方言は絶滅するのか―自分のことばを失った日本人 (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569618968

作品紹介・あらすじ

めっちゃ、まったり、しんどい…今や全国化した関西弁だが、一方で絶滅の危機に瀕した表現も数多い。本書では、沖縄、北陸、韓国などをフィールドに、現地語が日本語の共通語を取り込みながらいかに変容していったかを考察。地域の風土・文化というフィルターを通して、方言は形を変えていくものだ、と著者は指摘する。方言に固執するのではなく、地域性・個人の心性に適った「自分のことば」を身につける。ことばの豊かな感性を取り戻すための一冊。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルほど大げさなことはあまり書かれていない。方言や語用論など社会言語学的なことを卒論とかでやろうとする人には、テーマのヒントになりそうな調査や考察が色々書かれているので面白いかも。個人的には日本の殖民地時代に日本語教育が行われたミクロネシアの島々の話と、著者の標準語についての考え方、方言研究の主潮(50s記述→60s地理→70s社会→80s計量→90s意識→心理、pp.155-6)の部分が特に興味深い。データが豊富に紹介されている点は面白いが、もう少しそれらのデータを包括するような解説が多くても良いような気がする。(07/05/22)

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著者プロフィール

大阪大学名誉教授。1946年、富山県生まれ。東北大学大学院修了(1970年)。文学博士(大阪大学、1990年)。国立国語研究所研究員、大阪大学大学院教授などを経て現職。専門は、日本語学・社会言語学・接触言語学。

「2019年 『ことばの習得と意識』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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