戦国大名県別国盗り物語: 我が故郷の武将にもチャンスがあった!? (PHP新書 384)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569647807

作品紹介・あらすじ

天下人となるチャンスが誰にでもあった動乱の時代に、我が故郷の武将は一体どうしていたのだろうか。応仁の乱ののち群雄割拠する有力大名や、新進の織田軍団による天下統一だけが戦国ではない。地方各地にくまなく目を向ければ、室町体制のなかで生き残りをかけ、勢力拡大を目指した武将たちの姿がみえてくる。本書は、全国の戦国大名の野望と動向を丹念に調べ尽くし、「戦国」の裏側を描き出す。そこから浮き上がってくる信長・秀吉・家康それぞれの「天下盗りの論理」とは!?47都道府県からみた戦国ダービー開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 概説のように、時代区分を簡単に言い切ることは大切だな
    県別は土地に根差したのが戦国大名だから大事な話

  • 主に室町時代から江戸時代までの各県別大名の攻防史を記述した一冊。

    戦国織豊時代は割と知ってても、それ以外の時代や、中部・近畿地方以外については知らないことが多く、勉強になった。

  • 網羅的だけど逆に広すぎて浅くなってるような内容。おもしろいといえばおもしろい。

  • 至らない点もあるらしいんですけど、私にとっては至れり尽くせり。時間軸と家系図と勢力圏が徐々に頭の中で繋がって行くのが分かりやすいです。残念なのはこの知識が現代生活でなかなか活躍しないという点ですか(笑)

  • 着眼点がおもしろい。歴史上語ることの多い大名や地域に注目するのではなく、派手な争いをすることなく、周囲の風を見極めながらしぶとく生き抜いた様々な大名、武士の姿を特定の地域にこだわらずに、まんべんなく描くことを狙って作成された本。著者の経歴にも興味を持った。いわゆるお役人さん。かなりの要職も務めている。おそらく40代後半に退職し、現在は大学の教授である。知識を武器にして好きな作品を執筆して悠々と生きている人なのかな〜などと想像するのも楽しい。

  • 戦国大名といえど、過去の歴史を引き継いでいることを感じさせてくれます。
    鎌倉幕府において御家人だった、領主が在地の領主と争い、一国の大名とのし上がっていく姿は、過去の歴史あってのものだと感じました。
    戦国大名のその後の興亡も楽しみではありますが、戦国大名の下地をつくった御家人のをもっと勉強したくなりました。
    ただこの一冊で理解をするのは相当難しいでしょう。いってみれば参考図書のように知識が詰まってます。

  • 2006.1読了

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著者プロフィール

1951年、滋賀県大津市に生まれる。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。北西アジア課長、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任。在職中にフランスの国立行政学院(ENA)に留学。現在は徳島文理大学大学院教授を務めるほか、作家、評論家として活躍中。著書は150冊を超え、ベストセラー『江戸三〇〇藩 最後の藩主』(光文社新書)のほか、近著に『365日でわかる世界史』『365日でわかる日本史』(清談社Publico)、『日本の総理大臣大全 伊藤博文から岸田文雄まで101代で学ぶ近現代史』(プレジデント社)、『日本人のための日中韓興亡史』(さくら舎)、『歴史の定説100の嘘と誤解 世界と日本の常識に挑む』(扶桑社新書)、『令和日本史記 126代の天皇と日本人の歩み』(ワニブックス)、『誤解だらけの韓国史の真実』『誤解だらけの平和国家・日本』『誤解だらけの京都の真実』『誤解だらけの皇位継承の真実』『誤解だらけの沖縄と領土問題』(イースト新書)、『消えた都道府県名の謎』『消えた市区町村名の謎』『消えた江戸300藩の謎 明治維新まで残れなかった「ふるさとの城下町」』『消えた国家の謎』(イースト新書Q)など、日本史、西洋史、東洋史から政治、経済、文化など多方面でリベラル・アーツを重視する斬新な視点で話題となる。

「2022年 『家系図でわかる 日本の上流階級』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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