- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569641881
作品紹介・あらすじ
本田宗一郎氏が、様々な場所に書き、語った言葉の数々を一冊にまとめたものが本書である。▼外国人の客が汲み取り式便所に落とした入れ歯を拾った話から人情の機微を説き、歌舞伎町での遊び方がわからなかったことから老害の本質を説く。若い頃に胸を躍らせたエンジンや飛行機との出会い、父の教え、そして藤沢武夫氏との邂逅。競争の本質とは何かをレースの経験から熱く語り、発明は恋愛と同じだと喝破する。成功とは99%の失敗に支えられた1%であるという信条を持ちながらも、失敗はついつい厳しく怒鳴りつけた話。遊びというものの本質、そして仕事というものの本質。そして人生の妙味……。▼自分だけの人生を自分の力で生き抜き、周囲の人を幸福にしようと努め、「人生の楽しみ、人生の本当の豊かさ、人生の可能性」のすべてを体得してきた人にしか語れぬ言葉が、本書からはあふれだしている。読めば読むほど、勇気づけられる、座右に置きたい一冊である。
感想・レビュー・書評
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HONDA 創業者、本田宗一郎氏の哲学
2022年に読む!!!としてたのに、
2023年、読んでみた。
いろいろと気になるフレーズがありました。
古い本ですので時代と合わない事も有りますが、
結構言い当てている内容がありましたね。
先を見る鋭い洞察力を持つ人だったんでしょう。
その辺りはビリビリと感じました。
しかし、
現在のHONDAはなんなの?
結局レッドブルに愛想尽かされた。
2026年からFordと組むことになったね。
HONDAの態度よ…出たり入ったり、、、
一貫性の無さが信用失墜の原因かな。
自業自得だが、
F1に居場所無くなるんじゃないか?
つまらん事してるよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本田宗一郎の経営哲学というか、人として生きる上での教訓が散りばめられた一冊。結局は「人」がわからなければ何もできない。いくら頭がよくて技術があっても、最終的に製品を使うのは「人」であり、ともに働くのも「人」。
それはさておき、僕はもっとも「いいな」と感じたのは『ホンダの工場を訪れるのはいつも楽しい。なぜならいつも新しい事が起きているから。皆生き生きと働いている』という話。僕は事務の仕事をしているが、事務も製造現場も常に新しさを求めていくという点では同じ。自分の職場も「訪れて楽しい」と思えるようにしなければ。 -
日本が誇る本田さんの本。
多分3時間くらいで読める分量なのに、
読むのに3日もかかっちまったい。
それくらい手を止めて考えさせられた本。
哲学したいときにぜひどうぞ。
社会人若手だとなお良い、かも。 -
日本の名経営者として、ソニーの井深、盛田、京セラの稲盛和夫などがあげられるが、本田宗一郎は創業当時から世界一を目論んでいたことがすごい。 最初から世界を狙っていたから、マン島のオートバイレースに参戦したし、F1にも参戦した。世界市場に挑戦するために、レースに勝つことが技術改善と宣伝のてっとりばやい手段だった。「世界一への道」「レースに勝つ」
また本田宗一郎は、会社名にホンダという自分の名前を入れたことを後悔していたようである。「会社の名前」
花柳界での遊びについても、包み隠すことなく書いている。しかも、人生修行のためはつきあいのために芸者を買いに行ったんじゃない、いきたくてたまらないから行っただけだと。「勉強になる場所」、「冗句のない人生は無味乾燥」など、人間味がある。
その一方で、子供や親族を入社させなかった「一人の倅と何千人もの息子」、「弟を切る」など、公私混同をすることがなかった。
座右の名著。 -
人に対する自分の見せ方、人へ質問する質の高さがどれだけ周囲に影響を与えるのかということを改めて知らされた。
もっと思いやりと先見の明を持っていこうと思えた。 -
やりたいことをやることは人を強く、そしてかっこよくするんだろうなと感じさせてもらえます。
1ページでひとつのトピックが書いてあり、読みやすいです。 -
元気が出た。
若い内から縮こまらないで、大胆になろうと決心した。 -
他人がどう見ていたかではなく、本人はどう考えていたかが分かる本です。もっと言えば、氏がこう考え行動した結果、他人が何を感じ、どう変わったかを考察する事ができます。
部下やファンの方々のご著書を読む傍ら、時折読み返してみようと思っています。心静かに。
著者プロフィール
本田宗一郎の作品





