武士道 (PHP文庫)

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レビュー : 150
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569664279

作品紹介・あらすじ

かつての日本には、わが国固有の伝統精神があった。その一つが武士道である。それは、新渡戸稲造が1899年に英文で『武士道』を発表し、世界的な大反響を巻き起こしたことでもわかる。本書はその現代語訳である。発刊当時の明治期と同様、現代の私たちは急速な国際化の中で、日本人のアイデンティティを見失いつつある。「日本人とはなにか」を問い、倫理観・道徳観を見直すことができる格好の書である。

感想・レビュー・書評

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  • ー武士道ーそれは、日本人に宿る魂そのものであること
    ー武士道ーそれは、学びであるということ
    ー武士道ーそれは、絶やしてはならないということ
    ー武士道ーそれは、奉仕すること
    ー武士道ーそれは、何かを守ること

    本書をバイブルにしている方は多いのではないでしょうか。
    私もその一人です。
    あえて内容に触れることはしません。
    何故ならみな一人ひとり、宿っている”武士道”の形は違うのだから。

  • 日本人の心の損失は、今ではなく新渡戸稲造氏が生きている昔から始まっていたんだと思った。
    でも、武士の心は今でも日本人の中に眠っていると信じている。

  • 今の日本にほしい。

  • 明治以来の教育の意味は何なのか。最近の教育政策の迷走ぶりに不安を覚える人は多いだろう。英語教育、国際教育も結構、けれども日本人として足元を見つめ直す事が先決ではないだろうか。

  • 外国人のビジネスパートナーに日本人の文化を伝える本として、「JTのM&A」の著者が紹介してました。たまにはこういうもの読んでみようと思い、購入、

    感想。
    立派で、価値ある本。これを新渡戸稲造が1899年に英文で発表した、というのもまた凄い。こりゃ凄い本だ。

    備忘録。
    ・「日本には宗教教育がない。日本人はどのようにして道徳教育を授かるのか」の質問に対し、新渡戸稲造が気づき、研究したのが武士道。

    ・「これぞ武士道」として成文化されたものはない。武士道はあくまで日本の長い封建風土のなかで、武士のあるべき姿として自然発生的に培養され、時代に応じて磨かれた、不文の倫理観・道徳感、修養精神。

    ・元来は戦闘を職業とする猛々しい武士が、支配階級となり、名誉と特権が大きくなるとともに、責任や義務も重くなる。それと同時に、組織内での行動様式についての共通の規範が必要になってきた。その中で生じた道徳的な拘束力が発祥か。

    ・孔子、孟子の教えが武士道の形成に影響。

    ・「義」が武士の掟の中で最も厳格な徳目。ある者の定義によれば、義は自分の身の施し方を道理に従ってためらわずに決断する力」。派生語「義理」は、「正義の道理」を意味する。

    ・「勇」。「義を見てせざるは勇なきなり」という孔子の論語での定義。肯定的な文に正せば「勇とは正しきことを為すこと」。

    ・「仁」。最も気高い、王者の徳。仁は優しく柔和で母のような徳。

    ・武士の子は経済のことをは全く無縁に育てられた。経済のことは下品とされ、金銭の価値を知らないことは育ちの良い証拠だった。武士道が倹約を説いたのは、経済的理由からではなく、節制の訓練のため。

  • 非常に難しく自分としては読みにくい本だったがなんとか最後まで読み切った。勉強になる点や日本人として忘れかけていた部分などを再認識できてよかった。この本はもう一度ゆっくり読みたいところ。

  • 日本人とは何か?
    失われつつある現代で敢えてその意味を考えるきっかけになる。

    その中でも義という考えに感銘を受ける。

    正しいことを行う。人として正しく生きる。言うは易しである。武士道とはいえ武士にもできていなかったことである。

    自律。日本人として人間としてどう生きるか。考えさせられる。

  • この本も会社のメンバーが貸してくれた本。
    「武士道」って言葉は聞いたことがあり、何となく知っているくらいだったのでありがたく読んでみた。人生の指針となるようなキーワードがたくさんあった素晴らしい本であった。

    【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】
    武士道は過去の遺物ではない。
    明治になって怒濤のごとく西洋の新しい価値観が導入され始めると、社会全体がことごとく文明開化の波に呑まれて西洋化していった。その変わりゆく姿をみて、心ある人々が「日本人とは何か」を問い直し、失われていく日本人の伝統精神を振り返ったとき、改めて和魂としての「武士道」がもてはやされるようになった。

  • 「知的に知っているに過ぎざる者をば、論語読みの論語知らずと嘲る。学問は臭き菜のようなり、よくよく臭みを去らざれば用いがたし。少し書を読めば少し学者臭し。余計書を読めば余計学者臭し。困り者なり。」

  • 支配階級が自身を律するために研鑽された精神。今で言うと精神面のガバナンスのようなものか。
    時代による価値観の変化がギャップを感じさせるところがある(女性の地位、死生観)が、基本のところは揺るがず、むしろ今の方が価値があるようにも思う。
    という感想を持つこと自体が、年なのだろうが、、、

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著者プロフィール

1862年南部藩士の子として生まれる。札幌農学校(現在の北海道大学)に学び、その後、アメリカ、ドイツで農政学等を研究。1899年、アメリカで静養中に本書を執筆。帰国後、第一高等学校校長などを歴任。1920年から26年まで国際連盟事務局次長を務め、国際平和に尽力した。辞任後は貴族院議員などを務め、33年逝去。

「2017年 『1分間武士道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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