神武東征の謎: 「出雲神話」の裏に隠された真相 (PHP文庫 せ 3-5)
- PHP研究所 (2003年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569660981
感想・レビュー・書評
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初代天皇神武天皇の大和への東征神話を考察した本。神話だから事実ではないと決めつけずに検証すべきという筆者の言葉はまさにその通りだと思う。
ただ内容は若干筆者が走りすぎている感も無きにしも非ず、もう少し練ってもよかったのではないかという気もする。
筆者の不満にもある通り、どちらかというと記紀の事実性に疑問がついたまま置かれているという印象の、古代日本、王朝文化の始まりの考古学的探究も、いつかは大きな発展があるのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
継体とは、体を継なぐからきたのだろうか?
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「神武東征」と言う割には、それについての記述がほとんどなく、神功皇后の話がメイン。前作を読んでいなかったためか、いま一つ腹に落ちてこない。逆に卑弥呼の謎が深まった感じがして、ストンと落ち着くところに落ち着いていない。
元々著者の推論は面白く、興味があったので、そういう意味では楽しめる部分も多い。
本書を読んで、これが真実だ!と思うような人には向かない。あくまでも一つの仮説として、読者が自分自身で考察するための一材料とすべき。 -
ロイヤル関地獄。
「この恨み、はらさぜおくべきか」という内容。 -
前作『天孫降臨の謎』も含めて筋が通っていて納得できる
ただ、前作と重複する部分も多く、神武についての記述が少ないように思う
また、古事記や日本書紀と、神功・応神の時代がズレる理由も知りたいところ -
歴史作家さんの文章だけあって読みやすく、面白いの説が解き明かされています。祟る「出雲」の子孫である、大田田根子の位置付けには衝撃!
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近日更新豫定<BR>
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2005年1月17日讀了