戦国大名県別国盗り物語: 我が故郷の武将にもチャンスがあった!? (PHP新書 384)
- PHP研究所 (2006年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569647807
作品紹介・あらすじ
天下人となるチャンスが誰にでもあった動乱の時代に、我が故郷の武将は一体どうしていたのだろうか。応仁の乱ののち群雄割拠する有力大名や、新進の織田軍団による天下統一だけが戦国ではない。地方各地にくまなく目を向ければ、室町体制のなかで生き残りをかけ、勢力拡大を目指した武将たちの姿がみえてくる。本書は、全国の戦国大名の野望と動向を丹念に調べ尽くし、「戦国」の裏側を描き出す。そこから浮き上がってくる信長・秀吉・家康それぞれの「天下盗りの論理」とは!?47都道府県からみた戦国ダービー開幕。
感想・レビュー・書評
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概説のように、時代区分を簡単に言い切ることは大切だな
県別は土地に根差したのが戦国大名だから大事な話詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主に室町時代から江戸時代までの各県別大名の攻防史を記述した一冊。
戦国織豊時代は割と知ってても、それ以外の時代や、中部・近畿地方以外については知らないことが多く、勉強になった。 -
網羅的だけど逆に広すぎて浅くなってるような内容。おもしろいといえばおもしろい。
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至らない点もあるらしいんですけど、私にとっては至れり尽くせり。時間軸と家系図と勢力圏が徐々に頭の中で繋がって行くのが分かりやすいです。残念なのはこの知識が現代生活でなかなか活躍しないという点ですか(笑)
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着眼点がおもしろい。歴史上語ることの多い大名や地域に注目するのではなく、派手な争いをすることなく、周囲の風を見極めながらしぶとく生き抜いた様々な大名、武士の姿を特定の地域にこだわらずに、まんべんなく描くことを狙って作成された本。著者の経歴にも興味を持った。いわゆるお役人さん。かなりの要職も務めている。おそらく40代後半に退職し、現在は大学の教授である。知識を武器にして好きな作品を執筆して悠々と生きている人なのかな〜などと想像するのも楽しい。
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戦国大名といえど、過去の歴史を引き継いでいることを感じさせてくれます。
鎌倉幕府において御家人だった、領主が在地の領主と争い、一国の大名とのし上がっていく姿は、過去の歴史あってのものだと感じました。
戦国大名のその後の興亡も楽しみではありますが、戦国大名の下地をつくった御家人のをもっと勉強したくなりました。
ただこの一冊で理解をするのは相当難しいでしょう。いってみれば参考図書のように知識が詰まってます。 -
2006.1読了