- 本 ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569662206
作品紹介・あらすじ
黄巾の乱が起こった西暦184年、後の『三国志』にその名を残す若干9歳の二人の少年が舒県で出会った。一人は、思慮深く、文武に優れ、その上容姿端麗な周瑜。もう一人は、冒険を好み、何事にも猪突猛進する孫策であった。お互いを「周郎」「孫郎」と呼び合い、時に熱く語り、時に決闘し、たくましく成長した二人は、やがて江東を平定するまでに至る。そして、さらなる勢力拡大の後を継いだのが、弟の孫権であった。▼西暦208年、孫権、劉備の連合軍三万と曹操率いる二十万の大軍が激突した。世にいう「赤壁の戦い」である。連合軍の指揮官を任された周瑜は、曹操に偽の情報を流し、“苦肉の策”を実行、さらに火計を用いるのだが……。▼義兄弟の契りを結んだ主君孫策を支え、その死後は孫権を補佐して『三国志』に鮮烈な雄姿を焼き付けた英傑・周瑜。本書は、その武勇と知略を余すところなく描ききった、著者渾身の長編小説である。▼文庫書き下ろし。
感想・レビュー・書評
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呉の提督。
すらすら読めました。
赤壁がクライマックスだが、どの場所も目立った感じがなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
呉の大都督周瑜の大活躍を読みたいって人の期待には沿えないかもしれません。天才どころか秀才ですらない、誠実で善良な男の物語です。
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『レッドクリフが公開されたし、
一つその主役の本でも読んでみようかな!!』
って気持ちで買ってみました。
内容は可もなく不可もなく、それなりの小説でした。
周瑜の事がわかるのでレッドクリフ前後に見るとより映画が楽しくなるかもしれませんが、
ある程度三国志が頭の中に入っていると・・・
物足りない点は、この著者独特のオリジナリティーが少ない。
あるのが前半の洛陽での玉璽の件と大喬小喬との出会いくらい。
ありきたりですが、赤壁の部分にこそもう少し驚きにオリジナリティーが欲しかった。
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正史の周瑜に比べると少々激しい気もしましたが、大分史実(といっていいものか…少なくとも演義よりは信用できる)に近い姿だと思いました。
以下、孔明先生好きは見ないように。
(この話に出ている諸葛亮は「三国志演義」が元なのかもしれませんが、赤壁で祈祷している様子は気持ちが悪かったです。) -
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