエピソードが冒頭から語られているように、割とエッセイ風な調子である。
    女性らしく共感に訴えかけてくるようなホットな語り口でとても面白く読みやすく感じたので、エッセイプラス書き方的な感じで、書くことについての読み物としても読める一冊。

    内容紹介
    お願い、お詫び、議事録など、私たちは日々、文章を書いている。どんな小さなメモにも、そこには読み手がいて、目指す結果がある。ではそのような場面で、どうしたら誤解されずに自分の思いを伝え、読み手の気持ちを動かすことができるのだろう?

    著者は長年、高校生の小論文指導に携わり、現在は糸井重里氏のサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』で「大人のための小論文教室」を連載し人気を博している。本書では「意見」「望む結果」「論点」「読み手」「自分の立場」「論拠」「根本思想」の七つの視点から、よい文章を書くための戦略をアドバイス。「自分の意見が見つからないときは、小さな問いを立ててみる」「テーマと論点の違いを意識する」などのユニークなノウハウを、具体的な文例を紹介しながら、解説していく。

    単なる文章のテクニックをこえ、自分の頭で考え他者と関わることの痛みと歓びを問いかける、コミュニケーションの本質に迫る一冊である。

    プロローグ 考えないという傷―考える方法がわかれば、文章は生まれ変わる
    第1章 機能する文章を目指す―いい文章を書くとは、どういうことか?
    第2章 7つの要件の思考法―書くために、何をどう考えていくか?
    第3章 伝わる・揺さぶる!文章の書き方―実践編
    第4章 より効果を出す!テクニック―上級編
    第5章 その先の結果へ
    エピローグ あなたと私が出会った意味

  • どうしたら誤解されずに想いを伝え、読み手の気持ちを動かすことができるか
    小論文のエキスパートが、よい文章を書くための戦略をアドバイスする書です。
     ①意見 あなたが一番いいたいことは何か
     ②望む結果 だれが、どうなることを目指すのか
     ③論点 あなたの問題意識はどこに向かっているか
     ④読み手 読み手はどんな人か
     ⑤自分の立場 自分はどんな立場にいるのか、自分は相手からどのような人物とみられているのか
     ⑥論拠 相手が納得する根拠はあるのか
     ⑦根本思想 あなたの根本にある想いはなにか
    の7つが視点となっています。

    ・書くことは考えることだ。だから、書くために必要なことを、自分の頭で考える方法がわかれば、文章力は格段に進歩する
    ・自分の頭でものを考える方法を習った人はすくない
    ・「何と何を考えればいいのか」それらを「どう考えていけばいいのか」を具体的に提案する

    気になったのは、以下です。

    ・入試の小論文対策は、最終的な読み手である大学側が、なぜ、どんな力を求めているのか、正しく深く押さえることだ

    ・文章を書く上で、基本となるのが、①論点、②論拠、③意見 である。

    ・なぜ意見がでないのか
     ⇒いいたいことがたくさんありすぎて絞れない
     ⇒いいたいことが自分でもはっきりしない
     ⇒意見はでているのだが、自分が本当に言いたいことではない感じがする

    ・自分の意見が打ち出せない原因は
     ⇒考えていない
     ⇒大きすぎる問いをまるごと相手にしている
     ⇒自分の根本にうそをついている
     ⇒基礎知識、情報が不足していて意見をいう資格がない

    ・問い
     ⇒大きな問いを、いくつかの小さな問いに分けてみる
     ⇒問いを選んだり、整理しながら、自問自答を繰り返す
     ⇒問いが行き詰まったら、問いを立てるエリアを広げていく ⇒過去へ、そして、未来へ ⇒ 自分の身の回り、他者、世界へ

    ・論点
     ⇒論点と意見は呼応する 問いと答えの関係にある
     ⇒論点は「問い」の形にする
     ⇒①論点を集める 読み手はだれか、そして、テーマは何か ⇒ ②論点を絞る ⇒ ③論点を決める

    ・相手に応じて書き分ける
     ⇒相手を理解するための問い
     ⇒相手の立場から見る

    ・論拠
     ⇒視野を広げる ①自分の理由を挙げる ②相手の都合からみた理由を想定する ③相手の反対理由を正しく押さえる ④反対理由に合わせた論拠を準備する
     ⇒自分の考えをいったん、おいて、外をみる。しかも、意識的に角度を変えて、多角的にみる

    ・根本思想
     ⇒根本思想を変えないかぎり、話題を変えても、読み手への印象を変えることができない
     ⇒自分の根本にかる想いが知りたければ、書いたものを要約してみる

    ・文章のチェック
     ・相手が読んでどう思うか
     ・一番言いたいことはなにか
     ・的確な論点を立てられているか

    ・文章を書くステップ
     ①結果をイメージする
     ②論点を決める
     ③意見をはっきりさせる
     ④論拠を用意する
     ⑤アウトラインを創る 論点⇒論拠⇒意見

    ・多角的にものをみる 自分に反論してみる 対立する相手の論拠を押さえる 視野を広げる 再反論のあるアウトライン 自分の信頼性をたかめる

    ・お願いの文を書く
     お願いする・されるの両方の立場を身をもって経験する
     ⇒何をお願いしたいのか、なぜお願いしたいのか
     ⇒相手のやる気をどう引き出すか ×自分の都合ばかり、×だれでもいいという態度 ⇒ 〇志に共感してもらう 〇面白いと感じてもらう 〇相手がやる必然性がある

    ・メールを書く 冒頭に一番大切なことを書く

    目次

    プロローグ 考えないという傷
    第1章 機能する文章を目指す
    Lesson1 目指すゴールを確認する
    Lesson2 文章の7つの要件を押さえる
    Lesson3 文章の基本構成
    第2章 7つの要件の思考法
     第1節 意見 自分が一番言いたいことを発見する
    Lesson1 意見とは何か?
    Lesson2 自分の意見を発見する方法
    Lesson3 問いを立てるエリアを広げていく
     第2節 望む結果 何のために書くか?
    Lesson1 望む結果を意識して書く方法
     第3節 何を書くか?集め方・絞り方・決め方
    Lesson1 論点とは何か
    Lesson2 テーマと論点は違う
    Lesson3 論点の2つの原則
    Lesson4 論点の集め方・絞り方・決め方
     第4節 関係性 自分の立場を発見する
    Lesson1 相手に応じてかき分ける
    Lesson2 相手の側から見る
    Lesson3 他者の感覚を知る
     第5節 論拠 説得のためにいかに視野を広げるか?
    Lesson1 論拠を用意する
    Lesson2 説得のために視野を広げる
     第6節 根本思想 自分の根っこの想いに忠実か?
    Lesson1 根本思想はごまかせない
    Lesson2 要約でわかる!根本思想
    第3章 伝わる・揺さぶる!文章の書き方 実践編
     実践1 上司を説得する
     実践2 お願いの文章を書く
     実践3 議事録を書く
     実践4 志望理由(自薦状)を書く
     実践5 お詫びをする
     実践6 メールを書く
    第4章 より効果を出す!テクニック
    Lesson1 引きの伝達術
    Lesson2 動機をつくる
    Lesson3 やる気をわかせる指示の出し方
    Lesson4 思考停止ポイントを発見する
    第5章 その先の結果へ
    Lesson1 戦略的コミュニケーション
    Lesson2 言葉という不自由な道具
    Lesson3 存在を形づくる「なんか」
    Lesson4 誤解されずに想いを伝える
    エピローグ あなたと私が出会った意味

    ISBN:9784569617367
    出版社:PHP研究所
    判型:新書
    ページ数:240ページ
    定価:860円(本体)
    発売日:2011年03月07日第35刷

  • 文章を「書く」という行為は、ビジネスの場であっても、日常の些細なメールであっても、何かを「伝える」という行為に他ならない。
    「伝える」という行為の奥深さ。
    まず、目的は何なのか
    誰に?
    どこに?
    なんのために?
    自分自身をどんどん掘り下げていかなくてはいけない
    それは角度を変えてみたり
    広げてみたり
    絞り込んでみたり
    分けてみたり
    つい見栄えの良い文章を書きたくなってしまう
    なんとなく収まりの良い
    綺麗な言葉を並べて
    どこかから借りてきた言葉でもっともらしく
    してしまう
    つい
    つい
    思考停止してしまっているんだなーと反省

    ズーニーさんの本は、そんな自分を丸裸にされるような感覚になる

    ー自分の正直な姿を現すところは、自分の中ではない。
    紙の上でも、パソコンの上でもない。「相手の中」だ。

    自分が考える事は、文字や言葉にすることで、最初の思考からは少し離れたものになります。本来感じるべきことを、そういった使い勝手に少し難のある道具を使いながら探り合うのが、人間同士のコミュニケーションなのでしょう。

    これは、ある法務共感の言葉だ。その人は、罪を犯した少年に、文章を書かせ、彼らが反省したり、立ち直るのをサポートしている。その、ぬきさしならない現場の経験から出た言葉だ。
    自分を現し、人とつながる主な手段として私たちに与えられているのが、この、言葉という不自由な道具なのだ。

    その例として、話をしている時に出てくる「キーワード」その言葉の定義がお互いにずれてしまうとコミュニケーションは成立しているようで成立していない。
    確かにあるある。
    なんだかうまくいかないとき
    相手の言葉の意味を相手の言わんとするところで受け止められているのか振り返りたい。

  • ベネッセで小論文通信教育に携わったズーニーさんの本。オススメです!

    説得力のある文章、相手にわかってもらえる文章ってどんな文章だろう。これらが明確にわかる人はなかなかいない。僕も当然わからないうちの一人でした。
    小学校の頃の作文は嫌いな方ではなかったし、本もときどき読んでいるから、なんとなく書けば伝わるだろう、という感じ。これには説得力は生まれない。

    人に伝わる文章には客観性、様々な方向からの視点がある。ある物事に対して、現在、過去、未来からの視点や自分、家族、友人、社会など各々の視点で考えることから物事がはっきりとしてくる。

    独りよがりの文章にならないように、常に自分に向けて「なぜ?」と問いかける。

    本書からは文章に対してだけでなく、物事を考えるときに必要な考え方を学ぶことができる。

    読んで損なし!

  • 私は、書くための手法を学ぼうとしてこの本を読んだのではないのですが、著者は「あなたには書く力がある。本気でそれを伝えるために私はこの一冊を書いた」と言っています。まさに、教えてあげようという、上から目線で書かれています。とてもついていけません。この本を読んで「なるほど」と理解できる人がどれほどいるのかと思います。

    冒頭(プロローグ)で、17歳の女子高生に小論文の書き方を指導した際のエピソードが13ページにもわたって書いてあります。しかし、私はそこから何も学ぶことはありませんでした。それは、著者の自慢話になっているからです。

    「私の問いかけは、水に投じた小石のように、彼女の内部で波紋を広げた。やがて波動が大きくなって・・・」と、それはまさに自慢話以外のなにものでもありません。文章の書き方を学ぼうと思う人にとってこんな記述が何の役にたつのかと思います。

    著者としては、そういう実績を披露することで、この本が有効であることを言いたいのかもしれません。しかし、私にとっては、とても「なるほど」と素直になれません。おかしな記述が至る所に散らばっています。

    その一つが、「つまり、書くことによって、あなたがあなたの潜在力を生かし、読み手を共鳴させることだ」です。これは、「つまり」とあるところから、「あること」を具体的に説明しているわけですが、「読み手を共鳴させることだ」に係る主語が欠落しています。

    「つまり、それは・・・だ」というのであれば、文章としての問題はないのですが、「それは」が欠落しているため私は「あれっ?」と思ってしまいました。そこにどういう言葉を入れればこの文章はその意味を成すのか、私は考えてみたのですが答えは出ませんでした。

  • ◆文章の要件
    ①一番言いたいことはなにか
    ②誰がどうなることを目指すのか
    ③問題意識はどこに向かっているのか
    ④読み手はどんな人か
    ⑤相手から見たとき自分はどんな立場にいるのか
    ⑥相手が納得する根拠はあるか
    ⑦あなたの根本にある考えはなにか

    ◆文章の基本構成
    ①論点:何について書くか
    ②論拠:意見の理由
    ③意見:一番言いたいこと。論点に対する結論

    ◆文章のセルフチェックの観点
    ①今何を書いている/書こうとしているか?
    ②だから何なのか?
     それは読み手にとってどんな意味があるのか?
    ③読み手にどうなってもらいたいのか?
     そのためにどう書けばよいのか。

    ◆論点設定の2つの原則
    ①論点と意見は呼応する
     (文章の論点が一貫している)
    ②論点は「問い」の形にする

    ◆問題を多角的に見る方法
    ①自分の体験・見聞を洗い出す
    ②必要な基礎知識を調べる
    ③具体的事例を見る
    ④別の立場から見る
    ⑤海外も比較してみる
    ⑥歴史(背景)を押さえる
    ⑦スペシャリストの視点を知る

    ◆論拠の配列
    ・必要なのは書くための要件を自分で考える方法
    ・大きな問題を考えるために、
     有効/具体的で小さな「問い」を作り、
     自分に問うことで考えは前に進む
    ①優先順位の低いもの→高いものへ
    ②具体的な根拠→抽象度の高いものへ
    ③時間的配列(問題の背景→現在→将来)
    ④ミクロ→マクロ(個人→社会問題→社会構造)
    ⑤賛否(賛否の意見→共通/差異点→問題点)

    ◆文章提出前のチェック項目
    ①相手はこれを読んでどう思うか
    ②一番言いたいことは
    ③的確な論点が立てられているか

    ◆文章作成時のチェック項目
    ①結果をイメージする
     結果を阻む問題点こそ突破口
    ②論点を決める
     建設的な意見が導けそうな問いか
    ③意見をはっきりさせる
     論点で立てた問いへ自分の答えを出す
     考えが固まるまで自問自答を繰り返す
    ④論拠を整理する
     意見がはっきりしたら論拠を積み重ねる
    ⑤アウトラインを作る
     論点→論拠→意見

    ◆グレードアップポイント
    ①自分の論への反論
    ②相手の論拠を押える
    ③視野を広げる
    ④再反論のあるアウトライン
    ⑤自分の信頼性を高める
    ⑥相手のやる気を引き出す(共感/興味/自分事)
    ⑦引きの伝達術(素人目線で)
    ⑧相手の動機をつくる
     効能を伝える、身近/切実な話題に紐づける
    ⑨相手のやる気を引き出す:繋がりを見出す
     ・歴史(相手/グループ/社会)
     ・関係(社会/グループ/相手)
    ⑩思考停止箇所を探して深掘りをする

  • 相手を動かす文章をいかにして書くか、について書かれている。
    具体的に分かりやすく整理されており、すぐに活かせそうだと感じる部分が多い。
    また書くだけにとどまらず、コミュニケーション全般にも活用できそうである。定期的に、読み返したい一冊。

  • 昔、読んで、参考にして、文章を書いていました。ですが、内容を、忘れてしまいました。改めて、読み直したい、と考えております。たいへん申し訳ありません。ごめんなさい。

  • この本を読んで、改めて文章を書く奥深さ、面白さ、難しさを再確認した。
    自分の文章に迷いが生じた時、何度でも読み返したくなる一冊。
    文章はいわば究極のコミュニケーション術。
    読み手がいて、始めて成り立つもの。
    相手の立場や考えなどを考慮し、戦略的に文章を構築していく事が重要。
    この一冊で、小論文の書き方のコツ、謝罪文の書き方のコツ、メールの書き方のコツまで書いてくれていて非常にありがたい。
    読んでいて、著者の人柄もよく滲み出ていて親近感が湧く。
    最後に何故、文章を書くのか、それは自分の正直な気持ちを表に出す事だ。
    他の誰でもない、自分の考えや想いを表現する為に文章はある。

    書くこと以外にも人とのコミュニケーションについても参考になる一冊だった。

  • 書くことは相手の中にある自分を土台にして相手にモノゴトを伝えることだと思った。要は人間、中身だね、という厳しい結論。
    自らを省みてしまいます。


    書くために必要なのは、「考える」こと。
    ゴールをわかって書く。読み手を動かす。機能する文章。意見と論拠が軸。

    Ⅰ.文章の7つの要点
    1.意見
    「問い」を発見する。大きな問いを考えるために小さな問いを洗い出す。時間軸と空間軸を広げる。

    2.望む結果
    読み手にどういってもらいたいか。

    3.論点
    テーマ(枠組み)と論点(独自の問い)は違う。
    論点と意見がずれてしまわないように。
    はっきりした疑問文で論点を書く。例:×人間関係について○人間関係はどうすれば上手くいくか?
    論点を決める時、一番大切なのは自分の動機。

    4.読み手

    5.自分の立場

    6.説得する論拠
    自分の理由→相手のメリット→相手の反対理由を聞いてみる。
    問題を多角的に見る
    1)自分の体験
    2)基礎知識
    3)具体的事例
    4)別の立場
    5)海外
    6)歴史・背景
    7)スペシャリストの視点

    7.根本思想
    極力短く要約すると根本思想に向かわざるを得なくなる。
    「一言で言うと?」

    Ⅱ.上司を説得する
    ステップ1.結果をイメージする、2.論点を決める、3.意見をはっきりさせる、4.論拠を用意する、5.アウトラインをつくる

    チェック1.読んで相手がどう思うか、2.一番言いたいことは何か、3.的確な論点が立てられているか、4.読み手はこれで納得するか

    グレードアップ1.自論に反論、2.相手の論拠を押さえる、3.視野を広げる、4.再反論のあるアウトライン、5.自分の信頼性を高める

    Ⅲ.お願いの文章
    依頼文の1人称を誰にするか決める

    Ⅳ.議事録を書く
    問い(議題)→どんな方法で検討したか(会議の流れ)→答えを出す上で何を大事にしたか(議事の要点)→答え

    Ⅴ.お詫び
    テンプレート

    Ⅵ.メール
    考える作業を引き受けた提案型の文章を書く。
    受動態は使わず人間を主語にする。

    Ⅶ.上級編
    自分が当たり前と思っていることもわからない人がいる。
    1つ前のプロセス、ゴールを共有する。
    自分がしていることへ標題をつける習慣はモノゴトを伝える時に役に立つ。
    思考停止ポイントを発見する。
    自分の正直な姿を現すところは相手の中だ。誤解されるとは、自分が人にどううつっているかを認識していないことによるズレ。
    キーワードは相手がどんな意味で使っているかを正確に押さえなければならない。
    部分的な問題を切り出す前に、全体的な相手に対する日ごろの思いを前面に出す。

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著者プロフィール

全国各地で、表現教室のワークショップ、大学講義、講演などを通じ、表現力・考える力・コミュニケーション力の育成に幅広く活躍中。『伝わる・揺さぶる!文章を書く』『おとなの小論文教室。』他著書多数。

「2018年 『理解という名の愛がほしい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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