仕事がうまくいく自分の創り方 モチベーション革命 30の法則

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569658865

感想・レビュー・書評

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  • 決める、断ち切る、選ぶ、捨てる。決断の重さ


    成長は鉄棒の逆上がりのようなもの。
    努力を重ねていく先に、突然できるよなる。
    成功を、信じる、頑張る、伸びる、成果が出る
    このブレイクスルーの成功体験が、次の停滞期を耐えれる。

    ヒューマンスキル
    1.報告(事実と曖昧情報と感情の区別)
    2.依頼(相手への感情的配慮)
    3.拒否(爽やかさを残す)
    4.相談(背景と趣旨が明快、相手に幸福感を与える)
    5.謝罪(自分の非を明確に、言い訳なし)
    6.説得(有効な情報を提供し、自己選択させる)
    7.主張(冷静に自分の権利や意見を言う)
    8.支持(支持する部分とそうでない部分を理由と合わせて明示)
    9.忠告(相手の尊厳を守りつつ、効果的に言う)
    10.命令(相手の心に喜びの感情を与える)
    それぞれ得意なロールモデルを見つけて、スキルを盗む。


    組織に影響を与える人の要素
    1.専門性(すごいと思われる)
    2.人間性(素敵と思われる)
    3.返報性(ありがたいと思われる)
    4.一貫性(ぶれないと感じさせる)
    5.厳格性(こわいと思われる)



    コミュニケーションが報酬になる
    無限に生み出せる組織の活力の源泉

    「間」に生じた問題の存在を確認できれば、両者のコミュニケーション機会を計画することで、相互の無理解や相互の不信を取り除くことができる。


    約束と実行のサイクルから、信頼は生まれる 
    そして、その信頼を積み重ねることで、自由は広がる。


    理屈で説明するのが難しいなら、その時の気持ちを伝える。大事なことは、相手から逃げずに向き合うこと。

    言葉を操ることで、新しい世界観を作ることができる。企業や組織もおなじで、企業内の言葉の体系を変えることや、新しい言葉を作ることが重要

    ビジョンシェアリングとモチベーションマーケティング

  • リンモチ小笹さんの半生を記したような本。

    ・「いかに優秀な学生を探すか」はマーケティング理論に学び、「いかに優秀な人材を説得するか」は心理学から学ぶ

    ・採用担当の使命は「会社の十年後を支えるために、人材市場での競争に勝つこと」

    ・学力以上に大切なのはヒューマンスキル。調べればわかることが増えてるから。ヒューマンスキルとは、他者と「新たな関係を構築する能力」「良好な関係を維持する能力」「関係を発展させていく能力」

    ・出世に与える影響。「コネ入社vs正規入社」大学、学部、部活、入社試験の結果…は有意な影響がない。
    「社会に出て最初に仕える上司」が最も強い影響因子だった

    ・組織に生じる問題は「人」「部門」に存在するのではなく、それらの「間」に存在する

    ・「起こったこと」だけでなく「起こらなかったこと」にも注目する。予防できたことも価値。

    ・人生は、どれだけ濃い時間を味わうかが大切である

    ・変革を定着させるには、「新しい言葉を創り、企業内に流通させること」が大切

    ・「はたらくとは、理想の自分創りである」

  • 特に感銘を受けた点。①成長は右肩上がりにするのではなく、長い停滞期間を経てある日突然出来るようになる。そこからまた長い停滞期間を経て突然出来るようになる。(鉄棒の逆上がりを思い出すと良い、逆上がりは急に出来るようになる)というのは忘れがちだが本当に大事な観点だと思う。これを忘れてしまうから伸び悩みの時期に思いとどまって続けずに辞めてしまったていた。辞めることがサンクコストを終わらせること、良いことだと考えてしまうがそうではない。続ければ必ずどこかに何かの形で繋がっていくはず。②薄々は気づき始めていたがビジネスにおいても実社会生活を送る上でもヒューマンスキル(対人力)が一流と三流を分ける。学力や性格は関係なく必ず磨ける対人力を磨くべき。いまからでもまだ学べるところはたくさんあるだろう。③自分が管理職という立場に立った時や年長者になった時に求められる5つの影響力。専門性、人間性、返報性、一貫性、厳格性。これも大きく括って対人力ということだろう。今まで不得意だからとか嫌がって逃げ続けた混濁合わせのみ実社会の厳しいルールを著者の他の本も読んで学びたい。

  • 著者が、社会人となってから今日まで、どのように働き、生きてきたかを著した一冊。

    仕事に対する考え方、姿勢といったビジネス的な話だけでなく、家族、生命といった領域にまで深い含蓄が感じられ、著者の人間性に尊敬の念を懐かずにはいられない。

    随所に仕事や人生で役立つ、様々なヒントが散りばめられている。新米社会人、仕事で悩んでいる人、組織の壁にぶつかっている人には特にお薦め。

  • 小笹さんのセミナーを聞いて購入しました。そのおかげで理解しやすかったです。精神論的な内容もあり、そこはちょっとめんどくさい感じでしたが、人の間に着目する考え方は共感できました。

  • 仕事や家庭に振り回され、受動的な生き方に流されがちな30代。
    だからこそ、自分の目標、価値観をしっかり持つほうがより楽しくなると思います。

    その時に読んだのがこの本です。
    仕事がうまくいく自分の作り方
    小笹芳央


    生活のヒントになることがたくさん。
    興味のある人はぜひ。

  • タイトルからは自己啓発本かと思ったんだけど、著者自身のエピソードも交えながらだったのでイメージとは少し違ったかな?著者の自伝的な話だったらそちらにフォーカスしたほうがよかったような気もしないではないが、仕事の進め方であったりモチベーションの持ち方など、いろいろ参考になる点がありました。

  • リクルートの当初の社訓「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」…強く、今日にそのまま通じるメッセージだなぁと思います。

  • メンバーに成長実感や貢献実感を与えられる管理者のコミュニケーションは、彼らにとって三千円どころか一万円以上の価値を持つことがある。このことを「コミュニケーション報酬」と呼んでいる。

    コミュニケーション報酬は、限りがない。無尽蔵に創り出すことが可能。

    組織に生じている問題を「個人」の問題ではなく、「間」の問題と捉える。
    当事者たちが「問題の存在」を認めやすい状態ができる。
    「間」に問題があることを、当事者同士で共有する。
    「間」をつなぐアプローチ、両者のコミュニケーション機会を計画的にデザインする。

    信頼とは「約束」と「実行」の積み重ねによってしか築き上げることはできない。「約束」→「実行」のサイクルがいく度となく積み重ねられた末に、確固とした信頼関係が築き上げられる。

    徒然草の危機回避
    双六の名人 「勝とうと思って打ってはならない。負けまいと思って打つべきである。一目でも遅く負けるような手を使うのがよい」

    木登り名人
    失敗は、易しいところになってから、必ずいたすもの
    仕事でも対人関係でも「もう大丈夫」という気持ちになったときこそ注意が必要。

    起業のきっかけは何か
    「社会に対していいたいこと、発信したいことが明確になったから」
    「発信したいという気持ちが抑えられないぐらい大きくなったから」

    〜ひとりひとりの本気がこの世界を熱くする〜
    自ら機会を創り出し機会によって自らを変えよ 「リクルート社訓」

    仕事=働くことの本質とは、「今以上に大きな自由を獲得するために」「不公平を嘆かなくてもよい状態を目指して」、自分創りをすること。
    「社会との関係を味わうために働く」

    「仕事」というものが、客観的に存在するのではなく、主体である自分自身の向き合い方で、その味わいが変わってくる。

  • ▼気になったところ

    ●「周り(環境)が何をしてくれるかではなく、周り(環境)に自分が何を出来るかを考える」

    ⇒仕事をアルバイトや学校、塾と同じように捉えてはいけない。
    自分から仕事を創っていく、もらいにいく姿勢を持たないと同期にもいつのまにか置いていかれるし、まだみぬ後輩にも追い越されていく。
    新人だからって仕事を待っている姿勢じゃ駄目なのだと改めて痛感。

    ●「正解か不正解かは、決断後の取り組み方によって大きく左右される」
    「物事に向き合う→自分なりの判断をする→決断を下す→その決断を正解にするべく必死に打ち込む」
    「大人物と小人物との差は。一度意を決すれば死ぬまでやるという覚悟があるかないかにある」

    ⇒「@ある決断を後悔するか否かは自分の行動次第」
    と大学時代偉そうなことをよく後輩に言ってきたけど、全く同じ本質的なことが書かれていた。
    これから迷うときはいつでもある、けど必ず上記のことは忘れちゃいけないことだと思う。

    ●「約束と実行の積み重ねによって信頼は築きあげることが出来る」

    ⇒信頼を築くのは時間がかかり、信頼を失うのは一瞬。
    だからこそ小さなこと、些細なことを積み重ねなくてはならないし、その積み重ねが崩れないよう大事にしていかなくてはならない。
    「約束→実行」というサイクルは分かりやすい。

    ●「時間は長さではなく、濃さで捉えるべき」

    ⇒時間という資源を受動的に受け入れるのではなく、自分から積極的に働きかけるべき。
    いかに自分が必死になれる時間を多く作れるかが濃く出来るか否かの差なんだろう。

    ●「本気」
    どんなことに対しても結果を恐れず、熱い想いを持って「本気」で立ち向かうこと

    ▼読んでみて

    大学の時、所属していた団体のOB会で賞品としてもらった本。
    2年くらい棚に眠っていた本。
    書いてある内容はよくあるビジネス書系の本と同じ。

    その中でも1つ心に深くのこった言葉がある。
    それは「本気」という言葉。
    「本気」という言葉は好きな言葉のうちの1つ。
    やるからには熱くなって結果にこだわってやりたい。
    がむしゃらにやりたい。

    やっぱ自分は体育会系なのだな~と改めて思うし、
    そういう性格だからこそ、うちの会社の駅伝も燃えて出来るのだろう。

    「本気」という言葉は素敵な言葉だなと改めて思わせてくれたという意味で、
    この本を読んで良かったなと思う。

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著者プロフィール

1961年生 大阪府出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。組織人事コンサルティング室長、ワークス研究所主幹研究員などを経て、2000年株式会社リンクアンドモチベーション設立、同社代表取締役社長就任。2013年代表取締役会長就任。

「2019年 『モチベーション・ドリブン 働き方改革で組織が壊れる前に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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