重光・東郷とその時代 (PHP文庫)

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  • PHP研究所
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感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569660387

作品紹介・あらすじ

幣原退陣から敗戦に至るまでの14年間、日本の外交をリードしたといえる人物はいない。歴史に「もし」はないが、その間、陸奥・小村・幣原のような練達や外交官が長期間、責任を持たされて外交を担っていたならば、日本はどうなっていただろうか。本書は長期的な戦略も情勢判断もなく戦争への道を歩み出し、ついに苦渋の選択をするに至った、大日本帝国の「滅びの叙事詩」を描いた長編歴史評論である。

感想・レビュー・書評

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  • 2003年(底本2001年)刊行。幣原喜重郎外相退陣後の日本外交を、元外交官、情報調査局長たる著者が、通史的に解読。
     少々意外だったのは、東京裁判に批判的な著者が、南京事件実在説に立っている点。
     著者は、「事件」があったというのが合理的帰結、的な言い回しだが、さほど論理的非整合性は感じない。事実の存否と東京裁判の社会的な評価とは異質の次元にあるからだ。
     なお、全く内容と関係はないが、多くの漢字にルビが振られている。頑張れば小中学生も読めないわけではない体裁は、別の意味で好感度高し。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:210.7//O48

  • 著者の「バイアス」を推し量って読めば、とても面白い本だと思います。さすがもと外交官です。

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著者プロフィール

岡崎久彦

1930年(昭和5年)、大連に生まれる。1952年、外交官試験合格と同時に東京大学法学部中退、外務省入省。1955年、ケンブリッジ大学経済学部卒業。1982年より外務省調査企画部長、つづいて初代の情報調査局長。サウジアラビア大使、タイ大使を経て、岡崎研究所所長。2014年10月、逝去。著書に『隣の国で考えたこと』(中央公論社、日本エッセイスト・クラブ賞)、『国家と情報』(文藝春秋、サントリー学芸賞)など多数。

「2019年 『戦略的思考とは何か 改版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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