- PHP研究所 (2006年1月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784569636139
作品紹介・あらすじ
認めてもらいたいのに気持ちをハッキリと伝えられない。さみしいのに人と接すると居心地が悪い。気まずくなれば自分の殻に閉じこもり、非難されると不機嫌になる。だから摩擦を避ける。▼恥ずかしがり屋は「失敗するのが怖い」「他人から評価されるのが怖い」「断られるのが怖い」「親しくなるのも怖い」。そして臆病になり、他人を警戒し、不信感を持つようになった人なのだ。▼「こんなこと言ったらバカにされる、嫌われる」と思っていませんか。我慢しないでちょっとだけ自分を信じてみたら、人づきあいが楽になる。▼[「恥ずかしがり屋」はこんな人]人に対して「臆病・警戒心・不信感」を抱いている/人と話していて、会話が途切れることを恐れる/怒られると、自分が悪いことをしている気になる/気まずいことがあると、自分が我慢して取り繕う/相手から非難されると、憂鬱で不機嫌になる/嫌われることを恐れて、自分の意見を言えない/うつになりやすい
感想・レビュー・書評
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自分も昔、自分に自信がなくて言いたいことが言えない人間だった。私もきっと自分以外の周りの人間に対する憎しみがあって、それで利用されたり、騙されたりしやすい人間だったのだろうと思った。すべては親子関係から来るものなのかと改めて認識した。自分がこれから娘に対する接し方を今まで以上に気をつけていきたいと思った。だが、最終的にはやっぱり"神様を信じること"(宗教無関係に)に戻ってくるのだなと思った。
人が怖いと思う事は自分にも体験があるからわかる。
自分は過去、相当自分に自信がなかったのだと改めて認識した。
そして今後は自分に自信を持って、神様を信じて生きていきたいと思う。 -
「恥ずかしがり屋」はどうしてそうなるのか。
意外と根深い、自分ではどうしようもない、先天的、運命的とでも言うべき、家庭を中心とした、育つ過程での人間関係だと筆者は指摘する。
そのため、「言いたいことが言えない」の僕自身の処方箋というよりは、子どもを育てる親として、こういうところに気をつけて子どもと接さないとなあ…という観点で読んだ。 -
あまりにも自分に当てはまることばかりで、読んでいてつらくなった。病気ではないし、劇的に不幸な人生だったわけではないけれど、生きるのが辛い「言いたいことが言えない人」の特徴や、なぜそうなったのかということをよく捉えている。ただ、鋭い指摘だと思う反面、これはちょっと人によって違うんじゃないか?と、決めつけてる感を感じた箇所があったのと、文章が淡々とし過ぎて冷たい。それからもう少し解決策を内容に盛り込んだほうがいいのでは…と思う。読んだあと思い出したくない過去を思い出し混乱して落ち込み、これからどうやって自分を変えていけばいいのかわからず途方にくれた。「言いたいことが言えない人」にとって自分を知るひとつの手立てにはなるけれど…それが狙いかもしれないけど…自分のこころの奥深くに抑圧してきた闇の部分と向き合うのは辛い。
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「恥ずかしがり屋」の人は幼少時代に恵まれない環境で育った、という持論を展開。
文章は簡潔で読みやすかったが、「親が悪い」「愛情を十分に注がなかった親の責任」ということを延々同じような言葉で書かれていたので、途中で読みたくなくなった。
データの量も少ないし、起承転結が全くないのでつまらなかった。Bookoff行き決定! -
<閲覧スタッフより>
気持ちをハッキリと伝えられない「恥ずかしがり屋」な人に出会った経験、ありませんか?
「恥ずかしい」という症状の原因や深層心理から、「人を信じる」大切さを教えてくれます。
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所在記号:新書||141.9||カト
資料番号:20081346
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読んでみて自分のことだなと思った。
結構ずばっと、断定して語られてるから読んでて否定されているような気にもなる。
だからこういう性格の人にはぐさっとくるのかな?
でもこの本を読んで失敗を恐れないようにしようと思えた。
怖がりな自分に勝って気持ちを楽にして生きたいと思った。
あとヒステリーな人。確かにいるし苦手だ。 -
言いたいことが言えない人は、人に否定されることを恐れている人である。
恥ずかしくて怖気づいてしまうのは、ひとを信頼していないからである。したくてもできないからである。自分を自分で否定しているから誰も信じられない。
そういう現象と理由が滔々と書いてある本。
落ち込んで考えすぎてしまう癖をなんとかならないのかと思って手に取った本。
これを読んだからといって何も変わらないけど、心の整理にはいいと思う。そうそうそう、とすんなり入っていく感じ。
一つ気になるのは、「恥ずかしがり屋の大人」と「そうでない健康的な人たち」という比較調査の数値の出し方が曖昧な部分。比較対象を語るなら、グラフなり表なりアンケート結果をちゃんと出して欲しい。 -
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結局、どうしたら良いかは書かれていない。原因は親と決めつけすぎ。親を嫌いにさせたいのか。
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教員として、子どもの背景を考えるうえで役に立つと思うから。
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オーディオブックで。
自分のこと言われているようで心にグサグサ突き刺さった。
恥ずかしがり屋の精神を詳細に、そしてどうして恥ずかしがり屋の人間ができあがってしまうのかをひたすら羅列した内容だった。
恥ずかしがり屋の人の哀れさばっかり取り上げられて、どうすれば治せるのかとかはほとんど言わず。ちょっと悲しい。
唯一あったのが、 恥ずかしがり屋の人は大変な環境で育ってきたのにここまで生きてきたのは凄いことだ ってことぐらい。 -
全ての原因が両親ということになっている。親以外の外部環境も、遺伝子の話も出てこない。本当か?
06年出版で引用文が70年代が多い、流石に古すぎないか?
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ピンと来ない・自分には当てはまらないと感じる部分も多くあった。
しかし、自分に当てはまる部分もあり、恥ずかしがり屋にはこういう心理があるからこうせよ、といったこともいくらか書かれていたので、読んでよかった。 -
言いたいことが言えない人は、心に深い傷つきがある。子どもの頃の満たされない希望を引きずるがために、様々な生きづらさを抱えるという。言いたいことが言えない人の特徴や、なぜそのように育つかがよく分かった。そこからの脱却法を、もっと知りたい。
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どう考えても、子供の頃のトラウマが後を引きずって、今の自分がある気がしてならない。褒められたいけど、実際に褒められると戸惑ってしまうあたり、すごい実感する。
人の目を気にせず、自分がどうあるべきかを考えたい。 -
20160428
・恥ずかしがり屋は気をつかうのに、相手が望んだ反応を返してくれないからストレスがたまる。相手に察しを求めるのである。
自己主張は我を張るのとは違う。
自分の言うことを説明し、言うべきことを言うのが自己主張。
人を無視したことを言うのがわがまま。
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目次を記録することはほとんどないが、この本の目次は記録しておく。
自分が育ってきた環境を追うと、なぜこのような性格になったのか心当たることが所狭しと書かれている。
もくじ
◎なぜ内にこもってしまうのか
○「恥ずかしがり屋」はこんな人
○事故表現が苦手な人たち
○頑張っている自分に自信がない
○問題はだれにでも潜んでいる
◎「恥ずかしがり屋」の深層心理
○自分を責める
○低い自己評価
○矛盾した心理
○予期不安
◎四つの社会的恐怖の呪縛
○子どものころからの恐怖心
○失敗するのが怖い
○他人から否定的に評価されるのが怖い
○断られるのが怖い
○親しくなるのが怖い
◎信じることの大切さ
○エディプス・コンプレックス
○人間は順を追って成長する
○自意識過剰
著者プロフィール
加藤諦三の作品
