イスラームの常識がわかる小事典 (PHP新書)

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  • PHP研究所
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感想 : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569634029

作品紹介・あらすじ

世界人口の五人に一人がイスラーム教徒でありながら、日本人はイスラームやムスリムを正しく理解していない。「右手にクルアーン(コーラン)、左手に剣」という好戦的で危険な思想という見方は間違いである。歴史をふりかえれば、むしろ他宗教より排他的ではなく、理性や平和を重んじる教義なのだ。では現在、緊迫するイラク、パレスティナ情勢をどう見たらよいのか。本書は、イスラーム教徒の立場で、ムハンマド誕生から教義の真髄、発展史、中東情勢の読み方までを解説。誤解や偏見を解きほぐす入門書。

感想・レビュー・書評

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  • イスラームについての本は2冊目。
    筆者自身がムスリムということもあり、テロに対しての考え方など日本人と感覚が違って興味深い。
    イスラム教誕生からムハンマド死後の栄枯盛衰、現代までの歴史については非常にわかりやすく書かれている。
    生活についてはかなり駆け足の記述なので他の本を参照されたい。

  • イスラム教徒によるイスラームの歴史・教義など。イスラム教徒がどのように認識しているのかがわかる。

    P188『日本人は自分で宗教を選べる、つまり自分自身が神さまを取捨選択できると思いがちだが、これまた思い上がりもはなはだしく、それは「神を冒涜する」ことなのに気づいていないのがそら恐ろしい。』

  • ウーン。
    イスラム入門は井筒先生の著書をお勧めします。

  • スペインがフィリピンでイスラムの東進を止めていたことと日本が鎖国していたため、日本には20世紀になるまでイスラムとの接点がなかった。
    神との契約をナニヨリも重視し、平和を祈っているのがムスリム。

  • またイスラム世界が国際情勢の中でホットになってきている事を考え、一から学び直すために読んでみる。

    イスラムの考え方がとても平和的で家庭を大事にする教義であるという節から、今のテロって本当にイスラムの考えに基づいてやっている事なのかという疑問を持った。こんなに平和を重んじ家庭を大事にする人々が、どうしてテロとか内戦とか、おおよそ平和とかけ離れたことを行うのか…宗派の対立の様相はなんとなくつかめたけれども、今度はテロリズムとかについて学ぶ必要があるのかなーと感じた。

    それでも、イスラムの考え方を知るうえで、入門書のように読みやすくわかりやすかった。

  • 著者がムスリムなので、価値判断については一歩距離をおいて見たほうがよいかとも思いますが、概念や用語の解説・整理はわかりやすく、基礎的な知識を押さえるのにはよいかと思います。通算2年弱イスラム圏に暮らしていても、初めて知ること、そうだったのかという発見がいろいろありました。

    世界史でいちばん苦手だったイスラム史も、各国と都市の位置関係をざっくり理解した今こうしてまとめてさらうと、意外と理解できるものです。。

    また、2004年の発行ですが、最後の「人口問題と人材の育成」の項で「若年層の膨張」の受け皿を用意しないと、大学を出ても職のない若者が増え、「反体制運動の伏線」となるし「流血革命などの動きに飛び火しかねない」という件、いまのこの状況で読むと非常に感心させられる分析です。

  • 著者は日本人ムスリム。そのためか、かなりイスラームに好意的な視点から書かれている。客観的にイスラームについて知りたい場合は、一歩引いて読むぐらいがいいかも。

  • イスラムについてイスラム教徒の視点で書かれた入門本。
    著者がイスラム教徒なので、ちょっと偏っている感じなのは否めないです。
    イスラム教を軽く知りたくなった人にはいいかもしれません。
    イスラム教徒ではないとわからない視点もあり、
    イスラム教の良さも感じることができると思います。

  • 誤解されやすいイスラーム用語などの入門書としてわかりやすい本。

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著者プロフィール

夫人がフィリピン人で50年来のフィリピン通。現在マニラにほぼ在住74年に住友商事へ入社。中東各国に駐在後、フィリピン・ミンダナオ自治州政府の経済顧問、東洋大学法学部非常勤講師を歴任。

「2014年 『フィリピンのことがマンガで3時間でわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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