日本の目覚め

  • PHP研究所 (2004年11月26日発売)
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本 ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784569639291

作品紹介・あらすじ

『茶の本』とともに岡倉天心の代表作として有名な本書。日露戦争もたけなわの1904年にニューヨークで発刊された同書は、日本の心を英文で紹介した『茶の本』と同様に、日本の文化、歴史、精神生活を広く紹介した英文著書である。▼アメリカ、当時同盟関係を結んでいたイギリスに、日本の立場をアピールする目的で書かれた本書は、日本の歴史を通覧し、とくに維新前後の非常時局を回想していく。その日本人の使命と誇りを啓蒙する内容から、これから世界の一等国を目指そうとする自信が伝わってくる内容である。▼刊行されるや評判となり、アメリカの知識人の間で広く知られるようになった本書は、発刊百年の今日、改めて日本人とはなにかを問い直すのにふさわしい一冊といえる。▼『茶の本』の著者が、日露戦争という未曾有の国難に際し、欧米に「平和国家・日本」の歴史と思想を紹介した名著。百年の時を経て、いま甦る日本人必読の書である。   

著者プロフィール

1863~1913年 美術評論家・思想家。本名は覚三。文明開化の風潮の中で、フェノロサとともに日本美術の復興に尽くした。東京美術学校開設に尽力し、のち校長となる。その後、日本美術院を創立し、明治日本画家の指導者として活躍、ボストン美術館中国日本美術部長などを務める。英文著書による日本文化の紹介者としても知られる。著書は本書を構成する『茶の本』『日本の覚醒』に加え、『東洋の理想』の三冊が代表作。

「2021年 『茶の本 日本の覚醒 矜持の深奥』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡倉天心の作品

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