- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569665689
作品紹介・あらすじ
幸も不幸もすべて心が決めている――。東郷平八郎から山本五十六、松下幸之助、稲盛和夫まで、各界のリーダーに多大なる影響を与えた哲人・中村天風。▼日露戦争の後”死の病”にかかった中村天風は、アメリカ、ヨーロッパ、インドと世界の3分の2にわたる求道遍路を続け、カイロでヨガの大聖者カリアッパ師に出会う。師の言われるままについていったヒマラヤの奥地で二年数か月に亘る修行を積んだ中村天風は、ついにヨガの奥義を会得、心身統一法という天風哲学を確立する。▼本書はその天風哲学の神髄を紹介し、日常で実践できる方法論を解説したもの。「楽しかったことを思って眠りにつく」(消極的精神を掃除する法)「消極的な言葉は使わない」(元気になる言葉を使う法)「寝際に鏡に写る自分に向かって将来像を言う」(天風流自己暗示法)など、心を鍛える方法が満載のこの一冊、読んだその日からあなたの人生は変わる。▼『中村天風 銀の言葉』を改題。
感想・レビュー・書評
-
岬龍一郎氏が1995年にKKベストセラーズから刊行した単行本『中村天風 銀の言葉』を、2005年にPHP文庫から改題されて刊行されたもの。
タイトルから、名言集のような作品を思い浮かべますが、中村天風氏の代表的な講話録『成功の実現』と『盛大な人生』からの言葉を引用して、天風氏の講話再構成して、天風哲学を解説してくれた内容。
元々がKKベストセラーズから刊行されたこともあり、著者が天風哲学をなるべくかみ砕いて軽い読み応えにしようという努力がうかがえますが、文庫版タイトル通りの力強い言葉ばかりが抽出されているため、薄い本でも内容は重厚でした。
どうせなら、もうちょっとかみ砕いてくれてもよかった、という気にもなりますが、函入りで一冊一万円する本二冊の内容を、持ち運びしやすい薄い文庫本でまとめてある、という意味ではとても良い本だと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・「体力」「胆力」「判断力」「断行力」「精力」「能力」
-
積極的に生きる。信念を持って生きる。それに尽きる。
-
なぜ私はこんなに神経過敏なんだろうと思っていた。人の行動や言葉、物音にまで過剰に反応する。いつも意志が弱く、心がもろかった。原因は潜在意識にはびこる消極的観念だと知った。子供の頃からずっとそうだった。何か罪の意識を感じて積極的に人前に出られなかった。この人が提唱する哲学、理論を実践してみようと思った。人生が好転しそうな予感がする。
-
実践の書です。
ただ読んだだけではモッタイナイ本です。
ギガントどころか、テラントポジティブが自分を変える。
自分が変われば、他人も変わる。
まず、今日からでも実践できることは
1.毎夜の寝際に、楽しかったこと、嬉しかったことを思い出しながら眠りにつく
2.日常会話やメールの中で『困った』『弱った』『できない』『つらい』『悲しい』などの消極的な言葉は使わない
この本には、この2つ以外にも積極的になる方法が載っていますが
とりあえず、騙されたと思ってこの2つだけでも実践してみて下さい。