韓国人から見た北朝鮮―独裁国家のルーツ (PHP新書)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569629476

感想・レビュー・書評

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  • 旧ソ連、中国やベトナムなど社会主義国家が市場経済を解放していった結果、北朝鮮が唯一の、いわゆる純粋な社会主義国家となった。それゆえ昔の中華思想に基づく、周辺諸国の社会主義を排除する結果となっていった…。

    こう考えると現在の北朝鮮の強行かつ無謀ともいえる政策がとても良く理解出来る。

    漢字排除に伴う弊害などとても興味深く読めた。

    14/01/03-1

  • 北朝鮮だけでなく、韓国のことも、割に冷静に判る。
    好著だ。

  • ちょっとずつ韓国と北朝鮮、そしてコリアがわかってきた!オモロイ!

    北朝鮮への偏見も少し変わってきた!

  • [ 内容 ]
    北朝鮮のルーツは李朝にあった。それは韓国にも共通の文化基盤である。
    歴史的根拠を掘り下げ、日本人が理解しがたい民族性の謎を解く。
    北朝鮮のルーツは李朝の恐怖政治にあった。
    さらに、チュチェ思想は儒教の社会主義版である――。
    韓国人にとって、北朝鮮の思想や行動は決して不可解ではない、と著者はいう。
    同じ民族ゆえに共有できる文化と資質があるからだ。

    [ 目次 ]
    ●序章 北朝鮮に恐怖をいだかなくなった韓国 
    ●第1章 専制独裁主義のルーツは李朝にあり 
    ●第2章 チュチェ思想のルーツは儒教だった 
    ●第3章 小中華思想と日本を見下す侮日観 
    ●第4章 大国への屈折――事大主義と中央集権主義 
    ●第5章 自民族優越主義という害毒 
    ●第6章 父系血縁制と身分制 
    ●第7章 国民を愚かにする理念主義とハングル専用政策

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著者プロフィール

韓国・済州島生まれ。1983年に来日、大東文化大学(英語学専攻)の留学生となる。その後、東京外国語大学大学院修士課程修了(北米地域研究)を経て、現在は拓殖大学国際学部教授、東京国際大学国際関係学部教授。評論家としても活躍中。1998年に日本国籍取得済み。
主な著書に、『攘夷の韓国・開国の日本』(文藝春秋、第5回山本七平賞受賞)、『スカートの風』(三交社・角川文庫)、『韓国を蝕む儒教の怨念』(小学館新書)、『韓国「反日民族主義」の奈落』(文春新書)、『日本にしかない「商いの心」の謎を解く』 (PHP新書)、『反目する日本人と韓国人』(ビジネス社)など多数。2021年から「呉善花チャンネル」を開設、「相反する日韓学」を配信中。

「2023年 『日本のどこが好きですか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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