心を高める、経営を伸ばす―素晴らしい人生をおくるために(PHP文庫)
- PHP研究所 (2004年4月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569636382
作品紹介・あらすじ
1959年、従業員28人で発足した京セラは、セラミックという新素材を世界に広め、売上1兆円の優良企業に。また1984年、ガリバーNTTの独占を崩すべく産声を上げたKDDIは、国内シェア2位、売上2兆8000億円の巨大企業に。この業態の違う2社を創業したのが稲盛和夫氏だ。しかし、氏の歩んできた道は決して平坦ではない。本書は、氏が半世紀近くに及び経営者人生のなかで、悩み、苦しんだ末に学んだことを集大成したもの。とくに、これから社会に出る若い人に向けて、「仕事や人生の途上で障害に行き当たったときに、ぜひ私の話を思い起こしていただきたい」という願いが込められた本でもある。働く喜びを見つけるためには? 困難に打ち勝つためには? 自分を高めるためには? といった人生訓から、仕事を向上させるためには? 事業を伸ばすためには? といった経営訓まで、まさにビジネスマンの羅針盤として常に持ち歩いてほしい本。
感想・レビュー・書評
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ビジネスマンの必読書
老若男女全ての人に通用する原理原則が書かれている。何度読んでも飽きないし、背筋を伸ばされる思いで読んでいます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
稲盛和夫氏、平成元年の著。
特に駆け出し経営者、これから起業する人、リーダーになったばかりの人向けの本かなという印象。今の自分の立場にはがっちりハマる内容ではなかったけれど、腑に落ちる点は多かったのと、30年以上経っても古さを全く感じないのはすごいなと感じた。稲盛氏の別の著書にもあたってみたいと思った。 -
京セラフィロソフィなどの稲森さんの著書に共感できる方にはハンドブック的な使い方ができるのでおすすめです!
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1989年刊行
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「一芸に秀でれば、すべてに通ずる」
ひとつのことを究めることはすべてを知ること。そうだよなあ〜
創造的な仕事は思いつきから生まれるのではなく、考えて考えて考え抜いたところから生まれる、というのも納得です。
仕事の関係で手にして読んだ。 -
すごく良い本です。
ただし、この文章が書かれた後に、過労死の問題、パワハラ、セクハラ、モラハラ、鬱病、ニート、フリーターなどが社会問題として取り沙汰された事や、ゆとり世代、さとり世代といった人たちもまだ居なかった事を意識して読んだ方がいいかもしれません。 -
苦労しているからこその言葉だなぁとしみじみ感じながら読んだ。大体の創業者は同じことを言うな、とも。正しく生きること、地道に努力をすること、愚直であることが成功する秘訣なのだ。実は単純なことが王道。ただ、簡単に出来るものではないからこそ、ひたむきにやり続けた人が成功するのだと、自分を振り返る機会になっただけでなく、また立ち止まっていつでも読み直したい。
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正しい判断をするために、という章を通読。稲盛和夫さんの一貫したフィロソフィーである"利他の心"が推奨される行動レベルで書いてあり、非常に分かり易かった。以下は常に意識したい。
"ささいなことにも気を込める、潜在意識を働かせる、筋を通す、原理原則を基準とする、原点をみうしなわない、善に見る、本能心を抑える、意識の焦点を絞り込む、あるがままにみる" -
稲盛氏が他の書籍で書かれていることをコンパクトにまとめられていてスラスラ読めた。