子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569660233

作品紹介・あらすじ

世界22カ国で愛読され、日本でも120万部を超えるベストセラーとなった子育てバイブル、待望の文庫化。子育てでもっとも大切なことは何か、どんな親になればいいのかというヒントが、この本にあります。「見つめてあげれば、子どもは頑張り屋になる」「けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる」など、シンプルな言葉の中に、誰もが共感できる子育ての知恵がちりばめられています。

感想・レビュー・書評

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  • いい本だと思うけど、少し冗長。
    子育てに迷ったときに、立ち戻りたい。

  • 子育てに向き合うマインドがシチュエーションごとに書かれていた。子育てだけでなく、ビジネスにおいての人材育成にも応用できると感じた。
    特に印象に残ったのは「21世紀は地球レベルで異なった人種の人達が協力しあい共存していく世界です。親は異文化に対する理解を深め、そこから学ぶ姿勢を、子どもたちにも教えてゆきたいものです。」
    SDGSの考え方にも通ずるものである。異文化に関心を示し学ぶ姿勢は自身には足りていない。実践して、子どもにも教えたい。

  • 自分の子供が仲良くしてる子供から意地悪をされているのを目の前で見て、ショックと動転で頭が真っ白になってしまった。
    子どもが我慢して固まっているのを見て、とてもつらくなった。
    咄嗟に言うべき言葉も出てこないし、この場から子供を離したい、できればこの先子どもにはこのような思いをしてほしくない、という気持ち一色になってしまって胸騒ぎがずっと続いた。

    少し時間がたってから、そういった自分の考え方でいいのか、後押しが欲しくてこの本を開いてみた。昔母からもらって一度も開いていなかった。

    ◎やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもは、やさしい子に育つ

    ◎和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる

    と冒頭に書いてあり、安心した。

    子育てをしている中で、スポイルされている子どもを見かけることが多々ある。このような子が自分の子どもと同じクラスや学校にいてほしくないなと都度思う。

    生涯完璧な環境を用意してあげることは不可能で、環境を整えれば整えるほど、親のほうも社会のニュースや信じられない!と思うような子どもまたは大人と遭遇する度不安が募る一方なんじゃないかと。

    家族から愛情を感じながら”健やかに”育てることができれば、子どもは家庭に安らぎを感じることができ、そういった子どもは社会に安心して飛び込むことができる。

    何かあってからではなく、毎日の日常の中で、会話の中で、子どもに正しく愛情を注ぎ、相手のことを思いやれるやさしい子に育てていきたいと強く思った。

  • 昨年10月に子供が産まれたので、今年からは子育てに関する本も積極的に読んでいこうと思う。

    子育て関連の名著とのことで、まずはこの本を読了。

    ★何に気付き、何を学んだか?

    1. 頭ごなしに叱らない

    子どもが何か怒られるようなことをしてしまった時には頭ごなしに叱るべきではない。
    その行動に至った背景や考え方があるはずであり、それらをちゃんと訊いた上で冷静にかける言葉を選ぶべきである。
    子どもが、なぜ怒られているのかを理解でき、次からは同じミスはしないと思えるように導かないといけない。

    この習慣が子どもの考える習慣に繋がるとも考える。

    2. 子どもの意見を尊重してあげる

    もちろん子どもなので、できないことも多々あると思うが、あくまで1人の人間として、できるだけ対等に接するべきだと言う部分には同意。

    例えば、家庭のルールは親が一方的に子供に押し付けるのではなく、子供の要望や考えを取り入れながら決めるべきであると。

    そうやって親が子を尊重する姿勢を示すことで、子どもは周りを尊重することを身をもって学ぶことができるのではと考える。


    3.子は親の鏡である。

    子どもの善悪の判断基準は親の判断基準を基に形成される。
    子どもは親の行動を見て、それが正しいと思い込む。親がポイ捨てしていたら、それが当然と思うだろうし、親が周りの人に親切にしていたら、それが当然と思うだろう。
    親が口で何を言おうと子どもは親の行動を見ているので、ごまかしは通用しない。

    そういう意味で、子どもの前では一挙手一投足、言葉の使い方等、気を付けなければいけないと改めて認識。

    自分の考え方の軸をそう簡単に変えることはできないが、子どもの手本となるような行動を心掛けようと思う。


    教師を目指していたこともあり、子どもへの接し方に関しては色々と考えていたが、共通する部分も多くあり、改めて認識しなおすことができて良かった。

    ただ、全てにおいて、言うは易し行うは難し。

  • 家庭支援センターで借りた1冊。

    原題がChildren learn what they liveなので、タイトル「魔法の言葉」がどこからでてくるのか・・・と思いつつ、読みました。



    著者が書いた「子は親の鏡」という詩の1行ずつについて、章立てで書かれている。

    こんな聖人みたいな親がどこにいるんだろうと思いつつ、

    先日ずっと泣き止まなくて怒鳴ってしまったので、ベビを大切にしようと反省しました。



    心に残った内容を抜粋。



    ・子どもに小言を言い、やることなすことにいちいち文句をつけるのも、・・・(中略)・・・では、親は、どうすべきでしょうか。

    「きっとできるはずだ」という肯定的な言い方をすることです。「どうせできないはずだ」という否定的な言い方は避けてほしいのです。たとえば、

    「また、おもちゃ、出しっぱなしなんだから」ではなく、「おもちゃ、入れておいてね」



    ・しかし、子どものどこを誉めるかによって、子どもの人格と価値観の形成に大きな影響力を及ぼすことになるのです。



    ・何かをやり遂げるには、目標を決めて努力を重ねなくてはなりません。それを、幼いころから子どもに教えてゆけば、と思います。そして、子どもが実現可能な目標を立てることができるように、具体的なアドバイスや手助けをしたいものです。子どもを励まし、支えることを忘れてはなりません。

    上手に目標をたてるためには、まず、本人が何をしたいのかをはっきりさせることです。次に、そのためには何をしたらいいのかを具体的に考えてゆきます。親は、子どもの話をよく聞いて、一緒に考えてください。実際に行動に移す段になったときには、AをすればBという成果があがり、その結果Cになるという、物事を一つひとつ積み重ねてゆくことの大切さを教えてほしいと思います。



    ・子どもが、たとえば動物と遊んでいたり、弟や妹の面倒を見たりして思いやりを示したとしましょう。そんなときには、親は必ず誉めることです。そうすれば、子どもはやさしい心を伸ばしてゆきます。

    ・親としていちばん大切なことは、子どもに何を言うかではありません。また、心の中で何を思っているかでもありません。子どもと一緒に何をするか、なのです。親の価値観は、行動によって子どもに伝わるのです。・・・(中略)・・・子供を励まし、許し、誉めること。子どもを受け止め、肯定し、認めること。誠実とやさしさと思いやりを身をもって示すこと―それが親の役目です。

  • 出産を控えていますが、産後、子育ての合間に定期的に読み返したい本。なるほど、と思う言葉がたくさん散りばめられていました。

  • 世界22か国で愛読され、120万部を超える子育てジャンルの大ベストセラー。子は親の鏡とはよく言ったもので、親が子供と日々どのように接するかで、子供の発達・成育は大きく変わる。ではどのようなスタンスで子供と接するべきかを事例豊富に紹介する。うんうん、その通り!そうやって接してやらないと駄目だよな!と思う反面、こんな理想的な態度ばかりは取れーんとも思ってしまうのでした。

    ・家庭は子供がのびのびと暮らせる環境であるべき、そのような環境を努めて作り出すのが親の役割。

    ・いけないことをしてしまった場合にも、むやみやたらに叱りつけるようなことがあってはならない。行動そのものは正しても、個人そのものを否定しない。1人の人間として真摯に向き合い、子供の考えをじっくりと引き出してやる。質問を上手く投げかけることで、失敗から自分自身で学びが得られるようにサポートする。

    ・めんどうでも出来る限り子供の意見を尊重する

    ・子どもを育てているようで、子育てを通じて自分自身が育てて貰っている。学びを与えてくれる子どもの存在そのものに感謝の気持ちを持つ。

    ・大人は怒ってよくて、子供は怒ってはいけないの?

    ・親もワルイことしてしまったのであれば、子供に素直に謝れるようになろう。

    ・子供の「自分にはできない!」のセリフにはそのまま乗らないこと。そのセリフを真に受けてしまったら、親が子の可能性を信じないことになる。親は常に子の可能性を信じ、根気よく勇気づけていくこと。

    ・親の手助けの度合いをよく考えること。子供のやれる機会を親が奪ってしまわないように。

    ・同情とは相手との距離をあける感情。共感とは相手に近づこうとする感情。子どもの話には共感を持って聴く。

    ・人をおとしめる嘲笑いをやめる

    ・人を笑うのではなく、自分の失敗を自分で笑い飛ばし、そんな失敗を許し合える家族。

    ・自他の違いを意識してこそ物事を見る目が養われる。他の子との比較しての違いに優劣はない、その違いはただただ個性でしかない。

    ・子どもは人を許す天才。引っ張らないあっけらかんとした態度は大人も学ぶものがある

    ・親の考えを押し付けない。自分の夢を子供に無理やり背負わせない。

    ・たとえ都合のワルイことでも、事実をありのままに認識し、そこから逃げない態度を。

  • 著者:教育家
    ・親として一番大切なことは、子どもと一緒に何をするか。毎日の暮らしのなかで、親がどんなふうに子どもに接し、どんな生き方をしているか。

    感想:1954年に書かれた詩の解説なので今としては目新しいことはなく、正論を正論として言われていると感じる。いつ何時もこの本の通りに対応するにはかなりの忍耐力が必要で、それができたら聖人のような親になれるだろうなと。対話例が多いので、その点はわかりやすく参考になる。

  • 子どもは親の言うことを聞くよりも、親の行動を見ている。

    「また散らかしたの!」ではなく、「片付けておいてね」など肯定的に言う。やったらほめてあげる。

    子どもがイライラしていたら…「今日は幼稚園でどんな動物だったの?」「今はどんな動物?」

    怒りなどの感情を隠す必要はない。むしろきちんと説明する。夫婦の喧嘩を見られたら、理由と、喧嘩をしても仲良くなったことを伝えて安心させる。

    子供が自分の特性に気づき、それを伸ばすのが親の役割。それにはまず子供の話を聞くこと。何気ない場の方が本音を聞きだせる。芽生え始めた自立心をくじかないように、親の気持ちを押し付けない。親が、自分の不完全さを受け入れ、自分の幸せを我が幸せとするのが子供にとって何よりの手本。

    「片付けなさい」と具体的にやるべきことを言えば良い。「だらしない」などと決めつける必要はない。気持ちを圧し殺さず素直に表現させる。

    子供の努力を認め褒めることで、子供は責任を取ること、謝ることを学ぶ。人の気持ちを思いやる大切さは親が子供を思いやることから学ぶ。あまりにも厳しく叱ると逆効果。何故そうなったか自分の行動を振り返らせるよう導き、子供の話をよく聞く。そうすれば子供は自分の責任を認める。

    ちょっとやってみるだけ、というのはよくない。最後までやり抜く気持ち、やればできるという自信を持たせることが大事。子供のやりたいことをやらせて、親はサポートする。親の夢を押し付けない。

    子供の行動だけでなく内面も、良いところがあれば褒めてあげる。それが子供を良い方向へ導いてくれる。

    褒めすぎるということはない。子供を信じれば、子供も長所を育てていく。ただしうわべだけでは意味がない。子供は親の本心に気づく。

    自分を愛することを教える。

    愛は3つの柱。子供を認め、信じ、思いやること。欠点も含め全てを受け入れること。子供を無条件に愛しつつ、悪いことは悪いと教えることが大切。過ちを犯しても、親は子供の味方だと伝える。

    褒めることで家庭の価値観を伝える。同じ行動でもどこを褒めるかで伝わる価値観が異なる。

    家族の一員として当然やるべきことに対する報酬としてお小遣いを与えるべきではない。

    分かち合う心は親が態度で示す。

    親が子供にしてあげられる一番のことは一緒にいてあげること。

    子供が嘘をついたときにも、子供を頭ごなしに叱りつけない。本当のことを話すことが大切であることを伝える。

    子供の不満や怒りを聞き、「どうすればそうならなかった?」と問いかける。柔軟な態度で接する。家庭には競争を持ち込まない(兄弟でのお手伝い競争など)。

    子供は思いやりの重要さを一人では学べない。親が導かなくてはならない。子供時代に学ばなければならない。言い方に気をつける。親も子供の気持ちを考えなければならない。たとえ失敗しても親は子供の味方だと伝える。

  • けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる/とげとげした家庭で育つと、子どもは乱暴になる
    怒りの感情は心の敵なのではなくうまく処理すべきエネルギーなのだということを子供にりかいしてもらう
    あなたなら大丈夫よ。できるわよといってあげる
    親自身が自分をみじめにおもっていたとしたら子供もそのとおりだと思うってしまう。何があっても弱音を吐かないような精神の持ち主になる必要はないが、逆境に陥った時、くじけずに立ち向かう事ができれば十分。
    子どもがコンプレックスを感じているとしたら、どうすれば克服できるか一緒に考えてあげる。
    子どもがもう一度やってみようと思えるように、チャンスを与えることです、親の自分が苦手なことは、子供も苦手なんだと思いこまないようにする。
    同情とは相手と距離をおく感情。かわいそうな人に同情することによって自分はそんな目に合わなくてよかったと心のどこかで優越感にひたっている。共感とは相手に近づこうとする感情。相手の苦しみや悲しみをわが身のこととして感じ相手の為に何ができるかを考える心の動き。
    親が子供の気持ちを受け止めれば子供はその感情を乗り越え精神的にもたくましく成長することができるのです。
    励ますという言葉の英語でのもともとの意味は心を与えるというもので、子供に私たちの心を与えることなのです。
    子どもが途方もない夢をいただいていたとしても、その夢をしんじることです。その子を信じ、その子の力その子の素晴らしい内面を心から認め子供を支えれば子供は自尊心のある強い人間に成長することが出来るのです。
    正直であるということは誠実であるということ。
    自分の都合や願望で現実をゆがめたり否定したりしない、自分の経験に対して正直。
    子どもはどのくらい嘘がとおるのか試してくることがある。

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著者プロフィール

ドロシー・ロー・ノルト(Dorothy Law Nolte,1924−2005)  
米国ロサンゼルス出身。子育てコンサルタント。生涯、家族関係や教育についての講演や執筆に力を注いだ。1954年、29歳のときに地元の新聞に19行の詩「子は親の鏡」を発表し、大反響を呼ぶ。日本では『アメリカインディアンの教え』(扶桑社)や『子どもが育つ魔法の言葉』(PHP研究所)などに収録され、ミリオンセラーとなった。


「2016年 『やさしくなれたら、あなたはもう一人ぼっちじゃない。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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