心の病は食事で治す (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所
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レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569640730

作品紹介・あらすじ

うつ病や不安障害など、心の病は脳内の神経伝達物質のインバランスによって発生する。薬を服用すれば症状は改善するが、薬には副作用がある。脳に恒久的なダメージを与えてしまいかねない。薬に頼らない治療法はないものか-。本書は、心の病を正しい食生活、ビタミン、ミネラル、必須脂肪酸をうまく摂取することで治す「分子整合精神医学」という方法を紹介する。なぜフライドポテトはダメなのか?なぜ精製白パンよりもライ麦パンのほうがいいのか?健全な精神は健全な食事でつくる。

感想・レビュー・書評

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  • 2020年積読本消化42冊目。

    〈分子整合精神医学〉の先生が書いた本。ずっと気になっていた分野。ちょっと胡散臭さも感じたり…。日本はこういうのあまり進んでないよね。サプリで改善するなら試してみたい。できればトライしてみたい。けど独自で行うことは危険。「サプリを…」と相談すると、きっと主治医は「エビデンスがどうちゃか~(長いので割愛)~」最終的には「自己責任で~」と言うだろう。なのでサプリよりも食べ物で何とかするしかない。けど私は消化器官を色々切除したりしているので、どうなんだろう…。栄養の消化や吸収。とくに効率のいい吸収ができたらいいんだけどなぁ…と思う。エレンタールとかエンシュアとか、メイバランスとかいいのかもしれない。体にも脳にも必須アミノ酸と微量栄養素が大事なんだということがわかった。(家庭科で習った必須アミノ酸ほんとに大事なんだね…)できれば質の良いものを。不足すると不具合が発生する。低血糖に関しては初期段階なら栄養で整うものなんだろうな。こじれてしまうと複雑になってくる問題だと思う。私の場合は、まず脱カフェインしないといけない。デカフェコーヒーならいいのだろうか?

    他の人はどう思うかわからないけど妙に納得できる内容だったのでスッキリしました。先日読了した『薬なし、自分で治すパニック障害』と読んでから、こちらの本を読んだので尚更そう思えるのかもしれない。読んでて面白かったです。普段(不摂生)な私が好きなものはGI値が高いものが多かった。体が弱っている今は低GIの食物を好んで食べている。カフェインも甘いものもなし。このままこの食生活でいけばいいのかもしれない。主治医や精神科の先生に自分の体や心を丸投げしないで、自分でできること、自分で整えることが出来ることは自分でやらないといけない。

  • 同じく、レポート作成に於いて参考にした内の一冊。
    主にうつ病について書かれた部分が役立ったが、そこで述べられていた「精神病はその要因だけを除去する事だけでは却って悪い方向に向かう事もある」と云った旨の事が、生化学の方面から広く捉えられた見解で、納得せざるを得なかった。
    簡単にいえば、ある特定の物質が欠乏している為に、その物質の特性が一つの病気に関連していたとして、その物質を投与すれば全て解決、と云えばそうでは無く、
    その物質を取り込む能力の損傷が起因とする場合もあり、そしてその物質が齎す副作用がある以上、特定の物質のみを含む、もしくは一部のみに働きかける薬を飲む事では、生体での機能そのものを無視したものであり、解決に向かう事には直接的に繋がらない場合もある
    …と云った内容であったが、実にその通りだと思った。
    他にもレポート作成にあたって役立つ内容も多々あり、参考になった本であった。

  • 身体と同じように心も病気になる。

    風邪薬は症状を緩和するだけであって
    身体自身を回復させるわけではない。

    うつ症状の人は昨今増えてはいるが
    所謂「抗うつ剤」と呼ばれるものは
    その症状を柔らげるだけで根本の
    改善はしてくれない。

    身体の風邪と同じように
    心を治すのは 栄養素 だけである。

    症状に応じたサプリなどを紹介。
    時には、記載以上のサプリを取ることも推奨。
    なぜなら栄養素が一般の人よりも不足しているから
    その症状が出ているわけであって、
    栄養素が人並みに充足するのなら
    (多少の)過剰摂取は必要らしい。

    色々と勉強になる一冊。
    鬱病の一因は栄養不足であると。
    言い換えれば、抗うつ剤飲まなくても
    必要な栄養素が摂取出来ていれば鬱病を健康的に改善出来ると教えてくれます。

  • サプリメントめちゃくちゃ飲まなきゃいけなくなる?けど、良いものは良いんだと信じたいが、胃が悪いため吸収できてない可能性があるのもあるからそちらの治療を優先、でも内容としては一貫してて良かった。

  • これは「食事」で治すとかいう内容ではなくて、「サプリ」をとれ!
    という内容だったぞ…。

  • ■脳内ヒスタインレベルのインバランスで統合失調症が発生する


    血液中のヒスタミンレベルが非常に低い統合失調者では
    ありもしないことを本当だと思い込む妄想と、この世の現実にはありえないものを見る幻覚が
    発生していた。すなわち、ヒスタミンレベルが高すぎるか、低すぎるかによって、
    心の病や神経の異常な興奮が発生している。

    低ヒスタミンは銅の過剰によって発生する。
    そこで銅の過剰を抑えるために、ビタミンCとナイアシンB3を投与したところ、
    ヒスタミンを正常範囲内に収めることが出来た。

    高ヒスタミンの患者にビタミンCとナイアシンを投与しても、効果が無かった。
    しかし、カルシウムを投与すると、ヒスタミンレベルが下がり、症状は改善した。




    脳内物質のインバランスは薬で正すことが出来るが
    薬には強い副作用がある。
    薬で出来ることは栄養素でも出来る。
    しかも栄養素には毒性がなく
    大量摂取しても副作用が殆ど無い、という利点がある。

    うつ病に苦しみ、薬を飲んでも一向に改善しない人は
    セロトニンが不足しているのではなく単にジャンクフードの
    食べすぎ、あるいは
    ビタミンB群が不足しているだけかもしれない。

  • 2005年に出された本だから五年前の情報と言うことになるのだろう
    日本にも昔から玄米食を中心にした「西田流」の
    食事環境が有名だったし
    中国の「医食同源」も現役である

    しかし西洋医学は自然治癒力を基本とする民間療法を敵対して馬鹿にし
    まるで宗教のように社会を脅しと都合のいい実験と証明で扇動してきた
    勝ち負けによる正当性に興味を示さない民間療法は
    挑戦に受けて立つこともなく細々とマイペースで生き延びてきた

    そのほかにも医薬品の開発費を取り巻く視野の狭い基礎医者の存在や
    患者の症状から離れてその場のデーターだけの機械的診断や
    更にその医薬的医療結果を売り物にする臨床医学によって
    市民は命と保険を形に取られて逃げようがなく管理されてきた

    この本はその西洋医学の中から自己批判として湧きだした物のようだ
    うつ病や自閉症などの心的病を薬に頼らずむしろ避けて
    食生活とビタミン・ミネラル・必須脂肪酸などのサプリメントによって
    副作用の伴わない治療と回復を目指す「分子整合精神医学」を紹介する
    脳内物質とファーストフード・ファーストライフの関係と
    スローライフの大切さを説く
    精神分析医のカウンセルで治らないものも
    半月のビタミンB6とマグネシウムの摂取で改善した自閉症の実例ほか
    砂糖やカフェインやアルコールやニコチンの取り過ぎによる
    呆けや躁うつや錯乱など沢山の実証例を見せる

    特許と言うドル箱になる化学薬品の開発に執着した製薬会社の存在を
    明らかにするとともに
    儲からないが故に生薬の開発を拒む大企業と
    官学産の癒着体制を見る
    治外法権であったはずの大学が研究開発費に対する膨大な予算と言う餌で
    官僚と産業に取り込まれてしまった
    あらゆる分野における学問の自由はなくなり
    官と産の思惑による下請けとなり
    研究課題が目先の欲で決まっていく

  • 病気としての「うつ病」を栄養学の観点から治療を試みる内容の本。
    精神病を生科学的に考察し、従来の「心理的」な療法には限界があることを、暗に、且つ声高に叫んでいる。
    病気でなくとも、どこかしら不安になることがあったあり、精神の不安定によって自己が疲弊しきっているひとにとって、完全なる救いとなる書であることに間違いない。

  • 気分が病んでしまう、イライラしてしまう、心の不調の原因は食生活にあった。
    その中でも、血糖値を急上昇させないこと
    酵素を活動させるために、ビタミンやミネラルを摂ること
    アミノ酸も重要
    この三つは印象に残ったのですが・・・
    いかんせん、栄養素の説明が小難しくて混乱してしまいました。

    ビタミンを摂ると言っても、ビタミンには数種類あるし
    摂らなければならない栄養素が多すぎて、整理しきれませんでした。
    もっと、必要な栄養素を多く含む食品を載せてほしかったです。
    ただ、こんな症状にはこんなサプリメントが効く、という説明書きはわかりやすかったです。

  • ビタミンB群・C、オメガ3脂肪酸、低GI食品として玄米、ライ麦パン、さつまいも、豆類、野菜、海藻の摂取。砂糖、精製食物を控える。1日30分の歩行週5日。

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著者プロフィール

生田 哲(イクタ サトシ)
薬学者/評論家
薬学博士。1955年、北海道に生まれる。がん、糖尿病、遺伝子研究で有名なシティ・オブ・ホープ研究所、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)などの博士研究員を経て、イリノイ工科大学助教授(化学科)。
遺伝子の構造やドラッグデザインをテーマに研究生活を送る。現在は日本で、生化学、医学、薬学、教育を中心とする執筆活動と講演活動、脳と栄養に関する研究とコンサルティング活動を行う。著書に、『ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く 』 (講談社+α新書)、『よみがえる脳』『脳にいいこと、悪いこと』 (以上、サイエンス・アイ新書)。『よくわかる! 脳にいい食、悪い食』『子どもの脳は食べ物で変わる』(以上、PHP研究所)など多数。

「2021年 『遺伝子のスイッチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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