「生きる力」としての仏教 (PHP新書 406)

  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569649856

感想・レビュー・書評

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  • 仏門に入りながら大学教授として世界を回り様々な宗教、人に触れながら仏教を探索する町田宗鳳。方や文化人類学を探求する大学教授上田紀行。二人が仏教について語り合う。ただ、この本は2006年にだされたもので、当時、町田が56歳、上田は48歳。まだ考え方が若いと感じる。町田は、修行を重ね出家しているだけのことはあり、モーゼ、キリスト、マホメット、仏陀などは、当時の世の中を変えるため出てきた宗教の改革者であり、仏教は爆発だというのも、多少過激だが理解できる。
    上田は、今の宗教家の批判が多すぎる。それが、社会の中から、仏教を変えていくことを唱えて仏教ルネッサンスを唱えているが、やや若いかなと思う。
    今、二人はどのような道を歩いているのだろうか?
    最近の二人の本を読んでみたい。

  • 仏教界では異端な道を歩む町田氏と、文化人類学研究から仏教に入ってきた上田氏による対談本。「何もしない」をする、という智慧には目を覚まされた思い。

  • いきなり唯識や阿頼耶識など専門用語が出てくるので、知識がらないと読めない、というか読みづらい本。

    一方で浅はかな理論も多い。アメリカは競争社会でフラストレーションが日本よりも多い。だからアメリカ映画では銃乱射や車が大破したり破壊シーンが多いとか。

    徳を積むとかいう話になるところを見ると、やはり大乗仏教的な、儒教的な感じがする。

  • 「西田幾多郎 絶対矛盾の自己統一」でアマゾンで検索したら出てきた。なんでだ?中身検索でちょっと良さそうだったから読んでみたいな。

  • [ 内容 ]
    仏教とは、お布施を集め、暮地や駐車場を経営する宗教のことではない。
    世間に縛られる凡夫を解放し、生きる喜びを与えてくれる宗教なのだ。
    今こそ、仏教の原点に立ち戻るべきでは―。
    本書では、元禅僧にして比較宗教学者と、“癒し”の文化人類学者が、日本仏教の再生について熱く討論。
    「“悟り”と“狂い”は紙一重」(町田)、「仏教は人生をリセットする教え」(上田)など、宗教の本質を見抜いた独自の見解をぶつけ合う。
    さらに、魅力あるお寺づくりや仏壇の復権についても提案。
    現代人の魂に火をつける刺激的対談。

    [ 目次 ]
    第1章 仏教は爆発だ!―宗教の本質を考える
    第2章 生きる意味を取り戻す―仏教的革命とは
    第3章 仏教はオウム事件を総括したか
    第4章 生老病死に寄り添う
    第5章 宗教は人間を自由にするのか
    第6章 仏教と自己実現

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 町田さんがええわ

  • うーん。という感じ。知りたかったことと書いてあったことが違うからかな。まあ、仏教のことが知りたかったのであって、現代日本における仏教の回復や、筆者の仏教とのかかわりや人生を知りたかったわけではないので。ともかく、日本の仏教を見つめなおすにはいいかもしれない一冊です。が、これ読んだからといって生きる力はわいてこない

  • 対談形式で話が進んでいくが、二人の考え方の違いや一致する点などがよく分かり、読みやすかった。一冊で二人の著者の本を読むことができた。
    やはり仏教は、奥が深い。

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著者プロフィール

1950年京都市生まれ。14歳で出家し、大徳寺にて修行。34歳の時に大徳寺を離れ渡米、ハーバード大学神学部で神学修士号、ペンシルバニア大学東洋学部で博士号を取得。シンガポール国立大学大学助教授、プリンストン大学准教授、東京外国語大学教授、広島大学大学院総合科学研究科教授を経て、現在、広島大学名誉教授。日本・アメリカ・ヨーロッパ・台湾などで「ありがとう禅」を開催している。著書に『法然・愚に還る喜び─死を超えて生きる』『山の霊力─日本人はそこに何を見たか』ほか。

「2016年 『講座スピリチュアル学 第7巻 スピリチュアリティと宗教』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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