[新装版]指導者の条件

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569647227

作品紹介・あらすじ

30年以上の永きにわたって読み継がれた好著が、装いを新たに登場。▼松下電器を興し日本を代表する巨大企業に成長させた経営者、松下幸之助。本書はそんな彼が経営者として永年の体験をもとに、古今東西の事例を交えながら、組織を率いる者のあるべき姿を説いたものである。▼「指導者は人、物すべての価値を正しく知らねばならない」「指導者は一面部下に使われるという心持ちを持たねばならない」「指導者は時には何かの権威を活用することも大事である」「指導者には一つの指導理念がなくてはならない」など――日本史上の名君、古代中国の英雄、思想家、近代の世界の政治家らの言行から、著者自身も絶えず反省、検討し繰り返し見出した「指導者の条件」を示す。▼著者は「本書は自分の勉強のための教科書のようなものであり」(まえがきより)とも言っている。企業や組織のトップのあり方が、改めて問われている今だからこそ読みたい、座右の書となる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 松下幸之助氏の本で、現状読んだ中では一番良い本かもしれない
    リーダー、指導者の心得的なものがふんだんに書かれてあるのと
    歴史を引用しているので、日本人を意識しながら読める
    個人的には非常に良書だと思います
    自分が気になったフレーズのところだけ、時々見返す程度に読むのが良さそう

  • とらわれずあるがままを見ると言う言葉と
    条件という言葉は、相反している。

    頭がいいからすごい人
    テストでいい点数すごい人
    スポーツができるすごい人
    こんな条件で幸せを定義して
    その条件に当てはまれば、褒められるからする。
    =完璧主義人間の作り方だと思う。
    そうゆう条件付きの幸せは、幸せなのかな。
    とらわれず、あるがままじゃないよ。

    完璧になる必要もない。
    条件に満たされるための努力も。

    1個目標決めたら、叶うまでその目標を忘れろ。
    って僕の師匠は教えてくれました。
    ただ叶う日までコツコツ毎日やり続けろって。
    そしたら、叶ってるからって。

    指導者としての条件…
    意識として大事なことがこの本には沢山あります。
    でもその条件に当てはまってないからといって、
    この本を読む人が指導者に相応しくない人ではない。

    仲間を思う存分信じて期待する事、声かけをする事、変化を見逃さない事、いい距離を保って近すぎない事。 そんないろんなことがこの本に詰まってて、いい本です。

    自信が無いなんて当たり前で。それは多分経験していく中で、良いことも悪いことも経験して、いつか自信になる。 指導者って言い方も今の時代、良いのかわからないけど、人の上に立つ立場として、この本を読む事で、うんうん!って思うことがあると思います。 

    やっぱり松下幸之助さんすごいです。

  • コロナ禍で真のリーダーシップとは何か?を考えるために読んだ本。
    経営の神様といわれる松下幸之助が「自分の勉強のための教科書」と語った指導者の102の心得は非常に共感。

    【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】
    人間というものは誰しも、困難に直面すると恐れたり、動揺したりするのものである。大将が落ち着いて、冷静に事に処していけば、皆もその姿に安心感を覚え、勇気づけられる。

  • 中学生でも読んで理解できる。
    そして、中学生でも、聞いたら当たり前のような話ばかり。
    全てが正論であり、理想であり、~であるべきというゾルレンの世界。
    そういう意味では、知識を得るとか、知性を磨くという趣旨の本ではない。
    経営書でもなく、理論書でもない。

    そう。言うなれば、バイブル・・・『聖書』に近い。

    脳に役立てるというよりも、心に役立てるための書である。
    そういう意味では、枕の隣に置いておいて、
    日々、自分を修養するために読むという類の書物かと思う。

    通常、あまりにも当たり前すぎて、敢えてこういうことを意識することはないが、
    心落ち着けて、この本を読みながら自分を振り返り、反省する
    という使い方をするにはうってつけかと。

    部下がいたり、人の上に立つ人が、
    日々の自分を振り返るためには良い本です。

    ある意味、中学生からどの年齢層の方までも読める本ですが、
    その人の意識の持ち方で、読み取れること、学べることは大きく変わります。

  • 松下幸之助は、歴史上の人物を学び、それを自分の物としている。TTP(徹底的にパクル)ができているのであろう。
    ビジネスにあまり関係ないが、一番印象に残ったフレーズ。
    「国と国が攻めあい、家と家が奪い合い、人と人が殺しあう。互いに愛し合わないことから起こる。自分を愛すが他人を愛さないことが原因」
    2500年も前に説かれている。2500年経っても変わらないので、2500年後が心配である。別の見方をすると、これは人類の本能であり、この本能のおかげで、今の人類の繁栄があるのだろうか?

  • 感想
    古今東西のリーダー。状況は異なるが通底するものはある。人の上に立つとはどういうことか。指示を出しながらも使われる。会社と一つになる。

  • 松下幸之助さんの著書を読むのはこれが3冊目。

    数々の歴史上の偉人たちのエピソードから、指導者とはどうあるべきかという話が書いてある。
    松下さんが自分の教本とするために執筆したとあって、非常にためになる内容であった。
    小手先のテクニックではなく、人間としてどうあるべきかというところに焦点を当てており、読んでいてハッとさせられる話が多かった。
    自分も職場では管理職であるが、尊敬できる上司にはこのエピソードに当てはまると思ったり、尊敬できない人には思い当たる節も多かった。

    特に、「敵に塩を送る」の上杉謙信の話は感動した。

    この本も当たり前のことを当たり前に、正しいことを正しく行うという「素直」な生き方への指南書であった。

    非常にためになりました。

  • ビジネス書のバイブルといえば幸之助本。「部下の哲学」とセットで購入。

  • リーダーになるための考え方を、歴史の中から学ぶことができる。
    いつの時代でも、リーダーの気質、考え方は変わらないことがよくわかる。

    必読の一冊

  • 賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ。
    その歴史を手っ取り早く各2ページまとめられてる本。

    歴史上の人物のエピソードから、指導者の心得を説くという構造になっている。

    書かれているエピソードは、それぞれが矛盾していることもある。ただそれが人間社会の難しいところだし、状況に応じて最適なパターンに落とし込むことができるのが、うまく生きるコツなのかもしれない。

    ●気に入ったフレーズ
    ケネディ就任演説 
    国家に何かしてもらうか問うのではなく、自分が国家に何ができるかを問う

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著者プロフィール

パナソニック創業者

「2019年 『現場で闘うリーダーに知っておいてほしいこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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