17歳。 モット自由ニナレルハズ

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569636535

感想・レビュー・書評

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  • あたしはすでに17歳を通り過ぎてるけど、読んだら高校生だったときのことを思い出しました。
    これは高校生の悩みに小倉千加子さんがこたえていくというものです。
    「本を読むと悩みの解決の糸口が見えるのだから本をよみなさい」「大人は人によって話題を変えていて1人の人に依存しないようにしてる」「他の人に負けないものをもてばいい、売りが大事」「性格美人は一生持続するから性格のほうが大事」「楽しいことは苦しいことがあるから生まれる」とかいいことも書いてありました。あと、「人には過剰でテンションの高いのが好きな恋愛体質と、じっくり穏やかな愛情体質がある」ってのにも納得。特に「日記で成功したことを書くと自信がつくし、いいことがよくないことより多ければ悩む必要なんかない」ってのは、そう言われたらそうかも!!とか思い、ぜひ自分のブログにも採用したい感じ☆でも、男尊女卑の内容が多いのが嫌でした。実際の社会はそうだから仕方ないけれど。女子はいずれ主婦になるから、大学も役に立つ・将来につながる分野ではなく好き嫌いで選ぶとか…

  • 13070

    著者が17歳の悩み相談に答えるという形式。べらんめえな語り口調で相談者に対しても辛口なコメントは上野千鶴子系列か。

  • そうかもしれないなぁ、ふぅむって思うときもあれば
    は?それって自分の屁理屈じゃない?って思うときもある。
    お説教を聞いてる感じ。
    確かに、豊か過ぎている環境、時代、に生きているのかもしれないけれど、
    悩んでる高校生たちをこんなにも小馬鹿にしなくてもいいんじゃないかなって思った。
    で、なぜか男よりも女に冷たい。
    すぐ「女だから〜」とか言い出す。

    まあ、でも自分が図星だからイラってくるところもあるかもしれないし
    そうでないかもしれないし
    結局はいろんな人の意見を聞くのは大切だからね、ぐらいの気持ちで読んだ。

  • ばっさりばっさり。言ってはる事は略理解できる。に、しても、言い切るなぁ。

  • こういう本ってどうせ優しい言葉で理想論をぐだぐだ語っているだけなんだろうな、という非常に偏りすぎた偏見を胸の隅に持ちつつも読んでみた。そしたら全然優しくなかった!その痛快さっぷりがあたしはちょっと爽快でした。でも、理想論を辛口にしただけのような気もします。いや、理想論は美しいですけど。全国の悩める17歳達に届く言葉なのだろうかという思いがあります。まぁ難しい年頃の人達に届く言葉の方が少ないでしょうが…。どうも著者さん自身の偏見でモノを言ってる感が否めなかった。でも受験に関する悩みなど一見の価値はあります!

  • 17歳=現役高校生の悩みに著者が明快に答える本。小倉先生は相変わらず痛いくらい切れ味のいい解答を出してくれるなぁ。本書における現代社会への見解は、現在17歳の人にも、かつて17歳だった人にも色々考えさせてくれるに違いありません。

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著者プロフィール

1952年、大阪生まれ。早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程修了。大阪成蹊女子短期大学、愛知淑徳大学文化創造学部教授をへて、執筆・講演活動に入る。本業のジェンダー・セクシュアリティ論からテレビドラマ、日本の晩婚化・少子化現象まで、幅広く分析を続けている。現在は認定こども園を運営し、幼稚園と保育所の連携についても関心を深めている。
主な著書に『醬油と薔薇の日々』『シュレーディンガーの猫』(いそっぷ社)、『増補版・松田聖子論』『結婚の条件』(朝日文庫)など。

「2020年 『草むらにハイヒール──内から外への欲求』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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