損をして覚える株式投資 (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569647241

感想・レビュー・書評

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  •  著者は1924年生まれだからこの本の初版当時は81歳(2012年に亡くなったらしい)、1956年に直木賞をもらってから約半世紀、四百何十冊の本を書いた人で、「株のシロウト」だった著者がいろんな人脈を使って「成長株」も見つけて「お金の神様」と呼ばれるまでに株に精通するようになった、という人。
     うーん、タイトルだけ見てブックオフで100円の棚にあったから買ってしまったが、まず多作の人であるというところで、1冊の重みは軽いんじゃないかという偏見、あとはもう80を超えたおじいちゃんの語りは、ほぼ昔はこうだったとか、自慢話とか、上から目線の経験談に終始するんじゃないかという偏見のせいもあって、あんまりちゃんと読めなかった。
     実際は別にそんなに露骨な自慢話がある訳でもないけど、戦前は、とか高度成長期は、という話を読むのはそんなに面白いものではなく、結局、株をやるには「忍耐が必要だ」、「信用取引はするな」、「証券会社の人間も含めて誰も未来のことは分からない」、「成長しきった日本ではパイが少ないから途上国の株を買え」という、たぶんポイントはそれくらいだったと思う。
     著者が今の時代生きていたら、どう言うんだろう、と思った。(21/03/14)

  • 2020年67冊目。満足度★★★☆☆ 再読したけど、再読するほどの内容では正直なかった。

  • 筆者の自叙伝として書かれていたが特に大きなインパクトがある内容ではなかった.

    こういう投資方法では失敗もあるのだなという一教訓として読むといいのだろう.

  • "印南さんから借りた本。うろおぼえ・・
    科学的に完璧に証明されているものなどほとんどない。
    ほぼ正しいだろうという世界に我々は生きている。
    飛行機が飛ぶことすらはっきりわかっていない。

    そんな認識も持つべき?"

  • とてもわかりやすく「株とは何か」が書かれている。
    初心者向け!
    昔の時代の株の動き、経済の動き、そして今に至る経緯を知れてよかった。
    なにより証券会社の印象が少しよくなった(笑)

  • [ 内容 ]
    かつて著者が「株の神様」と呼ばれたのは、“相場”より“未来の成長”を重視する成長株理論を提唱し、世の中の株価を大きく動かしたから。
    低成長と経済のグローバル化が進むなか、株の舞台は日本から海外に移ったが、お金儲けの原則に変わりはない。
    明日の投資家たちに贈る五〇のアドバイス。

    [ 目次 ]
    第1章 思惑は必ず外れる(株が儲かる人より損する人の方が多い;手堅くやる株式投資のやり方もある ほか)
    第2章 過去の経験は邪魔になる(貯金と利殖は違う世界;借金で株式投資をしてはいけない ほか)
    第3章 なぜ成長株は宝の山なのか(成長株探しが私の仕事になった;なぜ成長株は宝の山なのか ほか)
    第4章 インフレからデフレへ(為替の自由化は株式市場に大きな衝撃;貿易黒字の定着が株式市場を一変させた ほか)
    第5章 日本が駄目でも中国がある(買い占め屋と乗っ取り屋は昔からある;再建屋に提灯をつける方が確率は高い ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 4569647243  173p 2005・12・2 1版1刷

  • 2008年6月24日〜24日読了。
    筆者の経験を元に、明日の投資家への50のアドバイスを短い単元に区切って簡潔に述べている。
    「思惑は必ず外れる」「過去の経験は邪魔になる」「なぜ成長株は宝の山なのか」「インフレからデフレへ」
    「日本が駄目でも中国がある」の大項目がある。

  • 他の投資本とは違う感じで良かった。文章も他の新書に比べたら短くて、すぐ読めちゃいます。当然、投資に興味がある人は読んで損はないと思います。

  • 「株は儲かる人より損する人のほうが多い」・・・損をして始めて覚える相場かな。学習することが大切!

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著者プロフィール

邱永漢
一九二四(大正十三)年、台湾の台南市に生まれる。東京帝国大学経済学部を卒業後、一時帰台し、台湾独立運動に関与。のち香港へ亡命し、対日貿易を手がける。五四(昭和二十九)年から日本に定住、五六年、「香港」で外国人として初めて直木賞を受賞し、作家生活に入る。八〇年日本に帰化。実業の才を生かし、株式投資、マネー関係の入門書の執筆や、ビル経営など多角経営を行い、「金もうけの神様」と呼ばれた。二〇一二(平成二十四)年、没。著書に『香港・濁水渓』『食は広州に在り』『中国人と日本人』『わが青春の台湾 わが青春の香港』『邱永漢短篇小説傑作選 見えない国境線』『お金持ちになれる人』『お金に愛される生き方』などのほか、『邱永漢自選集』(全十巻)、『邱永漢ベスト・シリーズ』(全五十巻)がある。

「2022年 『邱飯店交遊録 私が招いた友人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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