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- Amazon.co.jp ・本 (98ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569624518
感想・レビュー・書評
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銀座で大変人気の会員制クラブ「ふたご屋」のママ。
双子の姉志保さんの著書が好印象だったため,妹さくらさんの著書を読んでみました。
未婚の母,水商売という母親の境遇が子どもに与える影響を考え,ハワイで出産したさくらさん。
しかし,子イリナちゃんは未熟児として生まれます。
イリナちゃんの命をつなぎとめるには金銭的に難しく,残された手段は養子に出すこと。
苦渋の決断の末,さくらさんはイリナちゃんを養子に出し,一人帰国します。
アメリカの制度上,養子に出した子に接触すること,探すことは禁じられています。
イリナちゃんに会いたいが会えない。その孤独の中で考える,母親としての,ますいさくらとしての生き方。
銀座で成功したママが抱える内面の葛藤に触れられる一冊です。
ただ僕は,少しさくらさんとの感じ方・考え方が合いませんでした。
子どもを前にして親が逃げてはいけない。金銭感覚も少し違う気がする。
また,親が目一杯の愛情をかけようとすることは,常に子どもにとっての幸せになるのか。
ちょっと引っかかりが取れない一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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