国家戦略からみた靖国問題: 日本外交の正念場 (PHP新書 362)
- PHP研究所 (2005年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569644516
感想・レビュー・書評
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時代背景は少し現在と若干違うが大きな方向性としては、外交戦略はうなずける。
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日米同盟がとにかく重要である。
筆者は小泉さんの嘱託をしてたから小泉寄りな発言が多い。そして本書発売時はまだ安倍さんが首相になっていないから、安倍さんをぶれなくて素晴らしいと誉めているのが今読むと痛々しい。 -
靖国、台湾・中国、北朝鮮、イラク・アメリカ、というような問題を論じたものです。かなり広く、また少しテーマに一貫性がないのは、この本が新聞・雑誌の論考を集めて編集したものだからだと思います。タイトルは靖国問題だけ取り上げているように書かれていますが、そうではありません。
さて、靖国に関しては、歴史問題を外交問題にすることはナンセンスだ、ということで著者の見解をまとめることができるでしょう。その通りだと思います。もっとも、既に外交問題になってしまっているわけですが、どのように解決するかについては「時間の解決を待つ」ということにあるようです。ま、それももっともというところですね。
個人的に興味深かったのは、台湾情勢が与える日本への影響についてです。とにかく台湾には現状維持か独立という方向で頑張って欲しいなぁ、と思いました。 -
勉強になる
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靖国問題という外交問題をから、日本を取り巻く環境、朝鮮半島、中国、台湾、そしてアメリカに対する日本のとるべき国家戦略や指針を示した本。
なかなか面白いと思う。
ただ残念なのは本書書下ろしやなくて、新聞の寄稿文を集めて作った本だけに時系列てきな整理が残念。 -
この人のアメリカに対するリスペクトは何に起因してるのか今ひとつわからない。戦略としては同意できなくもないんだけど、それだけだな。