- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569655796
感想・レビュー・書評
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図書館にてであった、一冊。
題名の示すとおりに“月”の写真集。
面白いのは写真だけでなく、“言葉”もついていること。
各地の月にまつわる神話・伝承からはじまり、
和歌や俳句、月を表す単語の意味など、様々に。
人は昔から月に“恋”してきたのだな、なんて。
個人的には“月の清けき晩に”、
なんてフレーズを思い浮かべます。
夜更けが早まり、空気の冴えわたるこれからの季節、
折々で月を眺めていきたいですね~詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人は文字さえもたない頃から、月を見つめ、月について語り、知ろうとしてきました。それは神話、和歌、ことわざ、様々な形で今に伝わっています。
月を見つめていると切ないような、不思議な気持ちになったことはありませんか?
たったひとつのものとは信じられないくらい、幾多の表情を持つ「月」。
幻想的な月の写真とともに、月に込められた人々の様々な思いを知り、月に恋をしてみませんか?
(ぐっさん) -
月の写真集だが、神話や和歌、俳句、科学など様々な分野から月について説明されている。
世界中の神話が載っているが、結構似ているものが多かった。
月の様々な呼び方も知らないものが結構あったので勉強になる。 -
説話、文学、科学など、世界中で月が愛されてきたのがよくわかる本。人々が魅了されるのは、形が変わるからなのか、それとも夜に存在感を増すからなのか。時に控えめに、時にくっきりと、見上げればただそこにあるという言葉がぴったりな『月』を堪能できる一冊だった。
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月に関して、神話から科学まで様々な情報と一緒に、綺麗な写真がたくさんあって素敵でした。
眺めるだけでも面白い。
月がもっと好きになりました。 -
さまざまな季節や場所から撮られた、月の写真に重ねて、古今東西の月に関する情報が紹介されている写真集。
世界中の伝説に登場する月や、月の呼び方、和歌に取り上げられた月など、情報として、かなり網羅されています。
月に関する記述を集めたら、途方もなく分厚い資料になってしまうと思いますが、それをふるい分けて、ほどよい量に絞ったのでしょう。
一大月事典と言ったところですが、宇宙物理学的な記述と、文学的記述について、もう少し明解に分けたほうがわかりやすく感じました。
巻末には、参考資料として、掲載された文献リストが載っており、更に各写真のタイトルと撮影者も明記されていたのは、文句なしです。
月を見ると、人はセンチメンタルになるようで、掲載文学文献は、ものがなしい雰囲気を漂わせたものばかりだったので、少し重い気持ちになりました。
例えばトールキンの『仔犬のローヴァーの冒険』のような、明るく楽しい話を入れてくれると、バランスが保てたように思います。
どの写真もとても美しいので、ただパラパラと本をめくるだけでも、月の姿に心が癒されます。 -
欲しいのだが、絶版?
只今、交渉中。 -
月に纏わる言葉、歌、伝説の本。月は好きだったけど知らないことがたくさん有ったと知りました。素敵な話だったり、悲しい話もあったり。
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「はじめての月と出逢う」
紅い月、蒼い月、細い月、淡い月…
月のパワーにつつまれるとき、
新しい自分が始まる。
神話、俳句、科学…
あらゆる角度から月を見つめる本。 -
読みやすく面白い。月に関する話、歌、詩、などなどがまとめられてました。背景はほとんど月の写真なのがまたよい。
世間の煩わしさを忘れられました。ちょっとだけ。
07/10/