スリッパの法則: プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方 (PHP文庫 ふ 26-1)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569666280

作品紹介・あらすじ

これ一冊で会社の本質を見抜ける!伝説のファンドマネージャと呼ばれた著者は、多くの企業を訪問し、調査した上で投資してきた。そして、「儲かる会社」と「儲からない会社」の違いにはいくつかの法則があることを発見。本書はその法則性を集大成したもの。「スリッパに履き替える会社には注意せよ」など、株価や財務諸表の分析をしなくても、ささいな社風・習慣から会社の本質を見極めるヒント満載の本。

感想・レビュー・書評

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  • 伝説のファンドマネージャと呼ばれた著者は、多くの企業を訪問し、調査した上で投資してきた。そして、「儲かる会社」と「儲からない会社」の違いにはいくつかの法則があることを発見。本書はその法則性を集大成したもの。「スリッパに履き替える会社には注意せよ」など、株価や財務諸表の分析をしなくても、ささいな社風・習慣から会社の本質を見極めるヒント満載の本。

  • ファンドマネージャーとしてあまたの企業・経営者と接してきた著者が見いだした、よい会社/悪い会社の法則!という本です。
    悪い会社の法則の例:スリッパに履き替える、無駄に豪華な社長室など
    もちろん文中に出てくるとおり、法則にあっていたらそれだけでどうこう、という訳ではありません。

    ビジネスに対して情熱があるか、時代への順応性があるか、合理的な会社か?を考えるヒントを紹介してくれてます。

    読み物としても楽しい一冊でした。

  • ちょっとダメ企業を調べるのにあたって再読。前読んだ時は企業分析ほぼしてなかった頃かと思うが、今読むとさらに面白い。納得。

  • プロの投資家が良い会社を見分ける方法。
    きちんと真面目で経営者がヤル気を持ってて、社員が会社に愛情を持って働いている会社が良いってことかな。

  • 本のタイトルにある「スリッパの法則」の法則27

    「社内ではスリッパに履きかえる会社に投資すると不思議に儲からない」

    は個人投資家には見分けようのできない領域なので株式投資の参考にならないかもしれない
    ただそれは表面的なことで著者の藤野さんが言いたいことは経営者の志しであったり従業員の仕事に対する熱意ややりがいであったりと決算書では見えない部分なんだとも言える
    それが67ある法則の63~65にある

    ビジネスモデル>キャッシュフローの分析>貸借対照表の分析>損益計算書の分析

    ここに繋がっているのでしょう?
    普通の人がプロのファンドマネージャーにはなれないのでIRに聞かないと短絡的にはビジネスモデルがわからないと思うかも知れないけれど個人で実践しやすい法則もいくつかある
    そのひとつに法則61で登場する

    「自分でその会社のサービスを受けて満足したら投資価値がある」

    などがあります
    この本が登場したのが新興市場に勢いがあった頃で現状とはだいぶ感覚的に違って思える面もあるし文中で登場する企業も問題があったりしたものもあります
    それでも普遍的な法則がいくつもあるし4000名を越す経営者との面談を通じた経験則は貴重なことです

    レオス・キャピタルワークスとして独立したことで年収はサラリーマン時代の三分の一に減ったけれど制約の少ないことで「ワクワク度」は三倍になったそうだ
    こういうホンモノの独立系運用会社が・・・しがらみのない日本の未来を担う企業に投資するファンドマネージャーが増えていけば自然と伸びる企業は伸びていくし淘汰されるべきダメ企業も新しい流れの中で喰われていく良い循環が生まれていくんでしょう

    現在の日本の株式市場はまだまだ過渡期と言えます

  • 購入


    著者の講演会に行ったので、文庫でたしなんとなく買ってみた本です。
    実際この法則がめちゃめちゃ使えるかって言われるとそうでもない気がするんですが、種類もさまざま、数も膨大(3000人以上)な企業の社長の話を聞いてきた著者の視野の広さが伺えました。
    無駄のないシンプルな考え方も好きです。
    面白い小話や自分の体験談も交えてあり、ビジネス書としてはとても読みやすいので、就職活動以前に呼んでおくといいと思います。
    特に投資家やファンドマネージャーになりたい人は読んでて面白いかと。
    ファンドマネージャーとしては有名で、カリスマ的存在らしいです。

  • 読み終わったけどいまいちためになったのかな?内容がほとんど覚えてません。とりあえず勢いのある、風通しの良さそうな会社がいいってことですね。

  • 伝説のファンドマネージャーと呼ばれた著者が数々の会社を訪問し、得た法則について報告する。株価や財務諸表の分析をしなくても社風や習慣から会社の本質を見極めるヒントが満載。

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著者プロフィール

投資家、レオス・キャピタルワークス株式会社代表取締役会長兼社長 最高投資責任者。1966年富山県生まれ。国内・外資大手投資運用会社でファンドマネージャーを歴任後、2003年に独立しレオス・キャピタルワークス株式会社を創業。特に中小型株および成長株の運用経験が長い。一般社団法人投資信託協会理事。著書に『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(星海社)『14歳の自分に伝えたい「お金の話」』など多数。「お金」や「投資」を通して、株式会社や日本社会、世界経済のあるべき姿を模索し続けている。投資教育にも注力しており、東京理科大学上席特任教授、早稲田大学政治経済学部非常勤講師、叡啓大学客員教授も務める。2022年4月付けで小学生のレウォン社長が起業した株式会社polarewonにて、取締役チーフニコニコオフィサーに就任。

「2023年 『投資家がパパとママに伝えたい たいせつなお金のはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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